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中日・木下拓哉捕手がわざとパスボール、悪送球をしようとまで考えた日 伊東勤ヘッドコーチに2年間で初めて褒められた日

大野-木下バッテリー

■2020.12.05 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』
中日・木下拓哉捕手がわざとパスボール、悪送球をしようとまで考えた日 伊東勤ヘッドコーチに2年間で初めて褒められた日



若狭アナ:
今日のお便りのテーマは「忘れられない夜」です。

先日、中日ドラゴンズの木下拓哉選手にインタビューする機会がありました。

今年は88試合に出場して、

昨日、2回目の契約更改交渉に臨み、

年俸倍増のおよそ2400万円でサインして、

本当に大活躍だった木下拓哉選手に

「今年、1番記憶に残る試合はどの試合でしたか?」と尋ねました。

すると、

 木下拓哉:
 11月5日(木)、ナゴヤドームの中日-DeNA、24回戦。


と答えました。

結局、この試合は2-0で中日が勝ちました。

8番キャッチャー、スタメン出場の木下拓哉選手。

なぜ、この試合が記憶に残っているか。

 木下拓哉:
 前日、寝られなかったから。

なぜか?

2つ大きなことがかかっていたんです。

1つ、この試合に勝つと中日が8年ぶりにAクラスを確定する。

もう1つ、先発する大野雄大投手の最優秀防御率のタイトルがかかっている。

キャッチャーからするとですね、

とにかく先発の大野さんを0点で、無失点で終わらさなければいけない。

そして、それを優先すれば勝利もついてくる。

だからとにかく明日は大野雄大さんを0点でリードしなければいけない。

前日からDeNA打線のデータ見まくり、読みまくり、覚えまくり、

ありとあらゆる場面を想定していたらもう寝られない。

浅い眠りのまま翌日を迎える。

練習をする。

とにかく今日は0点、0点、0点。

究極、ここまで考えたそうです。

 木下拓哉:
 味方が4点、5点、6点、

 ある程度リードを保っていたら、

 ランナー3塁になったケースでパスボールをしよう。


防御率というのは自責点が問題ですから、

大野さんが打たれて失った点というのが防御率に響きます。

パスボール、チャッチャーがよくピッチャーが投げたボールをミットに当てて、

ああ捕れませんでした3塁ランナーホームインというシーンがあります。

これはキャッチャーの責任ですから自責点にはならないので、わざとバスボールをしようと。

もう1個考えたそうです。

 木下拓哉:
 1,3塁になって、

 1塁ランナーが盗塁を仕掛けた場合、
 
 自分の盗塁阻止率が悪くなろうが、どうしようが、

 2塁に悪送球を放ろう。

 すると3塁ランナーがホームイン。

 これは大野さんの自責にはならないので、大丈夫。


究極、そこまで考えた。

そして上司に許可を取りに行ったそうです。

中村武志コーチに話を聞くと

 中村武志コーチ:
 俺は良いと思うが、

 伊東ヘッドにも話をしよう。


伊東勤ヘッドコーチのところに行きました。

すると、 
  
 伊東勤ヘッドコーチ:
 木下、よくそこまで考えたな。

 分かった。


と言ってくれたそうです。

これは「やれ」とは言っていないけども、

もしやった場合に「認める」ということだと捉えて試合に臨んだそうです。

結局ですね、大野雄大投手の凄いのは、その日7回無失点で勝利投手。

しかも3塁にランナーを進めていないという(笑)

3塁ベースを踏ませない好投だった。

7回で代わった時に木下拓哉選手はどっと肩の荷が下りて、

スコアボードを見ると、

2-0で2点リードしていたんですが、

本人の言葉を借りると、

 木下拓哉:
 いやぁ若狭さん、

 あの時、僕、ナゴヤドームのスコアボード、
 
 17-0に見えました。


もうそれだけ、「よし!よし!まず1つ大きな仕事をした」ということで安心したそうです。

結局、その後、又吉投手、祖父江投手と完封リレーで2-0で勝利をした。

 木下拓哉:
 あの日ほど嬉しかった勝利はない。

 あれだけ考えて、

 あれだけ色々な場面を想定して、

 何とか勝利に導いて勝ってよかったという、

 忘れられない試合になった。

試合後、1人でシャワーを浴びていた時、

 伊東勤ヘッドコーチ: 
 おい!

 木下、ちょっとこっち来い!

と呼ばれたそうです。

 伊東勤ヘッドコーチ:
 今日はよく頑張った。

 素晴らしいリードだった。

 本当に勝利に貢献してくれてありがとう。

この2年間、1度も褒められたことがなかった伊東ヘッドに、

その日シャワーを浴びながら褒められた。

本当にキャッチャー冥利に尽きる。

今シーズン、忘れられない夜になったそうです。
 
いやぁプロ野球のキャッチャー、大変ですね。






中日・木下拓哉捕手、他の選手達から『契約保留』をいじられまくっていた


中日・木下拓哉捕手「打率.267だったら、もう少しホームランが欲しかったなと思います」


エースを支えるキャッチャーとして、極限のプレッシャーの中で戦っていたようです。

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