
■2025.05.24 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』

…
若狭アナ:
「ピッチングの状態はどうですか?」と言うと、
高橋宏斗:
少し良くなる兆しが出てきました。
と。
「その兆しというのは、試合中に感じるものですか?練習中に感じるものですか?」と、
高橋宏斗:
練習中です。
練習で感じないものは試合でも感じないので。
と。
「何を感じたんですか?」と、
高橋宏斗:
僕はよく「シュート回転が課題」だと言われるピッチャーなんですが、
シュート回転にも強いシュート回転と弱いシュート回転があります。
強いシュート回転は吹き上がるような軌道で、
バッターを詰まらせることができますが、
弱いシュート回転は少し垂れて、
少し落ちて弱まってバッターに捉えられるんです。
と。
へぇ~!
ついつい私みたいな素人は「シュート回転が良くないね」なんて、
テレビ中継見ててもシュート回転って分かりやすいから、
「シュート回転、良くないね」なんて言ってしまうんですけども、
シュート回転にも強い、弱いがあると。
宏斗投手は「強いシュート回転を投げている現役ピッチャーっているんですか?」と、
高橋宏斗:
西武の今井さんですね。
きっと今井さんはシュート回転自体をダメだとは思っていないはずです。
と。
「はぁ~!シュート回転がダメダメだと言うけど、そうじゃないんですね?」、
高橋宏斗:
そうです。
しかもデータに出にくいんです、このシュート回転の強い、弱いは。
シュート成分っていう言葉があるんですね、
どれだけシュートしているか。
強い、弱いじゃなくて、シュートしてるかどうか。
このシュート成分とか、回転数とか、
基本的にピッチャーの手を離れたタイミングで計測するので、
バッターの手元がどうなってるかは分かりにくいんです。
僕の数字自体は去年と今年、
全くと言っていいほど変わっていないんですから。
と。
ほう、あっ、そうなんだ、
つまり手を離れたタイミングでは、
今年ちょっとね高橋宏斗投手というのは勝ち星には恵まれてません。
去年は最優秀防御率を取ったピッチャーですが、
手元を離れたタイミングでは今年、特別シュートしているというわけではないということなんです。
大事なのはバッターの手元で吹き上がるような軌道を描いているのか、垂れてるのか、
シュート回転の質の問題だと言うんですね。
練習中にその強いシュート回転が出てきたということなんですが、
具体的にはキャッチボールで出てきた。
「その強い弱いの分かれ目っていうのは、どういう投げ方だったら、どうなるのかをもっと具体的に教えてくれませんか?」
高橋宏斗:
上半身と下半身の連動性の問題。
上半身が投げたい、投げたい、
でも下半身がついてきてない。
ただし、下半身が行きたい、行きたい、
でも上半身が遅れている。
こういう場合は体が開いたり、突っ込んだりして、
弱いシュート回転になる。
でも上下がバチッと合うと強い球になります。
と。
「何を意識すると上と下がはまるんですか?」、
高橋宏斗:
上と下のつなぎ目です。
腹筋、背筋、腰回り、
この体幹を意識して丁寧にキャッチボールを繰り返すことで、
数字には出にくいバッターの手元の強さ、
強いシュート回転を磨くことができるんです。
と。
凄く技術、細かいテクニカルな部分を全て言語化してくれて伝えてくれました。
ぜひね、バッターの手元で詰まらせるような吹き上がるようなシュート回転を描いて投げてほしいと思います。
で、この話を聞いたあとのピッチングが、
5月17日、土曜日の巨人・中日、7回戦、
7回1点、あの自らの悪送球で1点を取られた、
あの同級生の中山礼都選手に打たれたというあの日に繋がるんですが、
あの日も結局、7回1失点ですから非常に良いピッチング、
このところ全部、7回を投げていて、
1点とか2点で抑えていているということなので、
高橋宏斗投手の実感と実際の試合の結果というのがリンクしてきている。
勝ち負けというのはなかなかリンクしていないんですけども、
内容自体は良くなってきているなという気がしましたね。
そんな高橋宏斗投手なんですが、
ちょっとこれは余談ですけれども、
この前ね、
私が細川選手に直接、話を聞いた今週水曜日にナゴヤ球場に行くと、
残留組で練習をしていて、
2軍の投内連携、サードに森選手、ショートに中村選手、セカンドで星野選手が入って、
キャッチャーが日渡選手で、
ピッチャーも福田投手とか、菊田投手もいたかな?
そういう2軍の選手の投内連携の練習に、
もうエースですよ、もう1軍のもう別格の高橋投手が、
そこの投内連携に入って、ちゃんとセカンド送球を練習してました。
これは当たり前といえば当たり前かもしれませんが、
前回のミスをきっちり払拭して、
次に生かそうとしてるんだなという気がいたしました。
『若狭敬一のスポ音』

明日12時20分からの「スポ音」コラムは「エースと忍者に気になることを聞いてみた」と題してお送りします。高橋宏投手と田中選手の注目ポイントが増えると思います!また、私のYouTube動画の話題からリスナーさんへのお願いも。ぜひ、お聞きください!
