中日・涌井秀章投手へ、沢山の他球団若手投手達が弟子入りする

■2023.01.18 サンケイスポーツ

【Deep　Baseball】涌井秀章、中日電撃トレードの心境激白　〝兄〟石井監督から異例の事前相談、決断も委ねられた「特例」


★館山で若手と追い込み「全員一回り以上、年下」
　涌井は2009年から千葉・館山市内での自主トレを恒例としている。毎年、横浜高OBや志願、知人を介して参加を依頼した若手が参加。今年もDeNA・小園、西武・黒田、巨人育成の横川、木下ら7、8人の若手が参加している。涌井は「自然と若い子ばかりになっている。『参加したい』と言ってくる人を断る理由もない。全員一回り以上、年下だよ」と笑った。2週間以上の〝合宿〟では、朝8時のピラティスに始まりグラウンドでの練習、体幹、ウエートトレなど夕方まで徹底的に追い込んでいる。

★取材後期
　「本当に来たね」。タクシーを降りると、涌井は温かくグラウンドに迎え入れてくれた。

　西武担当だった2005年、涌井のプロ1年目からの付き合いだ。人懐っこく、先輩からかわいがられていた青年は、今では若手から続々と弟子入りを志願される大投手になっていた。

　走り込む量の多さは球界でも有名で、この日も他の選手が苦しそうに走るなか、涌井は表情を変えずに黙々と走る。インターバルでは記者に歩み寄り雑談する余裕も。

　朝から昼食を挟んで夕方まで汗を流す。「一気にやれば14時くらいに終わるけど、食事しないと若い子たちはついてこられないから」というほどの練習量だ。見ていただけの記者も腹が減り、ちゃっかり幕の内弁当をごちそうしてもらった。

　他の投手陣への負けん気の強さも印象的。チームでの完投一番乗り、最多勝を目指す36歳のすごさを垣間見た。有言実行しそうな気がしてならない。

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中日・柳裕也投手「これ盛ってないですからね！」　涌井秀章投手の自主トレメニューが…

Q.外から見ていて、全く面識が無くて、この人と仲良くなりたいとか、気になる選手みたいなのは？　中日・涌井秀章投手「気になる選手は…」

多くの若手投手に慕われる涌井投手です。

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