■2024.01.20 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
今年、岡林選手について楽しみな2つのことについてお話をしたいと思います。
先日、岡林選手とナゴヤ球場で話をする事ができました。
今年、岡林選手について楽しみな2つのこと、
1つが実験が成功するかどうか。
もう1つが、活躍できるかどうか。
1つ目の実験が成功するかどうかなんですが、
毎年、人体実験をしているという話を聞きました。
驚きましたね。
…
(ペース配分の話の振り返り、岡林勇希は大島洋平の話をもとに2022年を全力で駆け抜けた)
…
若狭アナ:
この3年目のシーズンというのは、
先ほど、試合はもちろんのこと、
試合前、試合後も全力でという話をしていましたが、
試合前にウエイトトレーニングをかなりしていたそうです。
体に刺激を与えて、
ウエイトトレーニングといっても、
めちゃくちゃ重いダンベルを歯を食いしばって上げるというわけではなく、
体に良い刺激、上半身、下半身に良い刺激を与えて試合に臨むということを1シーズンやった、そして結果も出た。
普通、これを継続するんですね、良かったわけですから。
そして1年間、走り抜けたわけですから、これを自信にして、
やっぱりペース配分なんか関係がない。
全力でやって、1シーズンいけた、自信がついた。
そして試合前にはウエイトトレーニングもやった、
これも良かった、だから4年目、つまり去年ですね、
この通りでいこうと思うのが普通なんですが、
岡林選手が流石だなと思うのは、
去年、この試合前ウエイトトレーニングをほとんどしていなかったんです。
これが彼の「人体実験」なんだそうです。
なぜなら3年目で成功をして、これが全てだと思って、
これをまた繰り返した時に上手くいかなかったら、
そして新たな良い成長、発見もなかったら、もう手詰まりになります。
引き出しがない!
確かにそうですよね。
必死に1年間駆け抜けた、良かった、よしこれを来年も続けよう、
でも途中に上手くいかなかった時に、
「あれ?俺、このパターンしか知らない」「これじゃ、いけない」ということで、
4年目、彼は人知れず、
試合前、ウエイトトレーニングを密かにやめていた。
で、試合に臨んだ、そうすると体が軽く感じる日もある日もあったし、
しっかりとボールが見えた日もあった。
上手くいった。
ひょっとしたら、この、
体力温存とは彼は言わなかったですが、
試合前にウエイトトレーニングをしなかったことが、
フルイニング出場に繋がったかもしれません。
ただ、この前にナゴヤ球場で聞くと、
岡林:
確かにフルイニング出場できました。
ヒットも163本打てましたが、
僕の中で物凄く悔しいのは、
シーズンの終盤、めちゃくちゃ打てなくなった。
打率が落ちた。
と。
確かに彼は7月は.382も打っていて、
3月、4月、5月、6月もかなりハイアベレージだったんですが、
9月は.208、
確かに9月はかなりブレーキたんですよね。
岡林:
このシーズン終盤、打てなくなったことが歯がゆかったので、
今年5年目は3年目ほどトレーニングをやらないが
4年目ほど何もやらないということもしません。
ちょっとまた模索しながら、
ウエイトトレーニングの負荷、頻度、あるいはメニュー、
色々なものを変えながら、今年は臨みたいと思います。
これは実験です。
どうなるか分かりませんが、
何か上手くいかなかった時の引き出しを増やすためには、
まだ僕はこういう作業が必要なんです。
と言い切っていましたねぇ。
楽しみですよ、この人体実験が上手くいくのかどうなのか、
今年またシーズンは長いですから、
シーズン終盤に調子を落とすことなく、
岡林選手がまた駆け抜けて、良い成績を残せば、
今回、また人体実験は成功ということになりますから、
こういうことを自分で考えてやっていくところが凄くプロだなと、
「岡林さん、これは誰かに教わったんですか?」
「何かヒントを得たんですか?」と聞くと、
岡林:
いや、いや、
全部、自分で考えています。
と。
これがさすがだなと思います。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。ゲストは清水達也投手です。清水投手のサイン色紙を3名様にプレゼント。FAX、メール、Xでご応募ください。Xはこのアカウントをフォローして #スポ音 を付けてください! pic.twitter.com/7C8hz4z4vI
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 20, 2024
「朝はTHETIME,」のコーナーへのお便りの中から抽選で1名様に高橋宏斗投手のサインボールをプレゼントします。「山田久志の栄光に近道なし」は2023年のカープについて。「スポイチ」はカヌーの羽根田卓也選手のインタビュー。「らじリク」には水野楓奈ちゃんが登場。お楽しみに! pic.twitter.com/ToFLpjZ7rQ
