
■2025.07.09 RadiChubu-ラジチューブ-
OB3人が語る中日のホームスチール失敗。問題は根深い?
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やっぱり気になるあの試合
「ぜひ分析して欲しいことがあります」(Aさん)
リスナーから提案が寄せられていました。分析して欲しいこととは、気になるあの奇襲について。
6月28日、土曜日のバンテリンドームナゴヤ、中日ドラゴンズ対広島東洋カープ10回戦。1対2、広島1点リードの9回裏の出来事。
2アウト、ランナー二塁から上林誠知選手のレフト前ヒットで、三塁の中村コーチが、二塁ランナー代走の尾田剛樹選手を三塁で止めました。
2アウト、ランナー一塁、三塁になって、ピッチャーがカープの抑えテイラー・ハーン投手。ドラゴンズは右バッターの山本泰寛選手。
カウント2-2からダブルスチールを敢行。ホームで尾田選手がアウトになり試合が終了しました。
ファン目線で考えた
Aさんの考察は、尾田選手を三塁で止めず、ホームまで行かせれば60%ぐらいセーフだったのではないか?その後の奇襲の成功率は10%あるのか、ということでした。
「どうせギャンブルするなら、確率の高い方で勝負した方がいいと思ったのですが、なぜあんな選択をしたのか、不思議で仕方ありません」(Aさん)
どれだけ良いバッターでも3割ヒットを打てば一流の競技。どう考えてもホームまで行かせた方が得点に繋がっていたと、Aさんは思っているそうです。
そこで、「三塁ストップは正解だったのか?」と「最後の奇襲は正解だったのか?」の分析を提案したのを受け、若狭がOB3人に話を聞きました。
…
投手の気持ち
左の抑えだった岩瀬仁紀さんの見解。ハーン側の立場で語ってもらえました。三塁ストップは?
「抑えの人間からすると大ラッキー。一番嫌なのはああいう場面で一か八かの賭けの走塁に出られること」
もしあれでレフトからの送球が逸れて同点になってチームが負けたら、抑え投手としては気持ち的に割り切れずストレスが溜まるそうです。
「抑えのピッチャーは周りの野手がごちゃごちゃしてやられるのが一番キツイ。やられるなら全部自分の責任でやられた方がいい」
ダブルスチールという奇襲について成功するか否かは一塁ランナーのスタートのタイミング次第。ハーンが冷静だったという意見でした。
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中日・井上一樹監督、最後の“ズッコケ大作戦”について語る
元中日コーチ・中村武志さん、“ズッコケ大作戦”について言及する
岩瀬仁紀さんが言及です。