■2024.04.09 CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
与えた変化と与えられた変化…高橋周平の現在地「1日1日必至にやるだけです」
昨シーズンは打撃が振るわず、スタメンで出場する機会が減り、悔しいシーズンとなってしまった高橋周平選手。過ごしてきたオフシーズンから今に至るまで、様々な『変化』が彼を変えた。
与えた変化と与えられた変化 そこから見えてきたこと
「1日1日必死にやるだけです。誰が出る出ないではありません。試合に出たら自分のことをやるだけです」。
この言葉を、20分間の取材で、何度も口にした。それだけ、目の前の1試合・1プレー・1打席に命をかけていることを強く感じた。
CBC解説者の荒木雅博さんは高橋周選手について「去年に比べて、迷いなく振れることができるようになってきましたね。守備力は申し分ないです」と評する。
今シーズンに向けて高橋周選手には、自主トレ期間からキャンプに至るまで、与えた変化と与えられた変化があった。
与えた変化が自主トレ。今まで先輩の大島選手のもとでお世話になっていたが、そこを離れ、自ら自主トレを敢行。後輩・濱選手を連れての自主トレだった。
高橋周選手「洋平さんから“一人でやれ”とずっと言われていた。今年は、自ら自主トレを行う中で、初めて後輩を連れて行ったので、自分がやらなきゃいけないと感じました」
一人で考えてやる、後輩を連れて行うという、自覚と覚悟が生まれた変化だった。
一方の与えられた変化がキャンプ。高橋周選手にとっては、与えられた環境において変化を余儀なくされた。それは、プロ入り初めて2軍読谷組でのキャンプスタート。
高橋周選手「どういった環境で、どのような練習をするのかは未知数でしたが、自分のことに徹しようと思いました。初日から特打や特守をやらせてもらい、その環境を作って頂いた井上監督をはじめとした首脳陣の皆さんに感謝しています」
与えた変化と与えられた変化によって、高橋周選手が新たな自分を確立させていった。
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昨季は中日・石川昂弥がサードスタメンに、さらに今季は自身が2軍キャンプスタートとなったことについて高橋周平が思いを打ち明ける
Q.ファンからの声援はどう感じている? → 中日・高橋周平が思いを明かす
高橋周平選手が語りました。