■2024.01.09 スポニチアネックス
【打率5割も可能だった?】落合博満が回答、もしデッドボールがなかったら【質問箱Part.19】
落合博満氏 オレ流罰金制度「一番大きい罰金は300万」年俸の半分近い罰金科したその使い道は…― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/jhU8QwZiHB
— スポニチ野球記者’24 (@SponichiYakyu) January 9, 2024
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【打率5割も可能だった?】落合博満が回答、もしデッドボールがなかったら【質問箱Part.19】
■2024.01.09 スポニチアネックス
落合博満氏 オレ流罰金制度「一番大きい罰金は300万」年俸の半分近い罰金科したその使い道は…
この質問に落合氏は「ある球団もあれば、ない球団もあると思います」と回答。落合氏は東芝府中から1978年ドラフト3位でロッテに入団したが「ロッテにいる頃は罰金はありませんでした」としたが、その後在籍した中日、巨人では「中日に来た時は罰金制度があって、巨人に行った時も罰金制度はありました」と明かした。一方で現役晩年を過ごした日本ハムでは「罰金制度があったかどうかはあまり覚えていません」と話した。
「罰金制度は野球の実技の中で、〝ランナーサードで還せなかったら罰金だ〟とかね。〝サインミスをしたら罰金だ〟とかっていうようなことと、罰金で一番大きかったのは門限破りでしょう」と明かした。「当時、門限破りっていうのは、10万、20万、30万から始まって、倍々ゲームになって最高100万くらい払ったっていう選手もいます」と超高額な罰金を支払った選手がいたという。
その罰金の使い道は「監督、コーチの食事代だとか何かに消えていったっていうような話は聞いています」と驚きの告白。「ある選手は〝使うお金がなくなってきたから早く罰金持ってこい〟って言われて1000円札で100万円を持っていったら〝俺を馬鹿にしてんのか〟って言われて帰ってきた。その時に〝罰金っていうのは税務上、領収書があったら落ちるから〟って税理士に言われて〝罰金払ったんだったら領収書もらってこいよ〟って言ったら〝誰だそんなこと言うのは〟って言うから〝落合だ〟って言ったら取った方も黙っていた、というようなことがあります」と自身の体験に基づいた裏話を披露した。
さらに自身の監督時代の罰金制度についても言及した。「オレが監督の時に一番改革したのは、選手に対して〝門限はないよ〟っていうようなことを言いました。だから門限に対する罰金っていうのはありません」と説明。しかし「〝暴力だけは絶対だめだぞ。暴力を振るった時点でユニホーム脱がせるからな〟っていうことは言いました」と罰金以上に厳しい罰則を設けていたことを明かした。さらに「バッテリー間でいうと、フォアボールを出したりっていうのは罰金があった」とし、その使い道は「コーチ含めたバッテリー間で食事会をしたっていう話は聞いています」と話した。
次は自身が罰金を取った事例も紹介。「オレが罰金を取ったっていうのは、ある選手がバッティング練習していて、〝絶対、手を離すなよ〟って言われて〝はい〟って言った。その3秒後には手を離していた。〝じゃあ罰金な〟っていうようなことで、そのバッティング時間内に何回手を離したか。その罰金を親に送れって言った。そうすると、普段仕送りなんかしてこない息子が仕送りしてくると〝うちの息子に何かありましたか〟って逆に親が心配していたということがあります」と意外な罰金の使い道を明かした。
その中で「オレが一番大きい罰金を取ったのは300万」と告白した。「その時、コーチ連中は〝100万でいいんじゃないですか〟って言うから100万だったらまたやるぞっていうことで、300万の罰金。当時その選手っていうのは700万ちょっとくらいの年俸でね。それだったら身にこたえるだろうっていうことで300万の罰金を科しました」と年俸の半分近い罰金を科したという。その理由は「選手間同士のいざこざで(相手を)ぶん殴ろうと思って、ぶん殴ったら野球辞めなきゃいけないなと思ってフェンスを引っぱたいて手を骨折した。その選手を一軍に上げようと思っていた矢先だったので300万の罰金を科した。そうしたら、次の日持ってきました。持ってきた罰金を次の日に奥さん呼んで、〝これはもう子供のためにでも、定期(預金)にしておいてください〟ってことで罰金を戻した。それがドラゴンズで発生した罰金なんだろうと思います」とオレ流ならではの罰金制度だったという。
その上で「あえて罰金制度っていうのは、オレが監督の時にはつくりませんでした。個々につくっていたっていう事例はありますけど、今でも罰金制度っていうのは賞金が出ている球団にはあるんじゃないかなと思います。これはあくまでもチームの決めごとであって、あるチームもあれば、ないチームもあるっていうことなんだろうなと思います」と話した。
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当時の中日・落合博満GM「いまのウチの状況を見てごらん? 1人でも役に立つ選手を獲らないと現場がかわいそうだろ? 俺のときは恵まれていたけど」
落合博満さん、“ある条件”を排除できれば打率4割は「可能」と断言 その条件は…
落合博満さんが明かしました。