■2022.12.25 北國新聞
DeNA・京田陽太内野手、強制送還「正直ほっと」 7年目「泥臭く」再出発
●トレードで中日離れ
交換トレードで中日を離れて3週間後の12月上旬、北國新聞社のインタビューに応じた京田は「苦しい1年でした」とプロ6年目を振り返りながらも、「今だから言えますが、『強制送還』は正直ほっとした。いろいろなものと戦ってきたので、開放された感じでした」と明かした。
寺井中時代は硬式野球・白山能美ボーイズでプレーし、青森山田高、日大を経てドラフト2位で中日に入団した。抜群の守備力で1年目の2017年に遊撃手レギュラーの座をつかみ、球団新人最多の149安打を記録してセ・リーグ新人王を獲得。だが、昨季は打撃不振で5年目で初の2軍落ちを経験した反省から、今季キャンプでは「全部壊して新しいものをつくってみよう」と挑んだ。
復活への思いは強かったが、結果は裏目に出た。「新しいことはすぐにできるものではなく、悪い方向に行ってしまった」。2軍に落とされた後、6、8月と1軍昇格を果たしたものの、思うような結果を残せなかった。出場はプロ入り最少の43試合にとどまり、打率1割7分2厘、3本塁打、8打点に終わった。
●「拾っていただいた」
砂田毅樹投手(27)との交換トレードは「戦力外」のらく印を押されたようにも見えるが、京田は「拾っていただきありがたい」と感謝する。新天地での背番号は「98」に決めた。昨年27歳の若さで亡くなった木下雄介投手が中日でつけた番号だ。「同期入団で1番お世話になった方。『もう一度一緒に戦おう』という意味を込めました」。再出発へ迷いはない。
移籍が決まった時は中日の柳裕也投手(28)が「一番心配してくれた」そう。来季に向けては、元チームメートとの対決も心待ちにしながら、「新人の気持ちで泥臭く頑張る。石川県の皆さんに心配を掛けたので、活躍していい報告をしたい」と力を込めた。
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柳投手、かなり心配していたようです。