■2023.10.29 4years.(@4years_media)さん / Twitter
【野球】
— 4years. (@4years_media) October 27, 2023
「大学野球ってあんまり注目されないんですかね……」仙台大学の知名度を高めるため、チームを引っ張り、駆け抜けました。
中日3位の #仙台大学 ・ #辻本倫太郎 自分のために→チームを勝たせる 代表合宿後の変化@sendai_univ_bbchttps://t.co/7vm6Oq7upC
■2023.10.27 4years.
「大学野球ってあんまり注目されないんですかね…」 中日3位指名の辻本倫太郎、知名度アップの第一歩に
「仙台大の名前を広める」ため、自らの力で高めた注目度
3年秋のリーグ戦は打撃不振に陥ったが、優勝のかかる東北福祉大学戦では勝利に大きく貢献した。昨年の明治神宮大会、今年の全日本大学野球選手権と全国大会で立て続けに本塁打を放ち、驚くような好守備も連発。全国大会は記者の投票により試合後の取材選手が選ばれる。辻本は毎試合のように取材会場に呼ばれ、大勢の記者からの質問に答えていた。
いつ、どんなときでも絶やさない笑顔、怠らない全力プレーも、見る者を虜(とりこ)にした要因の一つだろう。リーグ戦に「辻本目当て」で足を運ぶメディアやスカウト、ファンも日に日に増えていった。今秋のリーグ最終戦後、会場の東北福祉大野球場には、サインや写真撮影に応じるため忙しく走り回る辻本の姿があった。
明るく、前向きな性格の辻本にも、「違うチームで自分のために野球をやった方が楽しいし、プロにも近づけるのではないか」と葛藤した時期があった。だが、大学日本代表の強化合宿に初めて参加した際、その考えを改める出来事があった。
「ジャパンの合宿に行くと『仙台大ってどこなの?』という雰囲気で、悔しくて……」。東京六大学野球、東都大学野球など首都圏との差を感じて唇をかむと同時に、そこで活躍する選手たちが自分のためではなく、「チームが勝つため」に努力していることに気づいた。
「1年生から試合に出させてもらって、自分は勘違いしてしまっていたのかもしれない」。合宿後は、「ドラフトで指名される」ことよりも「全国で勝って、仙台大の名前を広める」ことが原動力になった。筆者自身も、辻本の取材がきっかけで仙台六大学野球の試合に足しげく通うようになり、辻本だけでなく仙台大、そして加盟する6大学に魅力的な選手が数多くいることを知った。辻本が周囲に与えた影響力は計り知れない。
チームが強くなる「サイクル」は近い将来、現実に
辻本の影響を受けているのは仙台大の後輩たちも同じだ。来年のドラフト候補に挙がる今秋の首位打者・平野裕亮(3年、山村学園)はリーグ戦終了後、「倫太郎さんと一緒にプレーできたことは野球人生の中で大きな財産になった。自分も日本代表に呼ばれるような選手になって、プロに行きたい」と思いを強くしていた。
辻本が抜けた後の遊撃の定位置争いに名乗りを上げる平川蓮(2年、札幌国際情報)、西村虎之助(2年、米子松蔭)はともに大学から内野手に転向した選手。2人とも遊撃手の手本として真っ先に辻本の名前を挙げ、下級生ながら積極的に教えを請い守備力の強化を図っていた。
プロ野球選手になることで、その影響力はさらに大きくなる。辻本は以前、「支配下で指名されることで、仙台大の評判が上がって、良い選手が入ってきてチームが強くなる。そんなサイクルを生み出したい」とも話していた。思い描いていた未来は、現実になろうとしている。
「まずは今プロを目指している後輩たちに勇気を与えられた。後輩たちが頑張る原動力になったらうれしい」。辻本は指名後の取材でそう胸を張った。次は、プロで活躍する辻本の姿が後輩たちの原動力になる。「プロに入るだけが目標ではないので、まだまだ満足はできない。ここからが勝負だなと思っています」
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中日ドラフト3位・辻本倫太郎の華麗な守備【動画】
10月28日(土)のドラHOTプラス、さっそく中日ドラフト指名選手2人が生出演!!!
大学のため、チームのためにプレーです。