■2022.01.15 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
お便り「Q.スコアラーの仕事には相手のクセを盗むことも含まれているのでしょうか？ 今、中日はどれくらいの他球団のピッチャーのクセを把握しているのでしょうか？」
若狭アナ：
試合のミーティングが始まる前の作業の中で、
相手ピッチャーのクセを研究するというところまで来ましたが、
鈴木さん、今言える範囲と言えない範囲があると思うんですけども、
クセを把握しているピッチャーっていうのはざっくりどれくらいいらっしゃいます？
鈴木義広スコアラー：
1球団5名くらいはいそうですよね。
若狭アナ：
1球団5人も、もうあばいているんですか！？
鈴木義広スコアラー：
いますね。
ただ、分かっていても、
それが好きな選手、嫌いな選手もいるので、
そこはちょっと難しい。
全員が全員、「それを見てやれ」とかはないので。
若狭アナ：
かぁ～！
興味深いです、鈴木さん。
中日の野手で相手のピッチャーのクセが大好きな人、
「むしろ教えてください、それで僕、腹くくって打ちますよ」というクセ大好き選手は誰ですか？
鈴木義広スコアラー：
木下ですかね。
若狭アナ：
木下拓哉選手ですか！
鈴木スコアラー：
はい。
若狭アナ：
ほ～！
他にいます？
鈴木義広スコアラー：
欲しがるの、まぁ京田も欲しがるときは欲しがりますね。
ただ、どうしても抜けるっていうことがあるじゃないですか、球が。
なので、やっぱり右対左はやりやすいけど、
やっぱり左対左になると「分からないほうがいいです」ってこともありますよね。
若狭アナ：
あっ、左対左で、
例えば「こういうクセが出るとスライダーですよ」と言われて、
腹くくって踏み込もうと思ったら、
そのスライダーがすっぽ抜けて頭の付近に来るのが怖いということもありますもんね。
鈴木義広スコアラー：
逆に球種が違った時とか。
若狭アナ：
あ～。
鈴木義広スコアラー：
向こうもやっぱクセとか見てる人がいるので、
自チ－ムで多分。
変えたりすることもあるじゃないですか、
いたちごっこなので。
そういうので、やっぱり同じ方向から来る球の、
速い球の抜けるのはやっぱり怖いと思いますので。
若狭アナ：
ほ～！
素人にちょっと教えていただきたいのですが、
プロのみなさんはどこを見てクセを見抜くんですか？
どこに出るもんなんですか？
鈴木義広スコアラー：
グラブのある手とか、
足、歩幅とかありますよね。
手首とか、投げるほうの。
若狭アナ：
例えば右ピッチャーだとクセが出やすいのはグラブをはめてる左手か、
ボールを持ってる右手首か。
あるいは足の歩幅、このあたりに出る？
鈴木義広スコアラー：
そうですね。
若狭アナ：
ということは1点を集中して見てるんですか？
鈴木義広スコアラー：
いえ、見つけるときはぼんやりです、僕は。
「ここにあるだろう」と思って見るんじゃなくて、
何となく通しで見ていて「あれ？なんかちょっと違うかな」とか、
そこからちょっと部分集中して見る。
大体ぼんやりですね、なんとなくです。
若狭アナ：
クセをあんまり教えられると、
そこばっかり気になって打てなくなるので、
クセ嫌です選手は誰ですか？
鈴木義広スコアラー：
大島ですね。
若狭アナ：
えぇ！？
あっ、そうですか。
彼はあんまり好きじゃない？
鈴木義広スコアラー：
分かんないと思います、多分あんまり。
若狭アナ：
あっ、そうなんですね。
鈴木義広スコアラー：
ただ、それあれだけ打つんで、
凄いです（笑）
若狭アナ：
（笑）
へぇ～、面白いな！
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。祖父江大輔投手のサイン入りカレンダーを3名様にプレゼントします。ゲストは鈴木義広スコアラー。電話出演です。質問をお待ちしています。「ドラゴンズハイライト」は木下拓哉選手特集。「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」は漫画についてです。 #スポ音 pic.twitter.com/fJuaBj5bgq
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 15, 2022
