「日本でもそういう関係を築けるか？」「もちろんだ」　中日・大塚晶文コーチ、ボスラーとチェイビスの関係について語る

■2025.08.08 中日スポーツ

異国のストレスも軽減しあう…“元同僚”中日・チェイビスとボスラーで3安打3打点 成功のカギとなる2人の共闘


　まだチェイビスが来日もしていなかった7月半ば、僕に「ここからボスラーはもっと良くなります」と話していたのが、大塚巡回投手・育成コーチだ。彼には「外国人担当」の肩書もあり、チェイビス、ボスラーの獲得に携わっている。活躍を望む思いが強いのは当然だが、太鼓判の根拠はあった。

　「やはり同じチームでやっていたというのは強みだと思います。同じアメリカ人で野手同士。毎日試合をしていく上で、情報を共有できるのは大きいので」

　彼らはマリナーズ傘下の3Aタコマでチームメートだった。入団交渉がまとまり、チェイビスに「日本でもそういう関係を築けるか？」と尋ねたら「もちろんだ」と答えたという。日本とアメリカ。野球とベースボール。配球が違う。慣習や文化も違う。戸惑った時、隣に母国語が同じ仲間がいてくれるだけでストレスは軽減される。自らも海を渡り、アジア人として大リーグでプレーした大塚コーチには、忘れられぬ日がある。

　「（パドレスに所属していた）僕がドジャース戦で初登板した試合で、負け投手になったんです。帰りに野茂さんが僕をずっと待っていてくれたんです。約束なんかしていなかったのに『用事ないならメシ行こうか』って。敵チームでしたが、ものすごく救われたんですよ」

　野茂英雄にはパイオニアゆえの苦労があったはずだ。だからこそ心に染みた。「あまり言葉はなかったです」というのはいかにも野茂らしいが、1人ではないと知れば、人は救われる。

　「それと通訳ですね。やはり日本語で話すことで吐き出せるし、勇気づけられるんです」

記事全文を読む

中日新助っ人・チェイビス「アメリカでずっとやっていたルーティンなんだ」　試合開始4時間以上前から…

中日・落合英二2軍監督、新助っ人・チェイビスの守備について語る

大塚コーチが語ります。

《このブログの更新通知をTwitterで受け取る》

《コメント投稿フォームまで移動する》

にほんブログ村

中日ドラゴンズランキング