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 20, 2024
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若狭アナ:
今年、岡林選手について楽しみな2つのことについてお話をしたいと思います。
先日、岡林選手とナゴヤ球場で話をする事ができました。
今年、岡林選手について楽しみな2つのこと、
1つが実験が成功するかどうか。
もう1つが、活躍できるかどうか。
1つ目の実験が成功するかどうかなんですが、
毎年、人体実験をしているという話を聞きました。
驚きましたね。
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(ペース配分の話の振り返り、岡林勇希は大島洋平の話をもとに2022年を全力で駆け抜けた)
中日・岡林勇希「大島さん、1年間を乗り切るペース配分を教えてください!」 大島洋平「はぁ?そんなもん最初から全力だよ。ペース配分なんてあるわけないよ」 → その大島洋平選手も実は…
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若狭アナ:
この3年目のシーズンというのは、
先ほど、試合はもちろんのこと、
試合前、試合後も全力でという話をしていましたが、
試合前にウエイトトレーニングをかなりしていたそうです。
体に刺激を与えて、
ウエイトトレーニングといっても、
めちゃくちゃ重いダンベルを歯を食いしばって上げるというわけではなく、
体に良い刺激、上半身、下半身に良い刺激を与えて試合に臨むということを1シーズンやった、そして結果も出た。
普通、これを継続するんですね、良かったわけですから。
そして1年間、走り抜けたわけですから、これを自信にして、
やっぱりペース配分なんか関係がない。
全力でやって、1シーズンいけた、自信がついた。
そして試合前にはウエイトトレーニングもやった、
これも良かった、だから4年目、つまり去年ですね、
この通りでいこうと思うのが普通なんですが、
岡林選手が流石だなと思うのは、
去年、この試合前ウエイトトレーニングをほとんどしていなかったんです。
これが彼の「人体実験」なんだそうです。
なぜなら3年目で成功をして、これが全てだと思って、
これをまた繰り返した時に上手くいかなかったら、
そして新たな良い成長、発見もなかったら、もう手詰まりになります。
引き出しがない!
確かにそうですよね。
必死に1年間駆け抜けた、良かった、よしこれを来年も続けよう、
でも途中に上手くいかなかった時に、
「あれ?俺、このパターンしか知らない」「これじゃ、いけない」ということで、
4年目、彼は人知れず、
試合前、ウエイトトレーニングを密かにやめていた。
で、試合に臨んだ、そうすると体が軽く感じる日もある日もあったし、
しっかりとボールが見えた日もあった。
上手くいった。
ひょっとしたら、この、
体力温存とは彼は言わなかったですが、
試合前にウエイトトレーニングをしなかったことが、
フルイニング出場に繋がったかもしれません。
ただ、この前にナゴヤ球場で聞くと、
岡林:
確かにフルイニング出場できました。
ヒットも163本打てましたが、
僕の中で物凄く悔しいのは、
シーズンの終盤、めちゃくちゃ打てなくなった。
打率が落ちた。
と。
確かに彼は7月は.382も打っていて、
3月、4月、5月、6月もかなりハイアベレージだったんですが、
9月は.208、
確かに9月はかなりブレーキたんですよね。
岡林:
このシーズン終盤、打てなくなったことが歯がゆかったので、
今年5年目は3年目ほどトレーニングをやらないが
4年目ほど何もやらないということもしません。
ちょっとまた模索しながら、
ウエイトトレーニングの負荷、頻度、あるいはメニュー、
色々なものを変えながら、今年は臨みたいと思います。
これは実験です。
どうなるか分かりませんが、
何か上手くいかなかった時の引き出しを増やすためには、
まだ僕はこういう作業が必要なんです。
と言い切っていましたねぇ。
楽しみですよ、この人体実験が上手くいくのかどうなのか、
今年またシーズンは長いですから、
シーズン終盤に調子を落とすことなく、
岡林選手がまた駆け抜けて、良い成績を残せば、
今回、また人体実験は成功ということになりますから、
こういうことを自分で考えてやっていくところが凄くプロだなと、
「岡林さん、これは誰かに教わったんですか?」
「何かヒントを得たんですか?」と聞くと、
岡林:
いや、いや、
全部、自分で考えています。
と。
これがさすがだなと思います。
中日・森野将彦コーチが「『勝ちたい』という気持ちが伝わってきますよね、一番伝わってくる」と語る中日若手選手
どこか別の場所にも行かず名古屋で、誰ともたわむれず、黙々とナゴヤ球場で練習し続けている中日選手が…?
岡林選手が“人体実験”です。