■2023.11.05 中日スポーツ
日本Sの魔物を飼いならした男…計20戦無失点で現役終えた岩瀬仁紀さん 驚異の記録は「無責任の境地」から#岩瀬仁紀 #日本シリーズ https://t.co/Bd2TKibiWG
— 中日スポーツ (@chuspo) November 5, 2023
■2023.11.05 中日スポーツ
日本Sの魔物を飼いならした男…計20戦無失点で現役終えた岩瀬仁紀さん 驚異の記録は「無責任の境地」から
誰もが苦しむ大舞台の緊張、重圧、責任。そんな魔物を飼いならした男を僕は知っている。
「シリーズではね、気持ちを入れないんですよ。シーズン中はもちろん入れますよ。でもシリーズだと勝手に入るでしょ?だからその分を引き算しておくんです」
岩瀬仁紀さんは6度の日本シリーズで計20戦(17イニング2/3)を、何と無失点のまま現役を終えた。いつもより気合を入れる。だって大舞台だから。だがこの人が歩いた無二の道は、凡人とは真逆の発想でつながっている。あえて気持ちは入れない。あらかじめ引いておくという発想である。
「シーズン中は自分で負けちゃいかん。でもシリーズだと自分で負けてもいいなって思ってました」
誰が見ても負けられない戦いなのに、負けてもいい。とことん逆を行き、魔物をねじ伏せてきた。20戦の中には失点どころか出塁すら許されなかった究極のマウンドもある。2007年第5戦の完全継投だ。「あれだけは別物。どうしようもない」。この日のオリックスと同じ2勝3敗で迎えた試合もあった。最後のシリーズとなった11年第6戦である。
「負けたら終わり。背負ったら飲まれるの。だから背負わない。結局、開き直った者が勝つ場所なんです。僕だってルーキーの時はできなかったですよ。何度か戦ううちに、無責任さが必要なんだってわかったんです」
記事全文を読む
Q.岩瀬さんは入団会見の時にどんなことを話したかって覚えていますか? レジェンド・岩瀬仁紀さん「僕、物凄い恥ずかしいことを言ったことを覚えていますね…」
レジェンド・岩瀬仁紀さん「そりゃライデルの方が上だよ。抑え方が僕より上だから。ねじ伏せる? そう。それが見ていて一番安心でしょ?」
日本一を決める場面で「無責任さ」が必要と気がついたようです。