■2024.01.27 CBCラジオ
『ドラ魂キング』
…
若狭アナ:
バッティングピッチャーの中に鈴木翔太さんが今年から新しく加わりました。
これは先日の水曜日、ドラ魂キングのドラ番レポートのコーナーでもご紹介しました。
中日ドラゴンズ元ピッチャーの鈴木翔太さんが、
今年から裏方さん、バッティングピッチャーとして、
第二の人生、セカンドキャリアを積んでいきます。
これ実はセカンドキャリアじゃなくて、
サードキャリア、3番目なんですね。
静岡県の出身、ドラフト1位、聖隷クリストファー高校からドラゴンズに入団しました。
2014年から2020年までドラゴンズ7年間。
2021年は1シーズン、阪神の育成の選手でした。
プロ野球界に8年間いたということです。
24試合、プロ通算で投げまして5勝5敗、防御率4.41。
ここからなんですが、
2022と2023年、彼のセカンドキャリアはゴルファーだったんです。
プロゴルファーを目指す、ゴルファーです。
プロゴルファーではありません。
結局、プロテストは受けなかったそうです。
何をしていたかというと、私はこの前、ナゴヤ球場で色々と話を聞きました。
静岡県内のゴルフ場で働いていました。
プロを目指しながら働く、コース管理の仕事ということで、
キャディさんではなく、受付に立つフロントでもなく、コースの管理。
グリーンを刈る仕事、グリーン刈りですとか、
ゴルフの穴がありますよね、それはカップを切ると言うんですが、
カップ切り、こういうコースメンテナンスの仕事をされていて、
ゴルフ場の最後の組の後半が出てくのが、どうでしょうね?
この季節だと1時,2時くらいに出ていくかな?
日没がかかりますので、もうちょっと早いかもしれませんが、
最終組が出たあと、1人でラウンドをするんですって、
これが、なかなか1人でゴルフって楽しいものでは無かったと。
まさにプロを目指すための練習、修行を1人で黙々と、
それこそキャディケースを自分で担ぎながら、
あるいはカートに載せて、18ホールを回るという毎日、2年間。
月1回、静岡県内のプロを目指す研修生達が集う大会、試合があったそうです。
これ結構、僕は何百人、何千人もいるのかと思ったら、そうではなくて、
本気でプロを目指す人というのは静岡県内で鈴木翔太さんを含めて20人くらいたそうです。
2,30人。
この中で毎回、毎回、真ん中くらいで、上位にいけないそうなんですね。
得意なクラブはピッチングとか9番とか、ショートアイアン。
結局、ベストスコアは70だそうです。
これ、ゴルフされない方は何のことかさっぱり分からないと思うんですが、
18ホールを72打で回りましょう。
これが、いわゆる目指すべきところなんですが、
こんな72なんかでは素人は回れません。
だいたい100とか、いっぱい打つんですよ、ゴルフは。
これを70で回るというのは相当な腕前です。
いわゆるプロゴルファーの人達というのは、これを60台で回ってくるんですよね。
ビックリ仰天ですよ。
石川遼さんは1回中日クラウンズで58で回ったという。
70がベストスコアで一生懸命で頑張った。
でも自分はプロのレベルには達しないなということで、
2023年をもってプロへの道を諦めようと思っていた、
2年間、全力でやってダメだったら諦めようということで、
いわゆるサードキャリアですね。
今度は3番目の人生をどうしようかと思っていた時に、
ドラゴンズから連絡があって、
バッティングピッチャーの裏方さんが2023年をもって3人ご卒業される。
辞めたり、部所異動になったりということでバッティングピッチャーの裏方がいないということで、
声がかかって、秋のキャンプの前にナゴヤ球場でテストというか、
投げられるかどうかのチェックをして合格したということになっております。
頑張ってほしいです。
野球とゴルフの共通する難しさを聞きました。
すると、
鈴木翔太:
結局、ピッチャーもそうですし、ゴルフもそうなんですが、
最終的に孤独です。
自分との戦いです。
大事なのはメンタルコントロールです。
結局、僕がプロになれないと思ったのはパターなんです。
「パターイズマネーという言葉がゴルフにはあります。
結局、あの穴の中に入れるかどうか。
パターが60台が出るか出ないかの大きな差なんです。
それって入れたいと欲が出ると上手くいかないから欲を抑える。
入ったと喜ぶ、嬉しい、
でも、それを引きずりすぎると、また次のプレーが良くない。
逆に外れた、悔しい、それも引きずっているとダメだから切り替える。
それを自分自身でやっていかなきゃいけない。
これはプロでマウンドに上った時の気持ち、
打たれた、ガックリ
抑えた、ヤッター、
でも、それは1つ、1つ淡々と切り替えていかないといけない。
次に向かっていかなきゃいけない。
このあたりのメンタルコントロール。
結局は孤独であるというところが、
難しさ、共通点である。
という話をしていましたね。
第二、第三の人生、バッティングピッチャーですから、
今度は打たれるために投げるという、また違った作業になると思うんですが、
ここも1球1球、そんなに引きずらずに淡々と黙々と投げてほしい。
そしてドラゴンズを裏方として支えてほしいと思いますので、
ぜひ沖縄キャンプに行かれる皆さんは、
鈴木翔太さんが1軍です。
北谷でフリーバッティングで登板している姿もご注目ください。
『ドラ魂キング』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。今日はCBCマスコットキャラクターのシェアシェアの帽子に私のサインを入れて1名様にプレゼント!去年のオープン戦で始球式をした時に被っていた帽子です。「朝はTHETIME,」にお便りの中から抽選で1名様に福敬登投手のサインボールをプレゼントします! pic.twitter.com/6dHin8cfc7
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 27, 2024
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若狭アナ:
バッティングピッチャーの中に鈴木翔太さんが今年から新しく加わりました。
これは先日の水曜日、ドラ魂キングのドラ番レポートのコーナーでもご紹介しました。
中日ドラゴンズ元ピッチャーの鈴木翔太さんが、
今年から裏方さん、バッティングピッチャーとして、
第二の人生、セカンドキャリアを積んでいきます。
これ実はセカンドキャリアじゃなくて、
サードキャリア、3番目なんですね。
静岡県の出身、ドラフト1位、聖隷クリストファー高校からドラゴンズに入団しました。
2014年から2020年までドラゴンズ7年間。
2021年は1シーズン、阪神の育成の選手でした。
プロ野球界に8年間いたということです。
24試合、プロ通算で投げまして5勝5敗、防御率4.41。
ここからなんですが、
2022と2023年、彼のセカンドキャリアはゴルファーだったんです。
プロゴルファーを目指す、ゴルファーです。
プロゴルファーではありません。
結局、プロテストは受けなかったそうです。
何をしていたかというと、私はこの前、ナゴヤ球場で色々と話を聞きました。
静岡県内のゴルフ場で働いていました。
プロを目指しながら働く、コース管理の仕事ということで、
キャディさんではなく、受付に立つフロントでもなく、コースの管理。
グリーンを刈る仕事、グリーン刈りですとか、
ゴルフの穴がありますよね、それはカップを切ると言うんですが、
カップ切り、こういうコースメンテナンスの仕事をされていて、
ゴルフ場の最後の組の後半が出てくのが、どうでしょうね?
