
■2025.04.05 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』

若狭アナ:
「落合英二2軍監督が進める育成改革」。
今週火曜日、ナゴヤ球場で落合2軍監督に話を聞くことができました。
今2軍の育成について様々な改革を進めているんですね。
これは以前、「スポ音」のゲストに来てくれた時、
サムスンの2軍監督をしていた際にも話していたんですが、
落合英二2軍監督:
1軍の監督が変わる度に2軍の体制が変わっていたら、
球団として育成システムが確立しない。
これは問題なんだ。
誰が1軍の監督になっても、
ある程度、「中日ドラゴンズの若手育成プログラムはこうなんだ」というものを確立しないといけない。
とナゴヤ球場で話しておりました。
で、その改革進めているもの3つあるんですが、
まず1つ目、一番衝撃でした。
落合2軍監督、
落合英二2軍監督:
2軍をクラス分けしています。
自分はこのチームのどの位置にいるのかを自覚してもらうのが狙い。
全員に同じチャンスは与えられない。
今後を見据えて鍛えるべき選手と、そうでない選手を今年から分けています。
ただ、これは、あくまで元気な選手限定の話で、ケガ人は外してます。
そのクラス分けにも加われていないのがケガ人なんですね。
どうやってクラス分けをしているかというと、
まず、2月の沖縄キャンプを見て、各コーチと話し合った結果、
A班、B班、C班、
2軍を3つにクラス分けしてるんですね。
と。
これは投手のABC、野手のABCとそれぞれあるんですが、
例えば野手、A班はどんな選手か気になりますよね。
落合英二2軍監督:
26歳以下で、
年間300打席立たせるにふさわしい選手。
今の実力とか、今後の期待とか、全てを含めて、
最優先でウエスタン・リーグの公式戦に出す選手です。
ケガで離脱しない限り、
多少の好不調があってもA班の選手は試合に出していきますよ。
と話していました。
「誰なんですか?」と聞きました。
包み隠さず全部教えてくれましたが、
放送で具体名は私が避けます。
あまりにもリアルなので。
ただ、これは、新聞とかネットとかで2軍の試合を見てると、
「この人よくスタメンで使われてるな」という選手が、
A班だと思ってもらって大丈夫かなって思います。
次、B飛ばしてC班いきますね。
C班は、
落合英二2軍監督:
完全に育成期にある選手で、
心技体をじっくり鍛え上げる段階の選手。
試合よりも練習を重視。
高卒の場合、
「もし大学に進んでいたら4年後ドラフト1位だよな」と思えるぐらいレベルアップさせたい。
そういうイメージでC班の選手には接していきます。
試合に全然、出さないのかというと、そうではなくて、
社会人チームとか他球団の3軍戦がメインになってくる。
と。
ここからなんですが、
落合英二2軍監督:
C班の選手も試合に出るためにはテストをクリアしなければいけない。
と。
ピッチャーは以前から落合英二投手コーチの頃からやっていたストライクテスト、
落合英二2軍監督:
野手の場合は打撃テストっていうのがあって、
10打席で何打席、良い内容があったか。
と。
この良い内容って漠然としすぎてるんですけども、
落合英二2軍監督:
ちゃんと判断基準を今年から設けているんです。
色々と判断基準があるんですが、
その1つがスイングスピード。
いくらヒット性であっても、
スイングスピードが一定を超えていないと良い打席にカウントされません。
と。
厳しいですよね(笑)
「いいじゃん!ヒット性で!」と思うんですけども、
落合英二2軍監督:
いやいやいや、
そのスイングスピードでは1軍ではボールは前に飛びません。
これはコーチによる主観とか、
コーチによる好き嫌いを排除して選手に納得させることが目的です。
と。
B班は、
落合英二2軍監督:
A班でもないC班でもない、それ以外の選手がB班です。
打席は与えて100打席程度、
A班より出場機会は少ない。
と。
ここからが落合英二監督は厳しいですよ。
優しそうな顔ですが。
落合英二2軍監督:
B班は今年のクビ候補選手。
と。
いいですか。
もう春先で「クビ候補」って首脳陣は見てる選手なんですよね、B班は。
いわば2軍にクラス分けがあるということは、
実質3軍制みたいになってるんですよね。
で、これはクラス分けをもうちょっと言い換えると、
A班だけでは試合はできませんので、
A班というのは野手だけで、人数で言うと10未満なんだったので、
これはA班とB班の一部がいわば2軍なんです。
C班は基本的に育成期の選手ですから、
このC班とB班の一部、
これB班は本当、B班でまだ試合に出ている選手はいいんだけど、
B班で2軍の公式戦にあんまり出ていない選手というのは、
結構、本当にリアルにクビ候補なんですね。
このB班とC班が、いわば3軍なんです。
ちょっと、もう1回整理しますね。
A班とB班の一部が2軍。
B班の一部とC班が3軍。
中日ドラゴンズの2軍というのは実質3軍制を敷いてると言っても過言ではない。
「えっ!?ちょっと待って!B班の選手ってクビになるの!?」と今、思いますよね。
大丈夫です。
落合英二2軍監督:
このクラス分けは1ヶ月ごとに変わります。
1ヶ月ごとに、また2軍監督、コーチ、その他スタッフが色々と集まって、
A班、B班、C班は変わります。
A班と思っていた人がB班になったり、
C班の育成期の選手が、もうメキメキ実力を発揮してくると、
B班になったり、このA・B・Cは変わっていきます。
と。
怖っ!!!
