■2019.11.13 Full-Count
「最後がアイツで良かった」―中日同期入団の“10勝バッテリー”がトライアウトで対戦
ただの元チームメートでは片付けられない。杉山は早大からドラフト4位、若松は福岡・祐誠高から7位で入団。2人のプロ人生を変えたのが3年目の15年だった。若松がプロ初勝利から一気に10勝を挙げてブレーク。そのほとんどの試合で杉山がマスクを被った。イケイケで我の強い投手に、深い懐で受け止める兄貴分的な捕手。「杉さんは本当に投げやすかった」と言えば、「若松をいかに気持ち良く投げさせるかが僕の仕事でした」と応えた。
だが奇しくも、下降線が急なのも一緒だった。若松が一足早く18年限りで竜のユニフォームに別れを告げると、今季には杉山も戦力外に。再会は、思ってもみない場所だった。トライアウトで若松は打者3人に対して1四球の無安打。杉山はバットでこそ快音を残せなかったが、守備では11人を好リード。「初めて組むのに自分の良さをわかってくれていて、すごくいい捕手でした」と話す投手もいた。
悔いを残すことなく力を出し尽くし、あとはNPBでの再会が果たせる日が来ることを待つばかり。もし叶わなければ、若松は再び栃木でプレーしながら機会をうかがうつもり。杉山は社会人なども含めて可能性を探る。ともに今年結婚し、守るものができたという点まで重なる。新たな野球人生への出発点に立ち、杉山が秋晴れの空を見上げて言った。
「中日のユニフォームを着て最後に対戦した相手が、アイツで良かったです」
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栃木ゴールデンブレーブス 若松駿太投手
— 酒井 崇之/Sakai Takayuki (@tcp_SAKAI) 2019年11月12日
元同僚と対戦しました!
中日D 亀澤 四球
楽天E 島井 一ゴロ
中日D 杉山 一邪飛
力みはありましたが、
(1年間懸けていたのて仕方ないです😅)
伝家の宝刀チェンジアップではなく
今シーズンずっと「課題」と話していた直球を多く使って抑えました! pic.twitter.com/MHOey6dpTB
フォロワーさんの反応 / ネットの反応
こんなん泣くやん
このバッテリー好きだったなあ
杉山の打力が捨てがたい。良いコーチがいれば再生出来る可能性があり捕手と言うのも捨てがたい。六大学3冠王がこんな所で引退なんて寂しすぎる。
この頃はこの二人の躍進がそのままドラゴンズ上昇に繋がっていくぞ、と思える活用だったんだけどね・・本当に短い活躍で終わってしまったよ
2015年の若様・杉様コンビを見ていた身としては、懐かしくも寂しい気持ちでした
泣ける話やね~😭
二人ともまた、NPBで活躍出来るように願います🙏
若松駿太 vs. 亀澤恭平
— のもとけ (@gnomotoke) 2019年11月12日
結果:四球 pic.twitter.com/Lvx29KCB9z
杉山選手のほか、若松駿太投手と中日の打者での対戦だったのが亀澤恭平選手。こちらも2015年に中日に移籍し、ブレイクしました。今後は違う道を歩んでいく3人ですが、ずっとずっと応援しています…!