中日・与田監督「怠慢プレーだけは絶対に使わない。自信を持ってグラウンドに立ってほしい」

■2019.04.28 サンデードラゴンズ

与田監督の真相に迫る　井端が気になった采配「大胆な采配」


井端：
（加藤が3度後逸した甲子園の試合）あれはミスはミスだと思うんですけど。その次の日にすぐ使う、何もなかったかのように使っているのは何か考えがあってのこと？

与田監督：
選手に常々言っているのは、使うのはこっち。審判にこの選手を使いますよと、告げているのは僕の責任なんでね。

だから、それに対して選手たちがおどおどしたり、自信を失うようなことだけはしてくれるなと。自信を持ってグラウンドに立ってほしい。

思い通りにいかないことは、決して失敗という言葉を使うなと。思い通りにならなかったと理由がわかったことだけでも収穫なので。

いつも言うことは、とにかく怠慢プレーだけは絶対にするなと。怠慢プレーは絶対に使わないんでね。

だから、それ以外、必死になって向かっていって結果が出ないことに関しては、それ仕方ないことで。

加藤が甲子園で後逸したところも、あれピッチャーも悪いんですよ。

加藤だけの問題じゃないし、ちょっとこう頭の中で混乱しただろうし、初めて、ああいう甲子園のね空気の中で、ああいう緊張感の中で試合をして、でも彼にとって必ず収穫になったはずなので。

でも収穫になった翌日、課題が明確になった翌日に、起用しないっていうのは取り返すチャンスがない訳ですよね。

だから、じゃあ、何のために彼を使おうとしているのかってことは、僕の考えがもうブレてブレてしょうがないっていうことになってしまう。それだけは絶対にしたくないなと。

僕が大胆にというよりも選手にね大胆になって欲しいことのほうがあります。