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■2022.12.06 読売新聞オンライン
フォークボール伝来100年、杉下茂さん「今の投手のは本物じゃない」
軍隊時代、 手榴弾の投擲訓練で鍛えた強肩が自慢の杉下には一つの信念があった。「直球だけで打ち取れるのが投手の本懐だ」。あくまで主体は直球で、要所でフォークを使うのが理想の投球スタイルだった。
杉下以後、フォークの使い手は後を絶たないが、その祖は「今の投手は落ちる球を投げすぎだよ」と不満なようだ。また、その多くは指先から球が抜けて強い回転がかかり、「本物のフォーク」ではないという。
それでも、今年の日本シリーズでオリックス投手陣が三冠王・村上宗隆を擁するヤクルト打線をきりきり舞いさせたことは、手放しでたたえた。「監督が戦略的にフォークボーラーを並べた。フォークで幻惑して、高めの直球が決まっとったね」。“神様”は厳しくも温かく、フォークの変遷を見守っている。
…
――“本物のフォーク”を投げるには。
「フォークを『落とすもの』だと思ったら大間違い。フォークは伸びるものだから。真っすぐを放るつもりで投げないといけない。手首を固定するのではなく、真っすぐのように手首を使って投げないとダメ。だからまずは真っすぐを鍛えないといけない。ただ、実は、僕はこのボールを投げるのはあまり勧められない」
――どういうことか。
「速球より、もう一つ強く腕を振らないと本当のフォークにならないと考えている。そうするとボールは指の間から抜けることになり、疲れも感じやすくなる。今の投手がよく投げている指先から放るような球でも十分だと思う」
――直球とフォークの質は表裏一体だと。
「やっぱり、いいフォークを投げようと思ったら、いいストレートを持つことに尽きる。140キロでもいいから、伸びのあるストレートを放る。その上でフォークを放れば効果的ですよ」
――フォークを巡って後進に伝えたいことは。
「阪神の臨時コーチを務めていた時に、藤川(球児)が『フォークを教えて下さい』と言ってきたことがあるが、『これで精一杯というところまでストレートで押して、そこからフォークを考えた方がいい』と伝えた。藤川はそれで納得してストレートを磨き、抑えの投手として大成功したが、3年後にまた『教えて下さい』と言ってきたので、握り方などを教えた。その後はいいフォークを投げていた。伸びのある本当に素晴らしいストレートがあれば、フォークは自然に覚えられる。それを覚えてほしい」
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杉下茂さん「佐々木朗希君のフォークボールはこれからですよ。もっともっとよくなるでしょうね…ストレートをどんどん投げることです。あくまでも基本はストレート」
中日の歴代ベストオーダーは…? エースは山本昌かフォークの杉下茂か
ストレートとフォークボール関係性を力説です。