中日・木下拓哉「キャンプから練習してきたこと。きょうに関しては二塁にいい球を投げるのが僕の仕事。辻本がよく見てくれていました」　堂上直倫コーチ「いい準備ができていたからこそのナイスプレー」

■2025.03.03 中日スポーツ

近年の中日がむしり取られた1点防ぐ…重盗時に井上野球を具現化「二塁に投げろ」木下と辻本が見せた連係プレー


　「ウチもやりたい。三浦監督も試したい。こういうふうに気を付けようってこと。予習復習をしっかりやっていきたい」

　井上監督はこの試合21個目のアウトを淡々と振り返ったが、これこそ近年の中日がむしり取られてきた1点なのだ。

　二塁に投げる、投手（もしくは内野手）がカットする、偽投する（投げない）。重盗に備えて、いくつかある守備側の選択肢から決めるのはベンチの仕事だ。このケースでは「二塁に投げろ」。当然だが、一走を刺すよりも優先度が高いのは、三走の生還を許さないことだ。

　「キャンプから練習してきたこと。きょうに関しては二塁にいい球を投げるのが僕の仕事。辻本がよく見てくれていました」。木下は東妻、井上の動きを同時に追って、前で捕球した辻本を褒めた。担当の堂上内野守備走塁コーチも「いい準備ができていたからこそのナイスプレー」とたたえた。

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