元中日スカウト・米村明さんが「阪神のスカウトは凄い」と語ったこと

■2025.06.17 スポーツナビ

「阪神のスカウトは凄い」成長が想像できなかった下位指名選手とは？　元中日チーフスカウトが明かす秘話


活躍に驚いた阪神・村上と中野
　村上頌樹（2020年5位／東洋大）は智辯学園でセンバツに優勝した頃からコントロールが良いピッチャーだなという印象を持っていた。だが大学では肘を壊して最終学年は秋に1試合しか投げていなかった。そんな肘に不安ある状態だからどこも指名を見送っていたと思う。

　村上もフォームが良くてコントロールが良いピッチャーだったから、プロで体ができたことで決して大きくない体から150キロを投げるようなピッチャーになった。

　それにしてもあの状態の村上を阪神もよく指名したと思う。

　村上と同じ年の阪神6位、中野拓夢は地元の三菱自動車岡崎の選手だったから中日でも名前は挙がっていた。担当スカウトの清水昭信から「誰もいなかったら獲ってくださいよ」と言われていたから私の頭の中にも名前はあった。でも体のサイズは172センチで体重は60キロ台でいかにも線が細い。プロでレギュラーを張る選手になれるかと言われると疑問符が付いた。

　今の中野の活躍ぶりを見れば阪神のスカウトは凄いなと思う。私は将来レギュラーを獲る、凄い選手になるというのはちょっと想像ができなかったから。

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元中日スカウト・米村明さん「今年は怪我で戦線離脱しているが打線の中心を担う存在になりつつある。あのとき余計なことを言わなくて良かった」　福永裕基のドラフト7位指名について語る

元中日スカウト・米村明さん「この3位と4位の指名は順番で迷ったようだ。森を担当していた小山は『4位でも大丈夫』ということで、確実に石伊を獲るために3位で指名しようという話しもあった。だが井上監督は…」

米村明さんが語りました。

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