中日・高橋宏斗投手の登板試合、実はスタンドには…

■2023.05.15 中日スポーツ

【中日】高橋宏斗まさか 過去5戦5勝のヤクルトに初黒星 スタンドの母にウイニングボール届けられず


　ややぬかるんだマウンドで中日・高橋宏斗投手が両手を膝につき、こうべを垂れた。5回1死満塁で打席には浜田。追い込んでから、3球連続ボールで先制点となる押し出し四球を与えると、続く山田には左犠飛を食らいこの回2失点。「先制点を与えてしまい、苦しい投球になってしまいました」。5イニング2失点で4敗目（1勝）を喫した投球に反省の弁を繰り返した。

　試合前から雨が降りしきる悪条件のマウンド。「いつも以上にアップを念入りにして、体を冷やさないことを意識しました」。2回までに4つの三振を奪う完璧な立ち上がりも、3回以降は走者を背負う苦しい投球で、球数は5回で100球に到達。6回の攻撃で代打を送られた。

　昨年4月7日のヤクルト戦（神宮）でプロ初勝利を飾って以来、対ヤクルトは5戦5勝、防御率2・37と無類の強さを誇ってきたが、初めてついた黒星。スタンドには母・尚美さんも観戦に訪れエールを送ったが、ウイニングボールを届けることはできなかった。

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雨の中、応援にかけつけていたようです。

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