■2024.03.25 webスポルティーバ
「経験を積んでいけば、シーズンの中で必ず戦力になるはず」
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) March 25, 2024
中日OBの今中慎二氏は、根尾昂をどう見たのか。春季キャンプで見た根尾の課題や、「伝家の宝刀」を伝授した理由とは?https://t.co/ThqD89ymD0
■2024.03.25 webスポルティーバ
根尾昂の課題「コントロールの乱れ」はカーブで克服できる 今中慎二が「伝家の宝刀」を伝授した理由を明かす
【キャンプでスローカーブを根尾に伝授】
――先発ピッチャーとしてはスタミナも課題のひとつだと思いますが、その点で根尾投手はいかがですか?
今中 おそらく、単純なスタミナがないわけじゃないですが、”投げるスタミナ”は投げていかないとつきません。例えば、どれだけ教育リーグで9回を投げ切ることができるようになっても、一軍の試合の5、6回を投げるのはもっとしんどい。コンディションに問題がなければ、投げるスタミナをつけるためにも、シーズンに入ってからも長いイニングをどんどん投げさせていったほうがいいでしょうね。
――キャンプで今中さんは根尾投手に対し、自身が得意としていたスローカーブを指導していましたね。
今中 根尾がカーブについていろいろと聞いてきたので、まずはブルペンではなく、「距離が長めのキャッチボールをやったほうがいいよ」と話しました。カーブは放物線をイメージしながら投げることで感覚を掴んでいけるので、まずは遊び感覚でいいから、その軌道を描いてみようと。
放物線を描くためには、後ろ(テイクバック)の動作をコンパクトにして、前(フォロースルー)を大きくしなければいけません。前が小さいと、うまくボールが抜けてくれない。ほかの球種にも共通することなのですが、カーブは特にそうです。
それと、カーブをストライクゾーンに投げられている時は体のバランスがよくなります。なので、カーブをうまく制球できれば、ほかの球種も含めて課題となっているコントロールの乱れもなくなるはずです。
――まずは、放物線を描くための感覚をつかむことが大事?
今中 そうですね。あとは、ストライクゾーンに投げるのではなく、ホームベースの上にボールをポトッと落とすイメージで投げること。慣れないうちは腕を振れなくてもいいし、腕が緩んでもいいから、とにかくそのイメージを作って投げてみるように伝えました。キャッチボールの時に遊び感覚でやって、うまく掴んでくればモノになるでしょう。
その感覚を掴むことは、カーブを投げたことがないピッチャーに言っても難しいと思いますが、根尾はもともとカーブを投げていたので、なんとなく理解してくれるんじゃないかなと思います。
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中日・根尾昂投手、開幕ローテ入りとはならず 立浪和義監督が明かす
牛島和彦さん、中日・根尾昂投手に“まだ足らないところ”を問われると…
根尾投手について語ります。