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) May 23, 2025
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若狭アナ:
「ピッチングの状態はどうですか?」と言うと、
高橋宏斗:
少し良くなる兆しが出てきました。
と。
「その兆しというのは、試合中に感じるものですか?練習中に感じるものですか?」と、
高橋宏斗:
練習中です。
練習で感じないものは試合でも感じないので。
と。
「何を感じたんですか?」と、
高橋宏斗:
僕はよく「シュート回転が課題」だと言われるピッチャーなんですが、
シュート回転にも強いシュート回転と弱いシュート回転があります。
強いシュート回転は吹き上がるような軌道で、
バッターを詰まらせることができますが、
弱いシュート回転は少し垂れて、
少し落ちて弱まってバッターに捉えられるんです。
と。
へぇ~!
ついつい私みたいな素人は「シュート回転が良くないね」なんて、
テレビ中継見ててもシュート回転って分かりやすいから、
「シュート回転、良くないね」なんて言ってしまうんですけども、
シュート回転にも強い、弱いがあると。
宏斗投手は「強いシュート回転を投げている現役ピッチャーっているんですか?」と、
高橋宏斗:
西武の今井さんですね。
きっと今井さんはシュート回転自体をダメだとは思っていないはずです。
と。
「はぁ~!シュート回転がダメダメだと言うけど、そうじゃないんですね?」、
高橋宏斗:
そうです。
しかもデータに出にくいんです、このシュート回転の強い、弱いは。
シュート成分っていう言葉があるんですね、
どれだけシュートしているか。
強い、弱いじゃなくて、シュートしてるかどうか。
このシュート成分とか、回転数とか、
基本的にピッチャーの手を離れたタイミングで計測するので、
バッターの手元がどうなってるかは分かりにくいんです。
僕の数字自体は去年と今年、
全くと言っていいほど変わっていないんですから。
と。
ほう、あっ、そうなんだ、
つまり手を離れたタイミングでは、
今年ちょっとね高橋宏斗投手というのは勝ち星には恵まれてません。
去年は最優秀防御率を取ったピッチャーですが、
手元を離れたタイミングでは今年、特別シュートしているというわけではないということなんです。
大事なのはバッターの手元で吹き上がるような軌道を描いているのか、垂れてるのか、
シュート回転の質の問題だと言うんですね。
練習中にその強いシュート回転が出てきたということなんですが、
具体的にはキャッチボールで出てきた。
「その強い弱いの分かれ目っていうのは、どういう投げ方だったら、どうなるのかをもっと具体的に教えてくれませんか?」
高橋宏斗:
上半身と下半身の連動性の問題。
上半身が投げたい、投げたい、
でも下半身がついてきてない。
ただし、下半身が行きたい、行きたい、
でも上半身が遅れている。
こういう場合は体が開いたり、突っ込んだりして、
弱いシュート回転になる。
でも上下がバチッと合うと強い球になります。
と。
「何を意識すると上と下がはまるんですか?」、
高橋宏斗:
上と下のつなぎ目です。
腹筋、背筋、腰回り、
この体幹を意識して丁寧にキャッチボールを繰り返すことで、
数字には出にくいバッターの手元の強さ、
強いシュート回転を磨くことができるんです。
と。
凄く技術、細かいテクニカルな部分を全て言語化してくれて伝えてくれました。
ぜひね、バッターの手元で詰まらせるような吹き上がるようなシュート回転を描いて投げてほしいと思います。
で、この話を聞いたあとのピッチングが、
5月17日、土曜日の巨人・中日、7回戦、
7回1点、あの自らの悪送球で1点を取られた、
あの同級生の中山礼都選手に打たれたというあの日に繋がるんですが、
あの日も結局、7回1失点ですから非常に良いピッチング、
このところ全部、7回を投げていて、
1点とか2点で抑えていているということなので、
高橋宏斗投手の実感と実際の試合の結果というのがリンクしてきている。
勝ち負けというのはなかなかリンクしていないんですけども、
内容自体は良くなってきているなという気がしましたね。
そんな高橋宏斗投手なんですが、
ちょっとこれは余談ですけれども、
この前ね、
私が細川選手に直接、話を聞いた今週水曜日にナゴヤ球場に行くと、
残留組で練習をしていて、
2軍の投内連携、サードに森選手、ショートに中村選手、セカンドで星野選手が入って、
キャッチャーが日渡選手で、
ピッチャーも福田投手とか、菊田投手もいたかな?
そういう2軍の選手の投内連携の練習に、
もうエースですよ、もう1軍のもう別格の高橋投手が、
そこの投内連携に入って、ちゃんとセカンド送球を練習してました。
これは当たり前といえば当たり前かもしれませんが、
前回のミスをきっちり払拭して、
次に生かそうとしてるんだなという気がいたしました。
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中日・井上一樹監督、高橋宏斗について語る
高橋宏斗投手が語りました。