■2020.04.23 中日スポーツ
中日・根尾へ「強肩や俊足に頼ると成長止まる」 投手と捕手以外“全ポジション経験” 森野さんからの金言
[野球ファンに届ける 本紙評論家リレーコラム]森野将彦
遊撃手としてプロ入りした私は入団当初こそ遊撃で出場したが、その後は二塁、三塁、一塁での守備機会が多くなった。2004年には初めて左翼で外野も守った。07年には中堅、右翼とバッテリー以外の全てのポジションを経験。さらに09年から再び内野がメインになったわけだが、全ては試合に出るため。内野へのこだわりはあったが、仕方ないと思っていた。
10度の打席で7回まで失敗が許される打撃と違って、守備は1つのミスが命取りになる。10代の頃から強肩でも俊足でもなかった私は、プロでの遊撃に限界を感じていた。中堅だって同様。だからミスしないことを心がけた。そのために、とにかく上手な選手のプレーを見て勉強した。先輩にも聞いた。投手が打ち取ったと思った打球を普通に処理する。「森野なら大丈夫」。そう思われることが目標だった。
守備のミスは3種類あると思う。「技術不足」「準備不足」「ボーンヘッド」。05年に外野で落球したのはグラブの差し出し方の技術が足りなかったからだし、09年に三塁で悪送球が続いたのは準備不足。外野から内野に戻ったことで、送球時に上半身と下半身のバランスが崩れていたが、それに対するキャンプでの練習を怠っていた。もう一つのボーンヘッドは、集中力の欠如で起こるもの。これらを踏まえて、試合に臨んでいた。
守備が下手ではレギュラーにはなれない。これは紛れもない事実だ。根尾を含めて今の若手に言えることだが、2軍にいる以上は「自分が一番下手だ」と思った方がいい。根尾には強い肩や速い足はあるが、それに頼っていては成長は止まる。先輩の動きを見て聞いて、ベンチにも仲間にも信頼されたときレギュラーに近づく。
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森野将彦さん「言い方は悪いが『いつか後ろから押してやろう』『いつか無視してやろう』。そんなのばっかです」
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森野が器用貧乏にならなかったのは、こうやって考えてたから
その点は根尾は大丈夫だと思いたい
森野は間違いなくレギュラーを奪取した選手だったから、これは説得力ある
プロ入り出来る一流選手とプロのレギュラーで居続けれる超一流、
その中でも抜き出た成績を残せるスーパースターが居て
凡人には想像出来ないレベルの中で戦ってるんだろうね
正しく、経験者は語るですね!
その経験者の森野氏がコーチとして残って居ないのが痛い、、!
以前、川上憲伸がラジオで言ってた
野手のコーチとして森野ほど適任な人はそうそういないと
守備はどこでも守れる、才能に頼っているわけではなく、練習と努力で身につけたもの
だから、誰に対しても教えられる
根尾には身体能力も才能もあるだけに選択肢は色々ある
その中で本人がどういう選手になりたいか、が大事だと思う
その通りだと思う
でも身体能力生かした野性的なプレーする選手はかっこよくて好き
パワーとスピードはいずれ必ず落ちるけど1度得た技術はなかなか消えないものね
実力で立浪からサードのポジションを奪った森野の様に、根尾にも実力を付けてポジションを奪って欲しいです
根尾がんばれー!
中日ドラゴンズには守備が上手い先輩が沢山いますから、お手本にしながら成長していって欲しいですね。