■2020.12.19 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
(韓国の選手達は日本人選手のYouTubeをよく見る。現サムスン・ライオンズ2軍監督の落合英二さんがピッチングで悩んでいる投手に合わせてタイプの近いNPB投手の映像を一緒に見てイメージを作り、ピッチング練習をさせているという話の続き)
若狭アナ:
大野雄大は見せませんでしたか?
落合英二:
雄大くんはね、
ああいうタイプはいないですね。
若狭アナ:
逆に真似できないんですか!?
落合英二:
出来ない。
出来ないですよ。
若狭アナ:
良いピッチャー?
落合英二:
良いピッチャーですよ!
唯一じゃないですか、
パ・リーグでも通用するピッチャーって、セ・リーグの中で。
若狭アナ:
わっ!
このセ・パの野球の違いについても、
日本シリーズ、2年連続のジャイアンツが4勝0敗で負けたことも踏まえまして、
みなさんから沢山お便りが来ておりますので、
後ほど英二さんにお話をして頂きたいと思います。
…
若狭アナ:
今日のゲスト・落合英二さんへの質問です。
お便り「Q.セ・リーグがなかなかパ・リーグに勝てません。この問題について伺いたいです」
お便り「Q.日本シリーズを見ました? 見た感想を教えて下さい」
セ・リーグとパ・リーグの違いですが、
落合英二さんは千葉ロッテマリーンズのピッチングコーチも務められました。
セとパの違いは感じますか?
落合英二:
もう野球の質が違いますね、たぶん。
質の問題で、
パ・リーグの質の方が今はセ・リーグを上回っているっていう。
若狭アナ:
質というのは例えば具体的にどういうことですか?
落合英二:
えっと野球が違うってことですね。
やっぱり力勝負では絶対パ・リーグには今勝てないと思います。
ピッチャーにしてもですね、ストライクゾーンで勝負できるボールを持っているという、
それを目指していくってことと、
どっちかというと細かいコントロールとか、やりくりはセ・リーグの方が得意だと思うんです、
そういうふうな伝統があるので。
ですから日本シリーズを見た時に、ジャイアンツのピッチャー見た時に、
もう少し変化球で勝負しても良いじゃないかなという、
それを何か煽られてしまった感じ、
ソフトバンクのピッチャーに煽られてしまって、
ストライクゾーンに真っすぐ行くんですけど、
それが甘くなってしまって仕留められてしまうという。
ですからパ・リーグのバッターって、
各チームのエースってああいうピッチャーしかいないんですよ。
対戦数が違うんですよ。
ですから対応力もやっぱりパ・リーグのバッターは出来ているし、
セ・リーグになるとそういうピッチャーが各地にいますか?ってなると、
僕は大野くんと菅野くんしかいない、力で投げるピッチャーというのは。
大野くんはパ・リーグのピッチャーだと僕は思っているんですよ。
パ・リーグのピッチャーだからセ・リーグであれだけ抑えられるっていう、
やっぱり力強いアウトコースのボール、ストレートでファールが取れる、
そういうピッチャーって他はいないかなっていう。
あまり見てはいないんですけど他のチームの事も。
ですから大野くんを見た時に「あっ、パ・リーグのピッチャーだったな」というのが、
別にパ・リーグのピッチャーを目指せというわけではないですよ。
セ・リーグにはセ・リーグのやり方も当然あると思いますから、
まぁ良いものを追い求めていくのか、
今のものを追い求めていくのかと思うんですけども、
大野くんの今年に関しては、
何か本当にパ・リーグの一線級のエースとしても遜色ないピッチャーになったなと。
『若狭敬一のスポ音』
今日の「スポ音」のゲストは落合英二さんでした。番組終了後に戸井康成さんとパチリ。面白い話、深い話が盛り沢山でした。radikoのタイムフリーでお聞きください。来週のゲストは今年も滝行でお世話になった名古屋市守山区の倶利加羅不動寺の森下瑞堂住職です。質問をお待ちしています! #スポ音 pic.twitter.com/2zTxzKIagQ
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) December 19, 2020
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(韓国の選手達は日本人選手のYouTubeをよく見る。現サムスン・ライオンズ2軍監督の落合英二さんがピッチングで悩んでいる投手に合わせてタイプの近いNPB投手の映像を一緒に見てイメージを作り、ピッチング練習をさせているという話の続き)
若狭アナ:
大野雄大は見せませんでしたか?