『若狭敬一のスポ音』

若狭アナ:
「落合英二2軍監督が進める育成改革」。
今週火曜日、ナゴヤ球場で落合2軍監督に話を聞くことができました。
今2軍の育成について様々な改革を進めているんですね。
これは以前、「スポ音」のゲストに来てくれた時、
サムスンの2軍監督をしていた際にも話していたんですが、
落合英二2軍監督:
1軍の監督が変わる度に2軍の体制が変わっていたら、
球団として育成システムが確立しない。
これは問題なんだ。
誰が1軍の監督になっても、
ある程度、「中日ドラゴンズの若手育成プログラムはこうなんだ」というものを確立しないといけない。
とナゴヤ球場で話しておりました。
で、その改革進めているもの3つあるんですが、
まず1つ目、一番衝撃でした。
落合2軍監督、
落合英二2軍監督:
2軍をクラス分けしています。
自分はこのチームのどの位置にいるのかを自覚してもらうのが狙い。
全員に同じチャンスは与えられない。
今後を見据えて鍛えるべき選手と、そうでない選手を今年から分けています。
ただ、これは、あくまで元気な選手限定の話で、ケガ人は外してます。
そのクラス分けにも加われていないのがケガ人なんですね。
どうやってクラス分けをしているかというと、
まず、2月の沖縄キャンプを見て、各コーチと話し合った結果、
A班、B班、C班、
2軍を3つにクラス分けしてるんですね。
と。
これは投手のABC、野手のABCとそれぞれあるんですが、
例えば野手、A班はどんな選手か気になりますよね。
落合英二2軍監督:
26歳以下で、
年間300打席立たせるにふさわしい選手。
今の実力とか、今後の期待とか、全てを含めて、
最優先でウエスタン・リーグの公式戦に出す選手です。
ケガで離脱しない限り、
多少の好不調があってもA班の選手は試合に出していきますよ。
と話していました。
「誰なんですか?」と聞きました。
包み隠さず全部教えてくれましたが、
放送で具体名は私が避けます。
あまりにもリアルなので。
ただ、これは、新聞とかネットとかで2軍の試合を見てると、
「この人よくスタメンで使われてるな」という選手が、
A班だと思ってもらって大丈夫かなって思います。
次、B飛ばしてC班いきますね。
C班は、
落合英二2軍監督:
完全に育成期にある選手で、
心技体をじっくり鍛え上げる段階の選手。
試合よりも練習を重視。
高卒の場合、
「もし大学に進んでいたら4年後ドラフト1位だよな」と思えるぐらいレベルアップさせたい。
そういうイメージでC班の選手には接していきます。
試合に全然、出さないのかというと、そうではなくて、
社会人チームとか他球団の3軍戦がメインになってくる。
と。
ここからなんですが、
落合英二2軍監督:
C班の選手も試合に出るためにはテストをクリアしなければいけない。
と。
ピッチャーは以前から落合英二投手コーチの頃からやっていたストライクテスト、
落合英二2軍監督:
野手の場合は打撃テストっていうのがあって、
10打席で何打席、良い内容があったか。
と。
この良い内容って漠然としすぎてるんですけども、
落合英二2軍監督:
ちゃんと判断基準を今年から設けているんです。
色々と判断基準があるんですが、
その1つがスイングスピード。
いくらヒット性であっても、
スイングスピードが一定を超えていないと良い打席にカウントされません。
と。
厳しいですよね(笑)
「いいじゃん!ヒット性で!」と思うんですけども、
落合英二2軍監督:
いやいやいや、
そのスイングスピードでは1軍ではボールは前に飛びません。
これはコーチによる主観とか、
コーチによる好き嫌いを排除して選手に納得させることが目的です。
と。
B班は、
落合英二2軍監督:
A班でもないC班でもない、それ以外の選手がB班です。
打席は与えて100打席程度、
A班より出場機会は少ない。
と。
ここからが落合英二監督は厳しいですよ。
優しそうな顔ですが。
落合英二2軍監督:
B班は今年のクビ候補選手。
と。
いいですか。
もう春先で「クビ候補」って首脳陣は見てる選手なんですよね、B班は。
いわば2軍にクラス分けがあるということは、
実質3軍制みたいになってるんですよね。
で、これはクラス分けをもうちょっと言い換えると、
A班だけでは試合はできませんので、
A班というのは野手だけで、人数で言うと10未満なんだったので、
これはA班とB班の一部がいわば2軍なんです。
C班は基本的に育成期の選手ですから、
このC班とB班の一部、
これB班は本当、B班でまだ試合に出ている選手はいいんだけど、
B班で2軍の公式戦にあんまり出ていない選手というのは、
結構、本当にリアルにクビ候補なんですね。
このB班とC班が、いわば3軍なんです。
ちょっと、もう1回整理しますね。
A班とB班の一部が2軍。
B班の一部とC班が3軍。
中日ドラゴンズの2軍というのは実質3軍制を敷いてると言っても過言ではない。
「えっ!?ちょっと待って!B班の選手ってクビになるの!?」と今、思いますよね。
大丈夫です。
落合英二2軍監督:
このクラス分けは1ヶ月ごとに変わります。
1ヶ月ごとに、また2軍監督、コーチ、その他スタッフが色々と集まって、
A班、B班、C班は変わります。
A班と思っていた人がB班になったり、
C班の育成期の選手が、もうメキメキ実力を発揮してくると、
B班になったり、このA・B・Cは変わっていきます。
と。
怖っ!!!
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