中日・根尾昂、岡林勇希、石川昂弥にとって“大島先輩の凄さ”は…

■2023.08.26 中日スポーツ

「鉄人です」大島先輩の凄さ…根尾、岡林、石川昂の“高卒トリオ”2000安打めぐる証言【中日】


　昨年、最多安打のタイトルを手にした岡林はブレークへのヒントを得ていた。「昨季、シーズン中に打席でのボールの待ち方を聞いたんです」。アドバイスを受けて、球種1つに絞って待つスタイルを2球種へ増やした。イメージした軌道なら振る、ずれたら見逃すという。さらにタイトル争いで阪神・近本らを追いかけている時、「追いかけられる方がしんどいから」と伝えられた。何げない会話で落ち着きを取り戻した記憶は鮮明に残っている。

　今季1軍で起用され続けている石川昂は、強化と出場の両立に感嘆の声を上げる。「試合出場とコンディション調整を両立させるのがすごいです」。練習前にトレーニングルームへ行くと先輩は必ず、先に動き始めているという。

　野手だった一昨年からの2年間、大島の大阪自主トレのメンバーとしてともに汗をかいた根尾は「大島さんは1月の時点で体が仕上がっているんです。鉄人です」。トレーニングだけでなく、打席での考えや工夫している内容を聞いたという。

　昨季途中に投手転向した根尾は現在、1軍昇格を目指して2軍暮らし。偉業を達成した先輩と顔を合わせたら何と言うのか。「何て言うのか、まだ分かりません。ヒットを打つのが当たり前な方なので…。『さすがっす』ですかね」。対面を心待ちにしている。

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