■2020.01.09 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
お便り「Q.得点圏打率を上げるためのコーチングというものはあるのでしょうか? ちょっとドラゴンズはチャンスになると弱いバッターが多いですよねぇ…」
村上コーチ:
そうですねぇ。
まぁそういう意味での選択肢ですよね。
自分ができない、相手がやっぱり苦手なところに投げてくるんです、
まぁチャンスになればなるほど。
そこに打てないから見逃すのか、
そこに手を出していって、
「そこに投げたら、やられるかもしれない…」っていうのは脆さじゃなくて強さっていう、
一歩間違ったら打たれるよっていうような、
初球見ていくんじゃなくてスイングする、
相手に恐怖心を与えなきゃいけないんですよね。
だからその打席だけじゃなくて、
いいところにやっぱりピッチャーも投げてくるので、なかなか打てるもんじゃないんです。
そのために向こうに嫌な思いをさせるんであれば、
その前に、僕がやった撒き餌(あえて空振りして、次そこに投げさせる)じゃないですけど、
そういうアウトのなり方っていうのも大事になってくると思います。
若狭アナ:
全部、実は繋がっていっているってことなんですね。
村上コーチ:
繋がっています。
1打席の勝負なんですけど、
その前の布石っていうのは絶対に打っておかなきゃいけないです。
若狭アナ:
はぁ~!
となると本当に村上さんのお話を聞けば聞くほど、
心技体の技術を上げることも大事なんですが、
その前に野球の偏差値と言うか、考え方というか。
村上コーチ:
はい。
野球学っていうのは必要だと思います。
若狭アナ:
野球学?
村上コーチ:
はい。
野球力っていうね、
その引き出しをやっぱり増やさなきゃいけないです。
こういうふうにやっといた方がいいだとか、
失敗から学ぶことっていっぱいあるじゃないですか、
野球ってそうだと思うんですけど。
失敗したことが自分が打てないじゃないんですよ、
できないじゃないんですよ。
そうするために、じゃあ逆に利用するとか、
そういう考え方が、
だからプラスにしか考えちゃダメなんですね。
若狭アナ:
ラッキーぐらいですよね?
村上コーチ:
はい。
若狭アナ:
アウトコースのスライダーに空振りしちゃった。
「これやっぱり打てない…ダメだ…ここ苦手だ…」じゃなくて、
「ちょっと待てよ。これを相手は利用してくるな」と?
村上コーチ:
はい。
そこに投げてきますから、
「ちょっと甘くこれば俺は打てる」っていうものを作っておけばいいだけなんですよ。
「それ以上のボールを投げられたんだ」って思えばいいじゃないですか。
そういうふうに僕はずっと思っていました。
だからプラスにしか考えちゃダメですね。
「打てないからダメだ…」ってなんか、
まぁ凡打したときには「うわぁ…」って思いますよ、僕だって、
でもそこで切り替えですよね。
「あっ、ここに放って来るんだ」っていう、
読み合いっていうか、そういうことですから。
若狭アナ:
そういうことですねぇ。
『若狭敬一のスポ音』
今日のゲストは村上隆行巡回打撃コーチでした。「今年は優勝しかありません。そのためには若手の底上げが必要」「打順は前日の試合終了後にコーチで決めて、監督に伝え、選手には当日のアップ後に伝える形」など興味深い話が盛り沢山でした。radioのタイムフリーでお聞きください! #スポ音 pic.twitter.com/t4aHkGZhkY
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 9, 2021
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お便り「Q.得点圏打率を上げるためのコーチングというものはあるのでしょうか? ちょっとドラゴンズはチャンスになると弱いバッターが多いですよねぇ…」
村上コーチ:
そうですねぇ。
まぁそういう意味での選択肢ですよね。
自分ができない、相手がやっぱり苦手なところに投げてくるんです、
まぁチャンスになればなるほど。
そこに打てないから見逃すのか、
そこに手を出していって、
「そこに投げたら、やられるかもしれない…」っていうのは脆さじゃなくて強さっていう、
一歩間違ったら打たれるよっていうような、
初球見ていくんじゃなくてスイングする、
相手に恐怖心を与えなきゃいけないんですよね。
だからその打席だけじゃなくて、
いいところにやっぱりピッチャーも投げてくるので、なかなか打てるもんじゃないんです。
そのために向こうに嫌な思いをさせるんであれば、
その前に、僕がやった撒き餌(あえて空振りして、次そこに投げさせる)じゃないですけど、
そういうアウトのなり方っていうのも大事になってくると思います。
若狭アナ:
全部、実は繋がっていっているってことなんですね。
村上コーチ:
繋がっています。
1打席の勝負なんですけど、
その前の布石っていうのは絶対に打っておかなきゃいけないです。
若狭アナ:
はぁ~!
となると本当に村上さんのお話を聞けば聞くほど、
心技体の技術を上げることも大事なんですが、
その前に野球の偏差値と言うか、考え方というか。
村上コーチ:
はい。
野球学っていうのは必要だと思います。
若狭アナ:
野球学?
村上コーチ:
はい。
野球力っていうね、
その引き出しをやっぱり増やさなきゃいけないです。
こういうふうにやっといた方がいいだとか、
失敗から学ぶことっていっぱいあるじゃないですか、
野球ってそうだと思うんですけど。
失敗したことが自分が打てないじゃないんですよ、
できないじゃないんですよ。
そうするために、じゃあ逆に利用するとか、
そういう考え方が、
だからプラスにしか考えちゃダメなんですね。
若狭アナ:
ラッキーぐらいですよね?
村上コーチ:
はい。
若狭アナ:
アウトコースのスライダーに空振りしちゃった。
「これやっぱり打てない…ダメだ…ここ苦手だ…」じゃなくて、
「ちょっと待てよ。これを相手は利用してくるな」と?
村上コーチ:
はい。
そこに投げてきますから、
「ちょっと甘くこれば俺は打てる」っていうものを作っておけばいいだけなんですよ。
「それ以上のボールを投げられたんだ」って思えばいいじゃないですか。
そういうふうに僕はずっと思っていました。
だからプラスにしか考えちゃダメですね。
「打てないからダメだ…」ってなんか、
まぁ凡打したときには「うわぁ…」って思いますよ、僕だって、
でもそこで切り替えですよね。
「あっ、ここに放って来るんだ」っていう、
読み合いっていうか、そういうことですから。
若狭アナ:
そういうことですねぇ。
中日・村上打撃コーチ「2ストライクまでは強打者に、追い込まれてからは巧打者に」
連続無安打が続いていた時の中日・大野雄大投手「村上打撃コーチ、今年はヒットが打ちたいんです!」
得点圏で打つためには、その打席だけではなくもっと前から布石を打っていくことが大切とのことです。