■2023.12.30 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
先ほどは松田亘哲さんのお話をしました。
なかなか上手くいかなかった、
イップスを抱えている選手、そして克服した選手、
結構、ナゴヤ球場、バンテリンドームで話を聞いていると、そういう選手に出くわします。
松田さんがちらっと話していた、
松田:
色々なアドバイスを先輩に聞く中で、
岡田さんの話も結構、心の中にしみました。
という話をしてくれました。
それが気になって、
後日、岡田俊哉投手に聞きました。
「松田さんが、こんな話をしていたんですけども、イップスに関して、どんなアドバイスをしたんですか?」、
「えっ?ひょっとして岡田さんも投球困難になった時あったんですか?」、
岡田:
ありますよ、ありますよ。
知りません?
僕、むちゃくちゃでしたから。
1年目、2年目、1軍登板が無かったのは、
今だからですけど、完全にイップスですよ、原因は。
と。
「えっ!?あなたは甲子園に何回も何回も出てドラフト1位で来たのに!?」、
岡田:
問題はそこなんですよ。
自身満々で僕も来ましたよ。
で、最初のキャンプとかオープン戦でとんでもないところに入っちゃったなと思った。
そこからですよ、ドツボにはまったのは。
と。
全く松田さんと同じような感じですよね。
で、
岡田:
どこで、あの日、あの時、あの人に投げた1球が原因がというのは全然分かりません。
気づいたら投げられなくなっていました。
と。
岡田さんはどうなっていたかというと、
先ほど、松田さんは足が上がって、並進運動をして、足が着地して、
トップに入った時に投げられないという話をしましたが、
岡田:
若狭さん、
僕なんてもっとひどいですよ。
最初の右足が上がらないんですから。
つまり、セットポジションに入ったまま何もできない。
と。
「えええっ!?」、
岡田:
試合中はもちろんですが、
ブルペンでもじ~っとしている。
「おい!トシ!早く投げてこいよ!」、
岡田:
あっ、すみません。
と。
凄い状態、足が上がらない。
どうしたかと言うと、
これは、この前のドトークでもちょっと話したんですが、
ここで寄り添ってくれたのが今中慎二、当時コーチだったんですね。
今中さんは、そんな岡田投手をなんと荒療治中の荒療治ですよ。
無理やり試合で投げさせたんですよ。
すると1アウトも取れずに3失点して帰ってくるわけですよ。
したら、また翌日、投げさせる。
すると今度は1アウト2失点で帰ってくる。
その時に今中さんが、
岡田投手、当時に言ったのは、
今中:
トシ、昨日よりええやんか。
1アウト取れているやんか。
と。
このダメダメな昨日より、“ちょっとマシな今日”、
これを作ることで岡田さんは克服していったそうですね。
必ず横には名コーチがいるものですね。
『若狭敬一のスポ音』
毎年、滝行でお世話になっている倶利加羅不動寺の森下瑞堂住職がゲスト出演。さらにパーソナルトレーニングができるカロリートレードジャパンの宮坂和杜トレーナーが登場。年末年始に大きくなりそうな体を引き締めたい方は必聴です。「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」は辰年のドラゴンズについてです! pic.twitter.com/k629FEXw7m
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) December 30, 2023
今年も「スポ音」をお聞き頂き、ありがとうございました。年始は1月6日(土)からです。ゲストは大野奨太コーチ!質問をお寄せください。新コーナー「朝はTHETIME,」では列島中継の感想をお待ちしています。新コーナーへのお便りの中から抽選でドラゴンズ関連グッズをプレゼント。お楽しみに! pic.twitter.com/KnS11chmyf
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) December 30, 2023
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若狭アナ:
先ほどは松田亘哲さんのお話をしました。
なかなか上手くいかなかった、
イップスを抱えている選手、そして克服した選手、
結構、ナゴヤ球場、バンテリンドームで話を聞いていると、そういう選手に出くわします。
松田さんがちらっと話していた、
松田:
色々なアドバイスを先輩に聞く中で、
岡田さんの話も結構、心の中にしみました。
という話をしてくれました。
それが気になって、
後日、岡田俊哉投手に聞きました。
「松田さんが、こんな話をしていたんですけども、イップスに関して、どんなアドバイスをしたんですか?」、
「えっ?ひょっとして岡田さんも投球困難になった時あったんですか?」、
岡田:
ありますよ、ありますよ。
知りません?
僕、むちゃくちゃでしたから。
1年目、2年目、1軍登板が無かったのは、
今だからですけど、完全にイップスですよ、原因は。
と。
「えっ!?あなたは甲子園に何回も何回も出てドラフト1位で来たのに!?」、
岡田:
問題はそこなんですよ。
自身満々で僕も来ましたよ。
で、最初のキャンプとかオープン戦でとんでもないところに入っちゃったなと思った。
そこからですよ、ドツボにはまったのは。
と。
全く松田さんと同じような感じですよね。
で、
岡田:
どこで、あの日、あの時、あの人に投げた1球が原因がというのは全然分かりません。
気づいたら投げられなくなっていました。
と。
岡田さんはどうなっていたかというと、
先ほど、松田さんは足が上がって、並進運動をして、足が着地して、
トップに入った時に投げられないという話をしましたが、
岡田:
若狭さん、
僕なんてもっとひどいですよ。
最初の右足が上がらないんですから。
つまり、セットポジションに入ったまま何もできない。
と。
「えええっ!?」、
岡田:
試合中はもちろんですが、
ブルペンでもじ~っとしている。
「おい!トシ!早く投げてこいよ!」、
岡田:
あっ、すみません。
と。
凄い状態、足が上がらない。
どうしたかと言うと、
これは、この前のドトークでもちょっと話したんですが、
ここで寄り添ってくれたのが今中慎二、当時コーチだったんですね。
今中さんは、そんな岡田投手をなんと荒療治中の荒療治ですよ。
無理やり試合で投げさせたんですよ。
すると1アウトも取れずに3失点して帰ってくるわけですよ。
したら、また翌日、投げさせる。
すると今度は1アウト2失点で帰ってくる。
その時に今中さんが、
岡田投手、当時に言ったのは、
今中:
トシ、昨日よりええやんか。
1アウト取れているやんか。
と。
このダメダメな昨日より、“ちょっとマシな今日”、
これを作ることで岡田さんは克服していったそうですね。
必ず横には名コーチがいるものですね。
中日・岡田俊哉投手が「その日にマウンドに立っていたい。忘れ物があるので、取り返しにいかないといけない」と語る日
「今中?誰や?どこの高校や?」「大阪桐蔭?そんな高校聞いたことないぞ」 “無名高校”の今中慎二さんをドラフト指名するまでの流れ
こうして岡田投手はイップスを克服していきました。