■2024.02.14 デイリースポーツ
中日・根尾昂 6年目を迎えた“甲子園のスター”の現在地「他の選手以上に注目してもらっている」 昨季はスルリと逃げたプロ初勝利からの飛躍を目指して
「ピッチャー陣の層は厚いですし、割り込んでいく気持ちと準備をしてきているので、あとはやるだけ」。目下の目標は、プロ初勝利。昨年はあと一歩のところで逃した。
投手一本で臨んだ昨季、初登板だった9月18日の広島戦で6回2/3を4安打4失点(自責0)。四回1死まで無安打投球を演じていたが、6点リードの七回に暗転した。1死一塁から堂林の遊ゴロで、併殺を狙った遊撃・カリステの送球を二塁・福永が落球。安打と内野ゴロで1点を返され、四球で2死満塁にしたところで降板した。後を受けた4人の救援陣もあと1死を奪えず、失策も絡み同点に。まさかの“悲劇”で、その手につかみかけていたプロ初勝利はスルリとこぼれ落ちた。
「もちろん勝ちたかったですけど…」と振り返ったが、「取り返せないので」ときっぱり。「早く上のローテーションに食い込んで、1試合目、絶対に勝ってというところですね。最終的には、5勝、10勝としたいですけど、まずは目の前の1勝を早く取れるように」。今度こそ、自らの手で白星をつかみにいく覚悟だ。
自身に向けられる特別な視線は理解している。
「注目してもらってますし、応援していただいている。それが他の選手以上に、というのは感じるので。応えないといけないなと思っています」
遊撃一本を直訴してプロの世界へ飛び込み、今季が6年目となる。今も変わらぬりりしい表情。輝く瞳で、未来を見据えた。(デイリースポーツ・間宮涼)
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