この季節だと1時,2時くらいに出ていくかな?
日没がかかりますので、もうちょっと早いかもしれませんが、
最終組が出たあと、1人でラウンドをするんですって、
これが、なかなか1人でゴルフって楽しいものでは無かったと。
まさにプロを目指すための練習、修行を1人で黙々と、
それこそキャディケースを自分で担ぎながら、
あるいはカートに載せて、18ホールを回るという毎日、2年間。
月1回、静岡県内のプロを目指す研修生達が集う大会、試合があったそうです。
これ結構、僕は何百人、何千人もいるのかと思ったら、そうではなくて、
本気でプロを目指す人というのは静岡県内で鈴木翔太さんを含めて20人くらいたそうです。
2,30人。
この中で毎回、毎回、真ん中くらいで、上位にいけないそうなんですね。
得意なクラブはピッチングとか9番とか、ショートアイアン。
結局、ベストスコアは70だそうです。
これ、ゴルフされない方は何のことかさっぱり分からないと思うんですが、
18ホールを72打で回りましょう。
これが、いわゆる目指すべきところなんですが、
こんな72なんかでは素人は回れません。
だいたい100とか、いっぱい打つんですよ、ゴルフは。
これを70で回るというのは相当な腕前です。
いわゆるプロゴルファーの人達というのは、これを60台で回ってくるんですよね。
ビックリ仰天ですよ。
石川遼さんは1回中日クラウンズで58で回ったという。
70がベストスコアで一生懸命で頑張った。
でも自分はプロのレベルには達しないなということで、
2023年をもってプロへの道を諦めようと思っていた、
2年間、全力でやってダメだったら諦めようということで、
いわゆるサードキャリアですね。
今度は3番目の人生をどうしようかと思っていた時に、
ドラゴンズから連絡があって、
バッティングピッチャーの裏方さんが2023年をもって3人ご卒業される。
辞めたり、部所異動になったりということでバッティングピッチャーの裏方がいないということで、
声がかかって、秋のキャンプの前にナゴヤ球場でテストというか、
投げられるかどうかのチェックをして合格したということになっております。
頑張ってほしいです。
野球とゴルフの共通する難しさを聞きました。
すると、
鈴木翔太:
結局、ピッチャーもそうですし、ゴルフもそうなんですが、
最終的に孤独です。
自分との戦いです。
大事なのはメンタルコントロールです。
結局、僕がプロになれないと思ったのはパターなんです。
「パターイズマネーという言葉がゴルフにはあります。
結局、あの穴の中に入れるかどうか。
パターが60台が出るか出ないかの大きな差なんです。
それって入れたいと欲が出ると上手くいかないから欲を抑える。
入ったと喜ぶ、嬉しい、
でも、それを引きずりすぎると、また次のプレーが良くない。
逆に外れた、悔しい、それも引きずっているとダメだから切り替える。
それを自分自身でやっていかなきゃいけない。
これはプロでマウンドに上った時の気持ち、
打たれた、ガックリ
抑えた、ヤッター、
でも、それは1つ、1つ淡々と切り替えていかないといけない。
次に向かっていかなきゃいけない。
このあたりのメンタルコントロール。
結局は孤独であるというところが、
難しさ、共通点である。
という話をしていましたね。
第二、第三の人生、バッティングピッチャーですから、
今度は打たれるために投げるという、また違った作業になると思うんですが、
ここも1球1球、そんなに引きずらずに淡々と黙々と投げてほしい。
そしてドラゴンズを裏方として支えてほしいと思いますので、
ぜひ沖縄キャンプに行かれる皆さんは、
鈴木翔太さんが1軍です。
北谷でフリーバッティングで登板している姿もご注目ください。
中日打撃投手の話 少々のボール球でも全部気持ちよく打ち返すので結果的に良い打撃練習になる中日選手が2人 既に退団したものの、よく首を傾げるため変な空気になる外国人選手も…?
中日打撃投手・鈴木翔太さんが就任経緯を語る
鈴木翔太さんが明かしました。