■2024.02.09 中日スポーツ
一日中素手でノック…中日・堂上コーチが模倣する“守りの師匠”のスタイル 全ての努力は試合で笑うために#中日ドラゴンズ #ドラゴンズ #dragons#堂上直倫https://t.co/2RZxFm7oxO pic.twitter.com/ig1hoNPcSu
— 中日スポーツ (@chuspo) February 9, 2024
■2024.02.09 中日スポーツ
一日中素手でノック…中日・堂上コーチが模倣する“守りの師匠”のスタイル 全ての努力は試合で笑うために
「奈良原(浩、ソフトバンクヘッドコーチ)さんがそうなんですよ。それを知っていたので…」。模倣する理由は、堂上コーチにとって「守りの師匠」だからだ。そして模倣は素手だけではない。1月の名古屋。堂上コーチはキャンプに備え、黙々と一人ノックをしていた。ところが、いつもバックスピンのゴロを打つ。実際に転がるのはトップスピンではないのか? 僕の素朴な疑問にこう答えてくれた。
「トップスピンのゴロは、捕るのが楽なんです。待っていれば勝手にきますから」。試合とは逆の球質こそが、実は試合に役立つ。ひたすらバックスピンを練習していた理由も、奈良原コーチが自分に打ってくれていたからだ。
突起がついて不規則に弾むゴム製のリアクションボールをノックに使う。地面が荒れて、横で控えるスタッフがグラウンドをならそうとすると「そのままでいいです」と止める。バックスピンのゴロを含め、堂上コーチがやっていることの根っこはすべて同じだ。
「打球が飛んでくる瞬間に、どんなバウンドで自分はどこに合わせるかをイメージしてもらいたい。その上で、途中でイレギュラーすることもある。それでも対応できるようにしなければいけませんから」
やみくもに前に突っ込めばいいわけではない。待ちすぎて受けに回ればアウトを取り損ねる。練習で数を重ねるためのノックではなく、試合で笑うためのノック。堂上コーチは天性の名手ではなく、努力で培った守備力だった。つまり、質のいい練習をすれば、プロなら必ずうまくなる。だから打つ。新米コーチの左手中指は、きっとカチカチに固まることだろう。
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堂上コーチが語ります。