中日・小笠原慎之介投手に「エースとは？」と尋ねると…

■2023.04.28 セ・リーグ公式戦「中日vs.DeNA」

【イニングスコア】
デ｜0 0 0 1 0 0 0 0 0 ＝1
中｜0 0 0 0 0 0 0 0 0 ＝0

4月28日(金)　セ・リーグ公式戦「中日vs.DeNA」【試合結果、打席結果】　中日、0-1で敗戦…　投手陣が好投するも、最後まで打線が応えられず完封負け…

【4/28 中日 vs 横浜DeNA ゲームハイライト】

中日0-1横浜DeNA(4/28)
ハイライトです⚾

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中日・小笠原慎之介
8回 98球被安打5 与四死球1 失点1 自責1 奪三振6

【投球結果】

小笠原（木下拓）＝8回1失点
1	遊ゴロ｜右　飛｜投ゴロ
2	中　飛｜投　安｜二併殺
3	左　安｜空三振｜投犠打｜空三振
4	左　安｜二ゴロ｜右２①｜一ゴロ｜遊　飛
5	空三振｜遊　飛｜空三振
6	左　安｜三犠打｜捕ゴロ｜敬遠四｜二ゴロ
7	投ゴロ｜捕邪飛｜投ゴロ
8	空三振｜見三振｜投ゴロ
投手（捕手）＝結果

■2023.04.29 中日スポーツ

セ最強の今永相手に一歩も引かず…よく投げた中日・小笠原の敗戦に同情なし彼が備えている『エースの品格』#中日ドラゴンズ https://t.co/2mT7w1eS33
— 中日スポーツ (@chuspo) April 29, 2023

■2023.04.29 中日スポーツ

セ最強の今永相手に一歩も引かず…よく投げた中日・小笠原の敗戦に同情なし彼が備えている『エースの品格』

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って　◇28日　中日0－1DeNA（バンテリン）

…

　開幕投手に選ばれる前から、今季は中日のエースの交代期だと思っていた。思い出すのは小笠原がまだ何者でもなかった6年ほど前の、今中慎二さんとの会話である。同世代の3人の投手の名を挙げ「誰が将来のエースか？」と問うた。即答で「慎之介」。時は来た。今、改めてその根拠を問うた。

　「投げてる球も大事やけど、エースってそれだけじゃない。単なる勝ち星じゃないから。8勝でもチームがしんどい時に投げるのがエース。みんなに認めてもらえる。その自覚を慎之介からは感じたから」

　すなわち野村さんの言う「チームの鑑」。山本昌より今中だった。野口ではなく川上、チェンの前に吉見。エースは自称ではない。彼らは品格を備えたから、周囲からそう呼ばれた。小笠原にも尋ねた。野村さんが書いた条件も、今中さんの言葉も伝えずに「エースとは？」と。

　「人に影響力を与える。ずっと見てきて、大野さんはそういう存在です。チームが苦しい時にこそ勝ちをもたらしたいし、そんな自己犠牲じゃないでしょうか」

　これぞ品格ではないか。厳しい審査眼を持っていた野村さんも納得する答えであり、今中さんの見立ては実証されつつある。開幕から金曜日で回り続けているが、今回こそが至高のエース対決だった。セ・リーグ最強の今永相手に、一歩も引かぬ投手戦だった。前夜は延長12回のサヨナラ負け。雰囲気は悪く、ブルペンの疲労度も蓄積している中で、小笠原は奮闘した。よく投げたが、敗戦に同情はしない。それがエースなのだから。

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