「2025年はたぶん大丈夫やと思うで」「だから言ったやろ」　引退も頭によぎっていた中日・大野雄大へ「強気」な言葉をかけていたのが…

■2025.09.14 サンデードラゴンズ



…

『吉見一起×大野雄大 沢村賞左腕 復活の要因は？』

吉見：
ここまでのピッチングを振り返ってどうですか？

大野雄大：
まぁ開幕前に、ここまでのピッチング、

成績を残せるとは正直思ってなかったです。

─そう思わせたのは去年までの2年間の成績。2023年に受けた左肘の手術の影響もあり、
これまで8度クリアしてきた規定投球回に届かず、あの2文字が頭をよぎった。

吉見：
引退というのを考えましたか？

大野雄大：
思いっきり考えてましたね。

もうよぎってもいましたし、

まぁ終わっていく選手の感じだったんで、


複数年契約してもらいながら最後の2年間は全然働けなかったですし、

もう常にちらついてました。

吉見：
大野投手って家族と凄く仲いいなという印象があって、

必ず見に来てますよね、お子さんと奥さんが？

大野雄大：
そうですね。

吉見：
家族にも相談をしたんですか？

大野雄大：
ずっと弱気な発言はしてましたね、家の中で。

「あとどんだけやれるかな？」みたいな、

「こんだけできたらいいな」とか、

まぁ、そんな何年も先の話やなくて、

もう近い話ですよね。

1年、2年とかの話で「やれるかな？」とかいう話をしてたんですけど、

でも妻が意外と、

まぁ強気と言いますか、

なんか「いやいや、たぶん、まだ全然できんで」みたいな感じでいつも言ってたんですよね。


まぁ、肘を手術して復帰まで長かったんで、

投げられない時期があって23年シーズンは終えて、

で、まぁ24年が全然ダメだったんですけど、

それでも「まぁ去年ほとんど投げてへんし、そんなもんちゃうの」みたいな、

適当に言ってるわけじゃなくて、なんか大野雄大を分析してるみたいな（笑）

なので「25年はたぶん大丈夫やと思うで」みたいな感じで言ってくれていたんで、

で、まぁ今年もこうやって投げられてる姿見て「だから言ったやろ」みたいに言うてますけど（笑）

「ほんまかい」なと思いながら、僕は（笑）