■2023.12.06 スポーツナビ
1位で川上憲伸、5位で井端弘和をすんなりと指名
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) December 6, 2023
星野中日の1997年「会心ドラフト」の秘話
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■2023.12.06 スポーツナビ
1位で川上憲伸、5位で井端弘和をすんなりと指名 星野中日の1997年「会心ドラフト」の秘話
星野と落合のドラフト戦略 元中日スカウト部長の回顧録 中田宗男
ドラフトの目玉、川上の逆指名
この年のドラフトは、超目玉の慶応大・高橋由伸が、巨人、ヤクルト、西武のどこを逆指名するのかに大きな関心が集まった。一方、高橋と同じくドラフトの超目玉だった、明治大・川上は中日がすんなりと逆指名1位で獲得することができた。星野さんが明治大OBということが大きかったのは言うまでもない。
川上の一番の魅力はピッチャーとして一番大事なアウトローへの制球力が抜群に良かったこと。フォームも下半身で引っ張ってきてぐーんと重心移動して、下半身の力で最後に一気に爆発させる。その理想的なフォームから投げられるボールは球速こそ145 キロ前後だったが、球筋も良く、球威、精度も抜群だった。この年のピッチャーの中では群を抜いた存在だった。
川上は徳島商業高時代に甲子園に出ていたが“良い投げ方をしている、まとまりがあるピッチャー”程度の印象しか残っていなかった。進学希望という話も聞いていたのでドラフト候補としては見ていなかった。仮に本人がプロ入りを希望してもドラフトのボーダーラインくらいの評価だったと思う。高校時代の評価でいえば、94年に1位指名した豊田大谷高の平田のほうが断然上だった。それが明治大では2年頃から体格が目に見えて大きくなり、すごいボールを投げはじめていて驚いた。
川上ほどの選手をすんなり獲得できたのだから、前年は泣かされた逆指名という制度が、この年は中日にとっては有利に働いたことになる。もっとも、「すんなり」とはいっても、それは結果的にであって、裏では他球団がちょっかいを出す素振りを見せたりと、いろいろな駆け引きはもちろんあった。だから担当スカウトは最後まで息を抜けず大変ではあったのだが。
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川上憲伸さん、明治大学のキャプテンに「させられた」「あいつはキャプテンにしないと…」
中日ファン「Q.立浪監督の良いところ、悪いところを教えてください」 → 山﨑武司さんと川上憲伸さんが回答する
川上憲伸さんの指名について言及です。