中日ドラフト7位・福永裕基「（初球は）狙ってましたが切れちゃいました」

■2023.07.18 中日スポーツ

互いに11安打で4点と1点…中日・立浪監督「守備面含め課題出た」最後まで流れ来ず勝敗を分けた“初回”


　立浪監督が言うように、ピンチをしのいでもしのいでも流れはつかめなかった。最後の勝機はセットアッパーの石井を攻めた8回の1死一、二塁。前日の左腕・伊藤将の攻略は左打者だったように、右腕の石井は右打者に弱い。被打率が左の1割7分9厘（本塁打0）に対し、右は3割（同2）。得意のシンカーを、右にはほとんど使わないからだろう。2死から打席に立ったのが、途中出場の福永だった。その初球。外角ストレートを振り切った。右翼ポール手前まで飛んだが、惜しくもファウル。2球目のフォークを捉えきれず、三ゴロに倒れた。

　「（初球は）狙ってましたが切れちゃいました。真っすぐを待ちつつ、フォークを前でさばけたらと思っていたんですが。もう少し呼び込んで打てていたらと思います」

　わずか1メートルの差で万事休す。最後まで竜に流れは来なかった。

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