■2024.01.12 Number Web
立浪和義が吐露していた「現場と外はちゃうんや…」あの天才が中日監督でなぜ苦悩? PL学園の盟友が明かす「タツが苦しんでるのは…」(柳川悠二)#プロ野球 #NPB #dragons #中日ドラゴンズ #立浪和義 #落合博満 #PL学園 #NumberWeb https://t.co/aa0O2P586a
— Number編集部 (@numberweb) January 12, 2024
■2024.01.12 Number Web
立浪和義が吐露していた「現場と外はちゃうんや…」あの天才が中日監督でなぜ苦悩? PL学園の盟友が明かす「タツが苦しんでるのは…」
根尾昂らの育成「狭間でタツも戦っている」
名前の挙がった根尾は、現役時代に遊撃手だった立浪のいわば後継者として入団した。だが、入団1年目の根尾の守備を見た野村の目にはショートが適正ポジションとは思えなかった。
「2019年のフレッシュオールスターで、根尾と広島の小園(海斗)が同時にショートでノックを受けていた。ふたりを見比べた時に、守備範囲やスローイングの面で、根尾にショートは無理ではないかと感じたんです。ピッチャーだった自分ですらそう思うんだから、ショートが本職だったタツも感じていたのではないでしょうか。内外野できるという触れ込みでドラフト1位入団したわけですが、外野の守備にも不安がある。マウンドに上がれば、150キロを超えるストレートを投げるんだから、根尾には投手しかないと結論づけたのかもしれない。根尾が1年でも長くプロで活躍するための配置転換だったと思いますし、しっかり話し合った上での結論だと思います」
ようやく投手らしくなってきた――根尾に対する評価を立浪が口にしたのは2023年の春先だ。
「耕して、肥料を撒いて、種を植えて、水を撒いて……ようやく芽が出てきた選手もいれば、なかなか出てこない選手もいる。その狭間でタツも戦っていますよね」
聞いた本音「現場と外はちゃうんや」
2022年シーズンに大きな飛躍を遂げたのが、2020年にドラフト1位で入団した髙橋宏斗だ。開幕からローテーションの一角を担い、7月の広島戦ではノーヒットノーラン寸前の快投を見せた。立浪は登板間隔や球数に気を遣いながらこの若手右腕を起用していたが、打線の援護に恵まれないこともあって6勝7敗の成績に終わった。その後、WBCに臨む侍ジャパンの一員に選出されたのは誰もが知るところだろう。
「オールスターの前にタツと話をした時、『もっと投げさせたいけど、投げさせるわけにはいかんのや』と愚痴っていましたね。評論家の頃は、ロッテの佐々木朗希にしても、ヤクルトの奥川恭伸にしても、『もっと投げさせた方がいい』というのがタツと僕の考えだった。だけど、いざ監督になると、『壊すわけにはいかんのや。現場と外はちゃうんや』と」
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当時のことについて明かしました。