元中日スカウト・中田宗男さん「（打撃という意味で苦しんだのは）これが一番の要因じゃないかなと思うんですよね」　根尾昂投手について語る

■2022.10.08 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』

12時20分からは「スポ音」をお聞きください。16時15分までの生放送です。「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」はホームランテラス問題。「未来アスリート」は愛知学院大学剣道部3年生本多祐輔選手を特集。15時台のゲストは中日ドラゴンズ元スカウト部長の中田宗男さん。質問をお待ちしています！　#スポ音 pic.twitter.com/Dmma6BiLGZ

— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 8, 2022

「スポ音」をお聞き頂き、ありがとうございました。らじお女子の水野楓奈ちゃんに久しぶりに会えて楽しかったです。15時台のゲストは中田宗男元スカウト部長でした。「最近の低迷に責任を感じています。でも、今年は若手が出てきました。これからに期待しています」と言って帰られました。　#スポ音 pic.twitter.com/Tz9ckjxhZr

— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 8, 2022

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『中日・根尾昂投手の話題』

若狭アナ：
今年、根尾昂選手が外野手登録、内野手登録、投手登録となりました。

中田さん、これについてはズバリどんなご意見ですか？

中田宗男：
僕は、彼の甲子園でのピッチャーとしての凄く大事な場面で見ていたので、

最初からですね、

「ピッチャーが一番良いんじゃないかな」という思いはあったんです。

若狭アナ：
ああ、そうなんですか！？

中田宗男：
はい。

ただ、ショート、

当初はショートですね。

若狭アナ：
本人がやりたいと？

中田宗男：
はい。

これはよく分かるんです。

試合を見に行くと「今日はショートでポジションについている」と思って見ているうちに、

やっぱり1回見る度に上手くなっていったと。

若狭アナ：
あぁ～！

中田宗男：
で、それで本人が「ショートでやりたい」という気持ちになったんじゃないですか。

本当に1回見る度に上達していったので、

我々も「この感じだったらショートでいけるな」というふうにも思ったんですね。

若狭アナ：
そもそもの能力としてはピッチャーが非常に高い？

中田宗男：
そうですねぇ。

若狭アナ：
ただ、ショートも見る度に成長している。

この成長曲線で行くとプロに入ってもショートでいけるんじゃないかと？

中田宗男：
うん、そうですね。

若狭アナ：
ただ、ちょっと打撃という意味では、

1年,2年,3年と苦しんだところはありましたね？

中田宗男：
そうですね。

僕ね、これの要因は、

1年目の自主トレに足を故障したのがね、

これが一番の要因じゃないかなと思うんですよね。

若狭アナ
右ふくらはぎの肉離れがありました。

中田宗男：
そうなんですよ。

それでやっぱり足を故障するというのは全て練習ができないので、

一番肝心なノック受けたり、ランニングしたり、

足を故障するのが一番長く、元に戻るのが長くかかるんですよ。

肩とかの痛みは普段のランニングとか基礎練習をできるんですけども、

足を故障すると一番体を作らなきゃいけない時期の基礎練習ができないんで、

これはやはりキャンプから、そのあと、

とにかく体ができる前に実戦に入っていって、

バランスを崩したんじゃないかなというふうには当時は思っていたんですけどね。