■2022.01.14 東海ラジオ
『大澤広樹のドラゴンズステーション』
…
お便り「Q.大塚コーチが会見で『信頼関係を築いて本音で言ってもらいたい』と話したようですが、井端さん、コーチに本音で言えるものなんですか?井端さんがコーチの時に気をつけていたことはありますか?」
井端:
コーチには余計なことは言わないってことですよ、選手の時は。
「大丈夫、頑張ります!」しか言っていないですよ。
なんか万が一ですよ、「ちょっと、ここが痛いな」とかなんか言っていたら、
「アイツ、ここが痛いですよ」みたいな感じで言うかもしれないじゃないですか。
監督とコーチしかいない部屋とかで、そういうのもあるのかなと思ったりとか、
あまり余計な時は喋らないみたいな感じにはしてましたね。
大澤アナ:
ある意味、プロとしてその本音の部分を言わないというところですか?
井端:
はい。
そうですね。
だから聞かれたことに対しては答えるんですけど、
当たり障りのない感じですよね(笑)
大澤アナ:
全然、本音じゃないというね(笑)
井端:
ええ。
だから、その辺は怖さはあると思いますよ、本音の。
どういう感じで聞いているのかっていうのは聞く側は本音ではないじゃないですか?
「状態は? いいよ、隠さずに言ってくれれば?」、
誰かが落とそうと言ってるかもしれないわけじゃないですか(笑)
大澤アナ:
そうだ、そうだ(笑)
ちょっとでもなんかマイナスな情報を言ったら(笑)
井端:
本音で言ったら、
「今から1人ここから落ちないといけないけど、誰かどこか肘でも張っているやついるか?」とか。
大澤アナ:
「誰かケガ人はいないか?」って(笑)
井端:
探してる段階で本音はないじゃないですか。
大澤アナ:
(笑)
選手のほうは落ちたくないわけですよね。
井端:
そうですね。
だから「ちょっと本音を言ってくれ」みたいなのは本音を言わないほうがいいのかなと思いますよね(笑)
大澤アナ:
ただ、コーチとしてはね、
井端さんも、もちろんコーチの経験があるわけですから、
言わせるより見るほうが大事ですかね?
井端:
そうです。
ずっとこういうところ、さっきも言ったケガなんかというのは、
毎日、真剣に見ておけば、ちょっとの動きのおかしさ、変化というのは分かるので、
そこで呼んで「お前、なんかおかしいな?」というところは僕がコーチをやっている時は言いましたよね。
大澤アナ:
だって井端さんがコーチとして呼んだとしても、
そこでまた選手がじゃあ本音でいうかどうかは別の話ですからね。
井端:
僕がもうそこでストップかけます、勝手に。
大澤アナ:
なるほど。
井端:
「いやもういいよ、試合に集中してくれ」って、
最初に言ったですもん。
「試合に出れない痛みだったら『もう俺じゃないのいってくれ』って言って」、
「だけど試合に出れるけど練習で痛い痛みなんていったら、こちらは見ていて分かるから、俺がストップと言ったら、それ以上『まだお願いします』というのは一切なしね」というのは言いましたので。
大澤アナ:
もう練習、これ以上やらなくていいからと?
井端:
そうです。
「試合に集中してくれ」と。
キャンプでも「明日できない、痛いからもう午前中で…。また向こうへ行っても練習やらないといけない…」となったら、
「ちょっと特守やってきます」と言って「サブグラウンド行きましょう」でいいと、
僕は抜く時間をというか休む時間を与えましたよね。
大澤アナ:
なるほど。
見るのが大事と?
井端:
はい。
その選手のマックスの良い動きをというのは常に見て、
それより「ん?」と思ったら「張ってるのかな?」、
何日か前にさかのぼってみたりだとかしてみたり、
トレーナーにちょっと聞いてみて「マッサージ来ている?」「来てます」、
「どう?」って聞いてみて「じゃあ休ませようかな」という。
大澤アナ:
なるほど。
井端:
やっぱり、そこのところの気持ちもそこで萎えてきますので、
体が動かない、気持ちも、「また1回リフレッシュで」って。
だけど若い選手に、吉川大幾というドラゴンズにいた選手に、
あえてちょっと怒り気味に言って、
「もういい!タクシーに乗って帰れ!」って言って(笑)
午前中で帰らせるというのはやりましたよね。
大澤アナ:
演技としてね?
井端:
だけど、こっちは本当に帰ってほしいので、
ケガされても嫌だし、
でもなんか帰って、のほほんとするよりかは、ちょっと考えて。
大澤アナ:
ピリッとした気持ちを持たせながら休ませると?
