■2023.10.28 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
『中日ドラゴンズドラフトについての振り返り』
若狭アナ:
今年のドラフトの振り返りです。
スカウトの方にお話を伺いました。
…
若狭アナ:
補強ポイント。
まずドラフト1位に関しては2プランありました。
1つ、即戦力の先発ピッチャーで、将来はエースになれそうな人材。
もう1つ、今年のNo.1野手で、将来はチームの核となれるようなスター候補。
これは優先順序はありません。
同列です。
No.1ピッチャーでいくか、No.1野手でいくか。
具体的な名前も出してくれました。
国学院大学・武内投手でいくか、ENEOS・度会選手いくのか、
ドラフト1位は、この2択だったんです。
さらに、どちらも競合をするということを立浪監督、スカウトのみなさん、編成全員が認識してからの度会選手を1位指名でした。
しかも度会選手に関しては中日、もしいくとしたら、
さらにロッテが来るという情報も掴んでいました。
さらに、凄いですね、
ロッテほどの確率は高くないが、DeNAも来る可能性がある。
したがって度会選手にいくと最大3分の1の確率であるということを覚悟していました。
一方、武内投手、もう既にここは公表していましたので、各球団が、
おそらく中日がいくと4球団になる。
最大で5球団も覚悟という状態でした。
さぁ野手でいくか?ピッチャーでいくか?どうしますか?
最終判断は立浪監督でした。
立浪監督は野手の度会選手に惚れ込んで彼を1位でいこうとしました。
この裏には色々とあると思うんですが、
ここは私の憶測ですけれども、
今年のドラフトの市場を見るとですね、
度会選手にいって外した場合、
度会選手に代わるようなチームの核となる、将来スター候補になるような野手が1位で残っているかというと、ちょっと疑問。
一方で投手、武内投手が獲れなかったとしても、
同等というのは難しかもしれませんが、
その武内投手に匹敵するような投手がまだ残っている可能性、こっちのほうが高い。
だったら、もう唯一無二ですから、
今年の場合の野手No.1で頭1つも2つも抜けていると度会選手しかいませんので、
だったら度会選手にいって獲れたらラッキー。
獲れなかったとしても武内投手は獲れませんが、
それに匹敵するような選手はまだいるであろうという想定だったんです。
したがって度会選手にいきました。
残念ながら私の滝行並びに社内待機、もう関係ないですよ、これは(笑)
与田さんが凄かっただけということが証明されました。
しかも、もう滝行の話も飽きているでしょ、みなさん!(笑)
だから良いんですが、残念ながら外しました。
そして草加投手を、「外れ1位」という言葉は私も好きじゃないんですが入札しました。
草加投手はもうこの時点で、
武内投手がいない、常廣投手がいない、下村投手がいない、西館勇陽投手がいない。
となるともう次は草加投手でした。
この時に外れたら、残っている右左関係なく、
中日ドラゴンズの最高の評価の選手を入札しましょう。
ここまでもシュミレーション通りです。
おそらく草加でいくと、どこかと競合する。
ここも織り込み済みです。
凄いですよね、本当にその通りになっていますから。
で、ここです。
「このクジは死んでも当ててくれ」と、もうスカウトのみなさんの総意!(笑)
まぁスカウトどころじゃないですよね(笑)
ドラゴンズの関係者、全員の総意!(笑)
「頼むから、この競合は外さないでくれ…!」と。
決めましたよ、ビシッと。
したがって、私は変なことを聞いているんです、スカウトの方に。
「私の滝行というのは、1回外して、1回当たったんですが、成功と見ていいんですか?」
中日スカウト:
成功ですよ。
ありがとうございます!
と言われました(笑)
だから、関係ないんですよね(笑)
関係ないんですけど、
中日スカウト:
若狭さん、この草加を当てたというのが、
我々の戦略的にも物凄く大きいんですよ!
