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元中日スカウト・中田宗男さん「縁が無かった『幻の1位』が18年後にやってくる。私にとっては非常に感慨深いトレード成立です」

涌井秀章

■2022.12.09 中日スポーツ



■2022.12.09 中日スポーツ

「高校生はいらない」オレ流ドラフトの2004年、幻の中日1位指名だった投手の今
元中日スカウト・中田宗男さん「縁が無かった『幻の1位』が18年後にやってくる。私にとっては非常に感慨深いトレード成立です」

◇中田宗男の「スカウト虚々実々」



 当時は「自由獲得枠」という名称で、逆指名制度が残っていました。最大2枠で対象は大学生と社会人。1枠使えば次は2巡目、2枠使えば次は4巡目、使わなかった球団は1、3巡目を指名できるシステムでした。つまり高校生のトップが欲しければ、枠を使えませんが、競合のリスクもあります。相思相愛になれれば確実に即戦力を2人獲得できるわけですから、5球団が2枠を使いました。中日は中田賢一(北九州市大)と相思相愛。それも枠を使わずに「中日にしか行きません」と言ってくれるほどの蜜月でした。

 なぜそうした関係を築けたかはまたの機会に書きますが、なぜ枠を使わなかったのかは他に意中の選手がいたからです。それが涌井秀章(横浜高)でした。高校生ではダルビッシュ有(東北高)と双璧と言われ、私も迷いましたが涌井を選んだのは、競合と故障のリスクを考えたからでした。下級生のころから活躍していましたが、3年春に急激に成長しました。球持ちの良さ、下半身をうまく使うフォーム。外角低めにきっちり投げきる姿は、まさに精密機械。何よりも単独入札を見込める。そのために中田に無理を言い、1巡目で勝負する態勢を整えたわけです。

 ところが、落合監督の答えはNOでした。「いいのはわかるけど、今年は高校生はいらない。大学生か社会人でいってくれ」。こう要望されたのを覚えています。現場を預かる監督としての言い分はわかります。運良くリーグ優勝はできたからこそ、来年が心配だったのでしょう。連覇の難しさは、球団史が証明しています。秋も深まった頃、新たな即戦力探しに動きだしました。といっても、主要選手は他球団と相思相愛が成立済み。白羽の矢を立てたのが樋口龍美(JR九州)でした。西武が先にラブコールを送っていましたが、本人がセ・リーグ志向だった上に、亡母が中日ファン。逆転に成功したのです。

 奪われた西武は自由枠を断念し、涌井を単独指名。入団してからの涌井は、私が思い描いていた通りの投手になってくれました。縁が無かった「幻の1位」が18年後にやってくる。私にとっては非常に感慨深いトレード成立です。

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