■2021.12.29 MBSラジオ
『JA淡路日の出スポーツスペシャル ~MBSベースボールパーク番外編~ 落合博満×掛布雅之 THE・野球談議』
…
掛布:
落合さんが中日の監督を引き受ける時に、
その前から中日の戦力というのは、ある程度、頭の中に入れて?
落合:
いや、全然入れてなかった。
掛布:
入れてなく、受けて?
落合:
ええ。
掛布:
僕、ビックリしたのは2月1日と2日に紅白戦したでしょ。
これはもう最初から決めていたことですか?
落合:
これは2003年の秋のキャンプ、これを無駄にしたくなかったというだけであってね。
12月,1月、選手はのんびりするじゃない。
キャンプ入ってきて、慣らしから始まって、
順調に段階を踏んで、開幕を迎えればいいやというようなやり方をやっていたら時間がない。
だから12月,1月は遊ばさないためにも。
掛布:
(笑)
落合:
2003年のキャンプ無駄にしたくなかったというのがあって。
掛布:
これ、いつ選手には言ったんですか?
秋季キャンプ終わる時?
落合:
秋季キャンプ終わる時で、
北海道かなんかで東西戦かなんかあったんですよ。
それで留守を預けなくちゃいけなかったんで、
それで2軍監督の佐藤道郎さんに確か言ってキャンプ地をあとにしたと思う。
掛布:
ただ、あれ僕がキャンプ取材に行った時に、
谷繁がですね、
谷繁:
この監督、何を考えているんですかね?
と言ってましたけど(笑)
落合:
いや、何を考えてるか分かったらダメ。
(笑)
掛布:
でも、それで谷繁が、
谷繁:
1年間、乗り切るのが凄く楽だった。
と言ってたんですよ、シーズンが終わったあと。
あの2月1日と2日に紅白戦をやる、
体をある程度作って初めてだというわけですわ。
そのシーズンの翌年ですよ僕、聞いたのは、谷繁に、
谷繁:
凄く楽だったんですよ。
って言っていたんです。
落合:
その代わりシーズン中は休み無かったからね。
掛布:
あ~、そうですね。
それとどのチームよりバッティング練習させるし、ボールを捕らせるでしょ?
これはもう監督としての基本の野球、練習、そこですかやっぱり?
落合:
そこ。
やっぱり体力。
振る体力、守る体力、走る体力、全ての体力が無ければ1シーズン乗り切れない。
キャンプやったって普通のキャンプやっても5月,6月で貯金が無くなるんだよね。
だったらそれを維持するためにはもう練習し続けるしかないだろうと。
で、逆の考えもあるんですよ。
へばっている時に練習したらクタクタになってケガをする。
だから、それはやってみなければ分からない。
だから物事を進める時に「こういうことをやりますよ」と言ったら大概反対するんだよ、そういう前例がないから。
掛布:
なるほど(笑)
落合:
前例が無いんじゃなくて、
それをやってみて結果がどうなのかということが大前提だろうと。
掛布:
これある程度は失敗を考えてということはないでしょうけども、
失敗もある程度受け入れるという気持ちの中ですか?
落合:
いや、失敗というよりもケガをさせないためにという、
当然、ゲームになればクタクタでも無理しちゃうでしょ。
その無理が来ないように体力を付けるのがまず1番だと。
掛布:
それも監督が現役時代やってきた?
落合:
俺は調子が悪くなったら休んだ(笑)
掛布:
(笑)
落合:
体に鞭打って練習するっていうことは逆にしなかった。
体を休ませて体調整えた。
掛布:
これ年齢と相談してですか?
若い頃からですか?
落合:
いや、若い頃はやっぱりやらされていたっていうのが。
掛布:
僕らの時代はそうですよね、
やらされてましたね。
『JA淡路日の出スポーツスペシャル ~MBSベースボールパーク番外編~ 落合博満×掛布雅之 THE・野球談議』
セ・パのスラッガーとしてしのぎを削り合った落合博満さんと
— MBSラジオ (@1179mbs) December 27, 2021
掛布雅之さんというレジェンド二人による奥深い“野球談議”が実現✨
12/29(水)13:30~15:00
「落合博満×掛布雅之 THE・野球談議」
ぜひ、お聴きください📻#落合博満#掛布雅之#近藤亨(MBSアナウンサー)#MBSラジオ pic.twitter.com/FUbnAKdT0d
\🎍年末年始の特別番組🎍/
— radiko (@radiko_jp) December 29, 2021
◤スポーツ編◢
⏰12/29(水)13:30~
MBSラジオ『JA淡路日の出スポーツスペシャル ~MBSベースボールパーク番外編~ 落合博満×掛布雅之 THE・野球談議』
稀代のスラッガー、2人のレジェンドが“野球”を語り尽くす⚾#radiko で聴く▶https://t.co/zPtwDDkDzH
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掛布:
落合さんが中日の監督を引き受ける時に、
その前から中日の戦力というのは、ある程度、頭の中に入れて?
