
■2025.06.26 愛知のニュース【テレビ愛知 ニュース・スポーツ公式チャンネル】 – YouTube
絶好調のヒミツは「右ひじ」 交流戦「優秀選手賞」を受賞したドラゴンズの安打製造機・岡林勇希選手 (2025年6月26日)
交流戦を8勝10敗で終えたドラゴンズ。打撃をけん引しているのが入団6年目の岡林勇希外野手です。プロ野球セ・パ交流戦では12球団トップの28安打を放つなど活躍。6月25日、交流戦の優秀選手賞に選ばれたことが発表されました。打率は現在、セ・リーグトップと絶好調ですが、開幕直後はある違和感を抱いていたといいます。
岡林勇希選手:
「引っ張れないというか、逆方向に弱い打球が目立ち始めた」
違和感を生み出していた原因は、右ひじの使い方です。4月の打撃フォームを見てみると、脇が開き、右ひじが体から離れています。その結果、腕が伸びきった状態でのスイングに。開閉するドアの動きに似ているため「ドアスイング」と呼ばれています。
「ドアスイング」ではバットが遠回りするため、速いボールだと振り遅れて、しっかりとボールを捉えられません。強く引っ張るバッティングができるかが調子のバロメーターだという岡林選手、ヒットは出ていたものの、自身のバッティングには納得できていませんでした。
森野コーチのアドバイスがカギに
そんな岡林選手に対して、森野将彦打撃・作戦コーチは「ひじを地面に向けてバッティングすることを心がけて」とアドバイスしたといいます。
森野将彦打撃・作戦コーチ:
「緩い球に対応しようとしすぎて、(右ひじが)上を向いたり、抜きがちだった。窮屈に締めてみないかという話の中で、右ひじを地面に向けてバッティングすることを心がけてほしい、と」
5月に入り、岡林選手は右脇を締めてバットを振るという意識改革に着手。4月のフォームと現在のフォームを比較すると、4月はボールを打つ瞬間に腕が伸びきっているのに対し、現在は脇が開かず、ひじを曲げたままボールを捉えています。
右ひじをうまく体に巻き付けることで、スイングはコンパクトに。バットコントロールがしやすくなったほか、より体幹を使うスイングとなり、ボールに力を乗せやすくなったといいます。
岡林選手:
「すごくいい感じにハマったというか、そういうところを練習で意識していたら、自然と真っすぐを引っ張れるようになったり、引っ張る打球がすごく増えたりしたので、そこがすごく今のいい感じにつながっているのかなと思います」
スイング改革の成果は6月に表れた
森野打撃・作戦コーチ:
「体の近くにひじが入ってくるような感じになるので、それが体の近くで(バットを)捌けるのが、いまできているかな、と。少しずつインコースのさばきや、真っすぐに対する対応力が変わってきたっていうのはあります」
スイング改革の成果が如実に表れたのは6月に入ってから。1日の巨人戦ではエース、戸郷翔征投手の149キロのストレートを引っ張ってライトスタンドへ。広いバンテリンドームで今シーズンの初ホームランを放ちました。
さらに11日の楽天戦では若手のホープ、内(うち)投手の149キロのストレートをライトスタンドへたたきこむなど、6月の月間打率は3割8分5厘と4月終了時と比べて、1割1分もアップしました。また、最近はクリーンアップの一角の3番を任されることも。


絶好調のヒミツは「右ひじ」 交流戦「優秀選手賞」を受賞したドラゴンズの安打製造機・岡林勇希選手 (2025年6月26日)
交流戦を8勝10敗で終えたドラゴンズ。打撃をけん引しているのが入団6年目の岡林勇希外野手です。プロ野球セ・パ交流戦では12球団トップの28安打を放つなど活躍。6月25日、交流戦の優秀選手賞に選ばれたことが発表されました。打率は現在、セ・リーグトップと絶好調ですが、開幕直後はある違和感を抱いていたといいます。
岡林勇希選手:
「引っ張れないというか、逆方向に弱い打球が目立ち始めた」
違和感を生み出していた原因は、右ひじの使い方です。4月の打撃フォームを見てみると、脇が開き、右ひじが体から離れています。その結果、腕が伸びきった状態でのスイングに。開閉するドアの動きに似ているため「ドアスイング」と呼ばれています。
「ドアスイング」ではバットが遠回りするため、速いボールだと振り遅れて、しっかりとボールを捉えられません。強く引っ張るバッティングができるかが調子のバロメーターだという岡林選手、ヒットは出ていたものの、自身のバッティングには納得できていませんでした。
森野コーチのアドバイスがカギに
そんな岡林選手に対して、森野将彦打撃・作戦コーチは「ひじを地面に向けてバッティングすることを心がけて」とアドバイスしたといいます。
森野将彦打撃・作戦コーチ:
「緩い球に対応しようとしすぎて、(右ひじが)上を向いたり、抜きがちだった。窮屈に締めてみないかという話の中で、右ひじを地面に向けてバッティングすることを心がけてほしい、と」
5月に入り、岡林選手は右脇を締めてバットを振るという意識改革に着手。4月のフォームと現在のフォームを比較すると、4月はボールを打つ瞬間に腕が伸びきっているのに対し、現在は脇が開かず、ひじを曲げたままボールを捉えています。
右ひじをうまく体に巻き付けることで、スイングはコンパクトに。バットコントロールがしやすくなったほか、より体幹を使うスイングとなり、ボールに力を乗せやすくなったといいます。
岡林選手:
「すごくいい感じにハマったというか、そういうところを練習で意識していたら、自然と真っすぐを引っ張れるようになったり、引っ張る打球がすごく増えたりしたので、そこがすごく今のいい感じにつながっているのかなと思います」
スイング改革の成果は6月に表れた
森野打撃・作戦コーチ:
「体の近くにひじが入ってくるような感じになるので、それが体の近くで(バットを)捌けるのが、いまできているかな、と。少しずつインコースのさばきや、真っすぐに対する対応力が変わってきたっていうのはあります」
スイング改革の成果が如実に表れたのは6月に入ってから。1日の巨人戦ではエース、戸郷翔征投手の149キロのストレートを引っ張ってライトスタンドへ。広いバンテリンドームで今シーズンの初ホームランを放ちました。
さらに11日の楽天戦では若手のホープ、内(うち)投手の149キロのストレートをライトスタンドへたたきこむなど、6月の月間打率は3割8分5厘と4月終了時と比べて、1割1分もアップしました。また、最近はクリーンアップの一角の3番を任されることも。


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