落合英二:
雄大くんはね、
ああいうタイプはいないですね。
若狭アナ:
逆に真似できないんですか!?
落合英二:
出来ない。
出来ないですよ。
若狭アナ:
良いピッチャー?
落合英二:
良いピッチャーですよ!
唯一じゃないですか、
パ・リーグでも通用するピッチャーって、セ・リーグの中で。
若狭アナ:
わっ!
このセ・パの野球の違いについても、
日本シリーズ、2年連続のジャイアンツが4勝0敗で負けたことも踏まえまして、
みなさんから沢山お便りが来ておりますので、
後ほど英二さんにお話をして頂きたいと思います。
…
若狭アナ:
今日のゲスト・落合英二さんへの質問です。
お便り「Q.セ・リーグがなかなかパ・リーグに勝てません。この問題について伺いたいです」
お便り「Q.日本シリーズを見ました? 見た感想を教えて下さい」
セ・リーグとパ・リーグの違いですが、
落合英二さんは千葉ロッテマリーンズのピッチングコーチも務められました。
セとパの違いは感じますか?
落合英二:
もう野球の質が違いますね、たぶん。
質の問題で、
パ・リーグの質の方が今はセ・リーグを上回っているっていう。
若狭アナ:
質というのは例えば具体的にどういうことですか?
落合英二:
えっと野球が違うってことですね。
やっぱり力勝負では絶対パ・リーグには今勝てないと思います。
ピッチャーにしてもですね、ストライクゾーンで勝負できるボールを持っているという、
それを目指していくってことと、
どっちかというと細かいコントロールとか、やりくりはセ・リーグの方が得意だと思うんです、
そういうふうな伝統があるので。
ですから日本シリーズを見た時に、ジャイアンツのピッチャー見た時に、
もう少し変化球で勝負しても良いじゃないかなという、
それを何か煽られてしまった感じ、
ソフトバンクのピッチャーに煽られてしまって、
ストライクゾーンに真っすぐ行くんですけど、
それが甘くなってしまって仕留められてしまうという。
ですからパ・リーグのバッターって、
各チームのエースってああいうピッチャーしかいないんですよ。
対戦数が違うんですよ。
ですから対応力もやっぱりパ・リーグのバッターは出来ているし、
セ・リーグになるとそういうピッチャーが各地にいますか?ってなると、
僕は大野くんと菅野くんしかいない、力で投げるピッチャーというのは。
大野くんはパ・リーグのピッチャーだと僕は思っているんですよ。
パ・リーグのピッチャーだからセ・リーグであれだけ抑えられるっていう、
やっぱり力強いアウトコースのボール、ストレートでファールが取れる、
そういうピッチャーって他はいないかなっていう。
あまり見てはいないんですけど他のチームの事も。
ですから大野くんを見た時に「あっ、パ・リーグのピッチャーだったな」というのが、
別にパ・リーグのピッチャーを目指せというわけではないですよ。
セ・リーグにはセ・リーグのやり方も当然あると思いますから、
まぁ良いものを追い求めていくのか、
今のものを追い求めていくのかと思うんですけども、
大野くんの今年に関しては、
何か本当にパ・リーグの一線級のエースとしても遜色ないピッチャーになったなと。
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パ・リーグでも投手コーチを務めていた落合英二さんは大野雄大投手を「パ・リーグのピッチャー」と表現し、高く評価しているようです。