「スポ音」をお聞き頂き、ありがとうございました。ゲストは鈴木義広スコアラーでした。データ分析から敵の癖までマニアックで奥深い話でした。聞き逃した方はradikoのタイムフリーでお聞きください。次回のゲストは荒木雅博コーチです。収録のため、質問は来週金曜日までにお送りください！ #スポ音 pic.twitter.com/f4k0heVsNZ
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 15, 2022
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お便り「Q.スコアラーの仕事には相手のクセを盗むことも含まれているのでしょうか？ 今、中日はどれくらいの他球団のピッチャーのクセを把握しているのでしょうか？」
若狭アナ：
試合のミーティングが始まる前の作業の中で、
相手ピッチャーのクセを研究するというところまで来ましたが、
鈴木さん、今言える範囲と言えない範囲があると思うんですけども、
クセを把握しているピッチャーっていうのはざっくりどれくらいいらっしゃいます？
鈴木義広スコアラー：
1球団5名くらいはいそうですよね。
若狭アナ：
1球団5人も、もうあばいているんですか！？
鈴木義広スコアラー：
いますね。
ただ、分かっていても、
それが好きな選手、嫌いな選手もいるので、
そこはちょっと難しい。
全員が全員、「それを見てやれ」とかはないので。
若狭アナ：
かぁ～！
興味深いです、鈴木さん。
中日の野手で相手のピッチャーのクセが大好きな人、
「むしろ教えてください、それで僕、腹くくって打ちますよ」というクセ大好き選手は誰ですか？
鈴木義広スコアラー：
木下ですかね。
若狭アナ：
木下拓哉選手ですか！
鈴木スコアラー：
はい。
若狭アナ：
ほ～！
他にいます？
鈴木義広スコアラー：
欲しがるの、まぁ京田も欲しがるときは欲しがりますね。
ただ、どうしても抜けるっていうことがあるじゃないですか、球が。
なので、やっぱり右対左はやりやすいけど、
やっぱり左対左になると「分からないほうがいいです」ってこともありますよね。
若狭アナ：
あっ、左対左で、
例えば「こういうクセが出るとスライダーですよ」と言われて、
腹くくって踏み込もうと思ったら、
そのスライダーがすっぽ抜けて頭の付近に来るのが怖いということもありますもんね。
鈴木義広スコアラー：
逆に球種が違った時とか。
若狭アナ：
あ～。
鈴木義広スコアラー：
向こうもやっぱクセとか見てる人がいるので、
自チ－ムで多分。
変えたりすることもあるじゃないですか、
いたちごっこなので。
そういうので、やっぱり同じ方向から来る球の、
速い球の抜けるのはやっぱり怖いと思いますので。
若狭アナ：
ほ～！
素人にちょっと教えていただきたいのですが、
プロのみなさんはどこを見てクセを見抜くんですか？
どこに出るもんなんですか？
鈴木義広スコアラー：
グラブのある手とか、
足、歩幅とかありますよね。
手首とか、投げるほうの。
若狭アナ：
例えば右ピッチャーだとクセが出やすいのはグラブをはめてる左手か、
ボールを持ってる右手首か。
あるいは足の歩幅、このあたりに出る？
鈴木義広スコアラー：
そうですね。
若狭アナ：
ということは1点を集中して見てるんですか？
鈴木義広スコアラー：
いえ、見つけるときはぼんやりです、僕は。
「ここにあるだろう」と思って見るんじゃなくて、
何となく通しで見ていて「あれ？なんかちょっと違うかな」とか、
そこからちょっと部分集中して見る。
大体ぼんやりですね、なんとなくです。
若狭アナ：
クセをあんまり教えられると、
そこばっかり気になって打てなくなるので、
クセ嫌です選手は誰ですか？
鈴木義広スコアラー：
大島ですね。
若狭アナ：
えぇ！？
あっ、そうですか。
彼はあんまり好きじゃない？
鈴木義広スコアラー：
分かんないと思います、多分あんまり。
若狭アナ：
あっ、そうなんですね。
鈴木義広スコアラー：
ただ、それあれだけ打つんで、
凄いです（笑）
若狭アナ：
（笑）
へぇ～、面白いな！
中日・大島洋平「僕が2番を打つような打線になると繋がる気がする」 立浪和義監督「参考にさせていただきます（笑） 本人が言うなら（笑）」
中日・大西崇之コーチ「僕は本当は大島選手をレフトに持っていきたいと思っているんですよね。ただ、今このチームの戦力上のバランスを見るとね…」
意外にも大島選手はピッチャーのクセなどを教えられるのは好きではないようです。
