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中日・中田翔が「もったいない。宝の持ち腐れだよ」と語っていたこと

中田翔

■2024.02.22 中日スポーツ


■2024.02.22 中日スポーツ

中田「飛ばす力すごい 宝の持ち腐れ」伸び悩む“ロマン砲”中日・鵜飼 スライダーと左投手どう克服するか
中日・中田翔が「もったいない。宝の持ち腐れだよ」と語っていたこと

 誰が見てもほれぼれするロマン砲。そのパワーは、通算303発の中田をも魅了した。

 「鵜飼くんの飛ばす力はすごいよね」。だが、こう続く。「もったいない。宝の持ち腐れだよ」。壮大なるロマンの前に、もろさの大河が横たわっていることは、ファンでも知っている。本塁打は菊地の142キロ、2点打はドラフト2位・大谷(日本海L富山)の150キロ。いずれも右腕のストレートだった。鵜飼の宝が持ち腐れとなっている大きな要因は、逃げていくスライダーにバットが止まらないこと。そして左投手を打てないこと(昨季40打数2安打)だ。

 強く振れる。当たれば誰よりも飛ぶ。鵜飼にとってバット選びや打ち方よりも大切なのは、いかにタイミングを崩されないかということだ。

 「右股関節に100%の力をためたい。そこがしっかり入れば間(ま)もできる。(相手が)振らせにくるのはわかっています。1球でとらえる確率を上げて、ポイントで変化球を見逃せられれば最高です

 伸び悩むロマン砲は、中田にも助言を求めた。するとこう言われたそうだ。

 「ホームランは狙わなくていい。振っていく中で角度さえつけば入るんだから。オレも狙ったことはあるけど、それでいい打席になったことはあまりない

 打撃練習で自分より飛ばす打者を、久々に見たのかもしれない。しかし、打たせてくれる練習と崩しにかかる試合は全く違う。試合で打てた人間だけが何億もの大金を稼ぐ世界だ。それでも鵜飼は間違いなく「宝」、つまり可能性を秘めている。そんなロマン砲が1軍に生き残るための唯一の道。それはこの日の弾道の先につながっているはずだ。

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