■2020.04.13 中日スポーツ
目標や希望が人間を支えるー 宮城・石巻で被災した中日岡野「未来でパワーを発揮するため我慢の時期です」
中日のドラフト3位・岡野祐一郎投手(25)=東芝=が13日、ナゴヤ球場で自主練習し今月初のブルペン入り。宮城県石巻市出身で東日本大震災では自宅が大規模半壊、一時は親戚宅に身を寄せたルーキー右腕。新型コロナウイルス感染拡大に何を思うのか―。
「まず目標をしっかり掲げて、その目標に向かって動くことが大事。目標が自分を支えます。それは今も同じ」。前向きに取り組めば周囲は気づかってくれるし、認めてくれる。そうやって甲子園のマウンドを経験したし、プロにも入れた。
開幕日が決まらず、アメフットのボールを投げたりフォームを研究し直したという。久々のブルペン入りは38球。「力強さというのは出ていたのでよかったと思います」と語った。
震災を経験したから言える。「今は自分で自分を守れます。震災は自分を守れないまま(津波で海へ)流された人もいる。今は目標を立てて、自分を守って、未来でパワーを発揮するために我慢する時期です」。1軍で活躍したい。その思いが岡野を突き動かす。
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ドラゴンズ岡野投手 ※要約
— ゆうのす (@YS758) 2020年4月13日
福島 聖光学院 高校1年生の時に東日本大震災を経験。実家が宮城県の石巻。
「中学校は海の近くだった。津波の被害にも遭い、津波で家が流された友人もいました」
その震災時と今との違いについて
「今は自分で自分を守ることができる。コロナに備えて自分で
やれることがあるけれども、震災の時には自分のことを守れずに流されてしまった人もいる。そんな中で今は自分のことを自分で守れるんだから、目標を立てて未来でパワーを発揮するために我慢する時期だと思います。当時、高校時代はベンチに入れなかったので、
— ゆうのす (@YS758) 2020年4月13日
甲子園で投げるんだと思いながら練習をしました。目標が自分を支えると思います。今はプロになれたので、1軍で活躍するためにという目標を立てて頑張っています。コロナが収束して皆さんにプレーを見せることができる日を楽しみに待っています」
— ゆうのす (@YS758) 2020年4月13日
東海r ドラステ(井田アナ)
25歳のルーキーは目標を立てて、“その日”が来ることを信じてじっと我慢。野球ボールだけではなくサッカー、アメフトと様々なボールを投げ込み調整を続けます。