ということで、
無事に草加投手の交渉権獲得をできました(笑)
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。「山田久志の栄光に近道なし」は中日投手コーチ1年目の話題。「スポイチ」は「朝日インテックラブリッジ名古屋」の高島瑠里子選手のインタビュー。「山内彩加のハッピーエンターテインメント」のゲストはビッケブランカさん。生ゲストは元舛名大さんです! pic.twitter.com/M3Vwxyahif
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 28, 2023
…
『中日ドラゴンズドラフトについての振り返り』
若狭アナ:
今年のドラフトの振り返りです。
スカウトの方にお話を伺いました。
…
若狭アナ:
補強ポイント。
まずドラフト1位に関しては2プランありました。
1つ、即戦力の先発ピッチャーで、将来はエースになれそうな人材。
もう1つ、今年のNo.1野手で、将来はチームの核となれるようなスター候補。
これは優先順序はありません。
同列です。
No.1ピッチャーでいくか、No.1野手でいくか。
具体的な名前も出してくれました。
国学院大学・武内投手でいくか、ENEOS・度会選手いくのか、
ドラフト1位は、この2択だったんです。
さらに、どちらも競合をするということを立浪監督、スカウトのみなさん、編成全員が認識してからの度会選手を1位指名でした。
しかも度会選手に関しては中日、もしいくとしたら、
さらにロッテが来るという情報も掴んでいました。
さらに、凄いですね、
ロッテほどの確率は高くないが、DeNAも来る可能性がある。
したがって度会選手にいくと最大3分の1の確率であるということを覚悟していました。
一方、武内投手、もう既にここは公表していましたので、各球団が、
おそらく中日がいくと4球団になる。
最大で5球団も覚悟という状態でした。
さぁ野手でいくか?ピッチャーでいくか?どうしますか?
最終判断は立浪監督でした。
立浪監督は野手の度会選手に惚れ込んで彼を1位でいこうとしました。
この裏には色々とあると思うんですが、
ここは私の憶測ですけれども、
今年のドラフトの市場を見るとですね、
度会選手にいって外した場合、
度会選手に代わるようなチームの核となる、将来スター候補になるような野手が1位で残っているかというと、ちょっと疑問。
一方で投手、武内投手が獲れなかったとしても、
同等というのは難しかもしれませんが、
その武内投手に匹敵するような投手がまだ残っている可能性、こっちのほうが高い。
だったら、もう唯一無二ですから、
今年の場合の野手No.1で頭1つも2つも抜けていると度会選手しかいませんので、
だったら度会選手にいって獲れたらラッキー。
獲れなかったとしても武内投手は獲れませんが、
それに匹敵するような選手はまだいるであろうという想定だったんです。
したがって度会選手にいきました。
残念ながら私の滝行並びに社内待機、もう関係ないですよ、これは(笑)
与田さんが凄かっただけということが証明されました。
しかも、もう滝行の話も飽きているでしょ、みなさん!(笑)
だから良いんですが、残念ながら外しました。
そして草加投手を、「外れ1位」という言葉は私も好きじゃないんですが入札しました。
草加投手はもうこの時点で、
武内投手がいない、常廣投手がいない、下村投手がいない、西館勇陽投手がいない。
となるともう次は草加投手でした。
この時に外れたら、残っている右左関係なく、
中日ドラゴンズの最高の評価の選手を入札しましょう。
ここまでもシュミレーション通りです。
おそらく草加でいくと、どこかと競合する。
ここも織り込み済みです。
凄いですよね、本当にその通りになっていますから。
で、ここです。
「このクジは死んでも当ててくれ」と、もうスカウトのみなさんの総意!(笑)
まぁスカウトどころじゃないですよね(笑)
ドラゴンズの関係者、全員の総意!(笑)
「頼むから、この競合は外さないでくれ…!」と。
決めましたよ、ビシッと。
したがって、私は変なことを聞いているんです、スカウトの方に。
「私の滝行というのは、1回外して、1回当たったんですが、成功と見ていいんですか?」
中日スカウト:
成功ですよ。
ありがとうございます!
と言われました(笑)
だから、関係ないんですよね(笑)
関係ないんですけど、
中日スカウト:
若狭さん、この草加を当てたというのが、
我々の戦略的にも物凄く大きいんですよ!
ということで、
無事に草加投手の交渉権獲得をできました(笑)
CBC・若狭敬一アナ「立浪監督はスカウト会議の冒頭でこう言ったそうです」
中日・立浪和義監督、今秋ドラフトについて説明する
同等の評価だった2人、最終決断を立浪監督がしたようです。