井端:
そうですね。
というのはよくやりましたので。
だけど、そういうのはできる落合英二さんとかは見られる方なんで、
愛のあるムチは打つんじゃないかと思いますけどね。
『大澤広樹のドラゴンズステーション』
『大澤広樹のドラゴンズステーション』、きょうは今年初・井端弘和さんとおおくりします!#東海ラジオ #ドラゴンズ #ガッツナイター #ドラステ #ドラゴンズステーション pic.twitter.com/e6MR6Et1hb
— 大澤広樹(東海ラジオアナウンサー) (@osawahiroki) January 14, 2022
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お便り「Q.大塚コーチが会見で『信頼関係を築いて本音で言ってもらいたい』と話したようですが、井端さん、コーチに本音で言えるものなんですか?井端さんがコーチの時に気をつけていたことはありますか?」
井端:
コーチには余計なことは言わないってことですよ、選手の時は。
「大丈夫、頑張ります!」しか言っていないですよ。
なんか万が一ですよ、「ちょっと、ここが痛いな」とかなんか言っていたら、
「アイツ、ここが痛いですよ」みたいな感じで言うかもしれないじゃないですか。
監督とコーチしかいない部屋とかで、そういうのもあるのかなと思ったりとか、
あまり余計な時は喋らないみたいな感じにはしてましたね。
大澤アナ:
ある意味、プロとしてその本音の部分を言わないというところですか?
井端:
はい。
そうですね。
だから聞かれたことに対しては答えるんですけど、
当たり障りのない感じですよね(笑)
大澤アナ:
全然、本音じゃないというね(笑)
井端:
ええ。
だから、その辺は怖さはあると思いますよ、本音の。
どういう感じで聞いているのかっていうのは聞く側は本音ではないじゃないですか?
「状態は? いいよ、隠さずに言ってくれれば?」、
誰かが落とそうと言ってるかもしれないわけじゃないですか(笑)
大澤アナ:
そうだ、そうだ(笑)
ちょっとでもなんかマイナスな情報を言ったら(笑)
井端:
本音で言ったら、
「今から1人ここから落ちないといけないけど、誰かどこか肘でも張っているやついるか?」とか。
大澤アナ:
「誰かケガ人はいないか?」って(笑)
井端:
探してる段階で本音はないじゃないですか。
大澤アナ:
(笑)
選手のほうは落ちたくないわけですよね。
井端:
そうですね。
だから「ちょっと本音を言ってくれ」みたいなのは本音を言わないほうがいいのかなと思いますよね(笑)
大澤アナ:
ただ、コーチとしてはね、
井端さんも、もちろんコーチの経験があるわけですから、
言わせるより見るほうが大事ですかね?
井端:
そうです。
ずっとこういうところ、さっきも言ったケガなんかというのは、
毎日、真剣に見ておけば、ちょっとの動きのおかしさ、変化というのは分かるので、
そこで呼んで「お前、なんかおかしいな?」というところは僕がコーチをやっている時は言いましたよね。
大澤アナ:
だって井端さんがコーチとして呼んだとしても、
そこでまた選手がじゃあ本音でいうかどうかは別の話ですからね。
井端:
僕がもうそこでストップかけます、勝手に。
大澤アナ:
なるほど。
井端:
「いやもういいよ、試合に集中してくれ」って、
最初に言ったですもん。
「試合に出れない痛みだったら『もう俺じゃないのいってくれ』って言って」、
「だけど試合に出れるけど練習で痛い痛みなんていったら、こちらは見ていて分かるから、俺がストップと言ったら、それ以上『まだお願いします』というのは一切なしね」というのは言いましたので。
大澤アナ:
もう練習、これ以上やらなくていいからと?
井端:
そうです。
「試合に集中してくれ」と。
キャンプでも「明日できない、痛いからもう午前中で…。また向こうへ行っても練習やらないといけない…」となったら、
「ちょっと特守やってきます」と言って「サブグラウンド行きましょう」でいいと、
僕は抜く時間をというか休む時間を与えましたよね。
大澤アナ:
なるほど。
見るのが大事と?
井端:
はい。
その選手のマックスの良い動きをというのは常に見て、
それより「ん?」と思ったら「張ってるのかな?」、
何日か前にさかのぼってみたりだとかしてみたり、
トレーナーにちょっと聞いてみて「マッサージ来ている?」「来てます」、
「どう?」って聞いてみて「じゃあ休ませようかな」という。
大澤アナ:
なるほど。
井端:
やっぱり、そこのところの気持ちもそこで萎えてきますので、
体が動かない、気持ちも、「また1回リフレッシュで」って。
だけど若い選手に、吉川大幾というドラゴンズにいた選手に、
あえてちょっと怒り気味に言って、
「もういい!タクシーに乗って帰れ!」って言って(笑)
午前中で帰らせるというのはやりましたよね。
大澤アナ:
演技としてね?
井端:
だけど、こっちは本当に帰ってほしいので、
ケガされても嫌だし、
でもなんか帰って、のほほんとするよりかは、ちょっと考えて。
大澤アナ:
ピリッとした気持ちを持たせながら休ませると?
井端:
そうですね。
というのはよくやりましたので。
だけど、そういうのはできる落合英二さんとかは見られる方なんで、
愛のあるムチは打つんじゃないかと思いますけどね。
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