落合:
いや、全然入れてなかった。
掛布:
入れてなく、受けて?
落合:
ええ。
掛布:
僕、ビックリしたのは2月1日と2日に紅白戦したでしょ。
これはもう最初から決めていたことですか?
落合:
これは2003年の秋のキャンプ、これを無駄にしたくなかったというだけであってね。
12月,1月、選手はのんびりするじゃない。
キャンプ入ってきて、慣らしから始まって、
順調に段階を踏んで、開幕を迎えればいいやというようなやり方をやっていたら時間がない。
だから12月,1月は遊ばさないためにも。
掛布:
(笑)
落合:
2003年のキャンプ無駄にしたくなかったというのがあって。
掛布:
これ、いつ選手には言ったんですか?
秋季キャンプ終わる時?
落合:
秋季キャンプ終わる時で、
北海道かなんかで東西戦かなんかあったんですよ。
それで留守を預けなくちゃいけなかったんで、
それで2軍監督の佐藤道郎さんに確か言ってキャンプ地をあとにしたと思う。
掛布:
ただ、あれ僕がキャンプ取材に行った時に、
谷繁がですね、
谷繁:
この監督、何を考えているんですかね?
と言ってましたけど(笑)
落合:
いや、何を考えてるか分かったらダメ。
(笑)
掛布:
でも、それで谷繁が、
谷繁:
1年間、乗り切るのが凄く楽だった。
と言ってたんですよ、シーズンが終わったあと。
あの2月1日と2日に紅白戦をやる、
体をある程度作って初めてだというわけですわ。
そのシーズンの翌年ですよ僕、聞いたのは、谷繁に、
谷繁:
凄く楽だったんですよ。
って言っていたんです。
落合:
その代わりシーズン中は休み無かったからね。
掛布:
あ~、そうですね。
それとどのチームよりバッティング練習させるし、ボールを捕らせるでしょ?
これはもう監督としての基本の野球、練習、そこですかやっぱり?
落合:
そこ。
やっぱり体力。
振る体力、守る体力、走る体力、全ての体力が無ければ1シーズン乗り切れない。
キャンプやったって普通のキャンプやっても5月,6月で貯金が無くなるんだよね。
だったらそれを維持するためにはもう練習し続けるしかないだろうと。
で、逆の考えもあるんですよ。
へばっている時に練習したらクタクタになってケガをする。
だから、それはやってみなければ分からない。
だから物事を進める時に「こういうことをやりますよ」と言ったら大概反対するんだよ、そういう前例がないから。
掛布:
なるほど(笑)
落合:
前例が無いんじゃなくて、
それをやってみて結果がどうなのかということが大前提だろうと。
掛布:
これある程度は失敗を考えてということはないでしょうけども、
失敗もある程度受け入れるという気持ちの中ですか?
落合:
いや、失敗というよりもケガをさせないためにという、
当然、ゲームになればクタクタでも無理しちゃうでしょ。
その無理が来ないように体力を付けるのがまず1番だと。
掛布:
それも監督が現役時代やってきた?
落合:
俺は調子が悪くなったら休んだ(笑)
掛布:
(笑)
落合:
体に鞭打って練習するっていうことは逆にしなかった。
体を休ませて体調整えた。
掛布:
これ年齢と相談してですか?
若い頃からですか?
落合:
いや、若い頃はやっぱりやらされていたっていうのが。
掛布:
僕らの時代はそうですよね、
やらされてましたね。
落合博満さん「それをやったのが井端と森野と荒木。やったのは3人だけなの。あとの若い連中は逃げた」 頭が真っ白になる“猛練習”
谷繁元信さん「立浪さんは勝つことに対しての妥協っていうのはしないと思いますね。練習はたま~に(現役時代は)ちょっと妥協していたかもしれない(笑)」
「やっぱり体力」と体力面の大切さを語ってくれました。