中日・松木平優太、緊急降板は実は「マメじゃないです。マメは無かったんです。突然、皮が…」

■2025.09.20 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』


…

（今季の中日・松木平優太の話題）

若狭アナ：
そして迎えた9月9日です。

今シーズン、1軍初登板、初先発、神宮球場のヤクルト・中日、20回戦、

本人は振り返ります。

　松木平：
　立ち上がりからめちゃくちゃ調子が良かったです。

　ストレートも思ったコースに納得いく球が投げられていました。

　もうシュート回転もしないし、球の弱さもありませんでした。

　去年の良い状態に戻っていました。

と。

しかしです、

1-0、1点リードの2回裏、アクシデントが襲います。

　松木平：
　先頭が4番の村上さんでした。

　ストレートを投げてファウルになったんですが、

　いきなり中指の皮がベロっとめくれたんです。

と。

これも「マメが潰れた」という報道があるんですが、

本人に聞くと、

　松木平：
　マメじゃないです。

　マメは無かったんです。

　登板前も、1回が終わった時点でも、指は綺麗な状態でした。

　でも、突然、皮がベロっとめくれたんです、

　めちゃめちゃ痛いし、血は出るし、

　でも、死ぬ気で投げました。

と。

2回の裏、なんと奇跡の3者凡退です。

　松木平：
　ベンチに帰って山井コーチとトレーナーには言いました。

　トレーナーには「すみません、このはがれた、このブラブラになっている皮を何とかしてくれませんか」、

　トレーナーが緊急処置をしてくれて、

　3回のマウンドに行きます。

　しかし投球練習の1球目で、またベローンと、

　ついにぶらぶらしていた皮もなくなって、指の血だらけの肉がむき出しになりました。

　1球投げることに今まで味わったことのないような、

　とんでもない激痛が体中を走ります。

　でも、投げました。

と。

3回の裏、奇跡の0。

3回終了無失点。

でも松平投手は、

　松木平：
　この状態で投げるのはチームに迷惑をかけると思って、

　僕から交代をお願いしました。

ということで、4回の表、打順が回ってきた時に代打が告げられたというのが真相なんですね。

　松木平：
　今、指は直って、

　今週からキャッチボールも再開しています。

　何をやっても上手くいった去年。

　何をやっても上手くいかなかった今年ということなんです。

　どちらも良い経験でした。

と振り返りました。