元中日コーチ・荒木雅博さんが「あれは残念なプレー」と振り返った場面

■2024.06.06 中日スポーツ

【荒木雅博の目】「そういうところが中日との違い」ソフトバンク新人・広瀬の悔しげな表情に見た走塁意識の差


　本紙評論家の荒木雅博さんはソフトバンクの戦いぶりに「守備にしても走塁にしても隙がない。やるべきことをやっている」と感心した一方、「あれは残念なプレー」と振り返ったのが2回の中日の走塁だった。

　0―1での2回2死、二塁内野安打で出塁した7番・宇佐見は、続く8番・岡林の右前打で二塁を回ったところで止まった。ソフトバンクの右翼・柳町は定位置も、打球は右翼線寄りだったことで三塁に進塁できる時間は十分にあった。

　荒木さんは「あそこは三塁に行かないといけないところ。外野の守備位置を見ても、打球方向を見ても、打った瞬間に三塁を狙わないといけない。宇佐見は最初から行く気がないような感じだった」と説明。結果的に続く小笠原は三振に倒れたが、三塁にいれば暴投などでの得点がある。「足が遅いといっても残念なプレー」と振り返った。

　対照的に3回に4点を奪ったソフトバンクの中で、4点目となる右前適時打を放った新人の広瀬は一塁塁上で悔しそうな表情を浮かべていたという。「おそらく二塁に行けたんじゃないかと悔しがっていたのだと思う。チーム全体で走塁への意識が高い。そういうところが中日との違い」と荒木さんは指摘していた。

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荒木雅博さんが言及です。

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