■2020.10.17 ドラHOTプラス
『心技体…福谷浩司の復活に迫る』
─今シーズン、先発初勝利からここまで6勝(放送時)。ローテーションの柱として活躍を見せる福谷投手。崖っぷちからの先発転向。そしてケガとの戦い。「心・技・体」から復活の道のりに迫る。
<心…点をあげてもいい>
─入団からリリーフ一筋だった福谷。先発に転向したことで大きな心の変化があった。
福谷:
これも先発ならではかもしれないですね。
「点をあげてもいい」と思っているので。
まさにあの時がそうでした。
─それは10月12日のジャイアンツ戦。2回に連打を浴びノーアウト、ランナー2,3塁。
福谷:
2点はいいかなと思っていました。
まずアウト1つ欲しいなと。
─失点と引き換えにアウトを増やし、結局6回2失点と試合をつくる。失点が許されないリリーフ時代にはなかった発想が先発ピッチャーとしての勝ち星・6勝に繋がっていた。
<技…ツーシーム>
─好投の裏にあったのは今シーズン急激に増えたツーシーム(2% → 23%)。バッターの手元で小さく動きバットの芯を外す。
福谷:
ストライクゾーンでバッターが振ってくれるところにしっかり投げて、
そのボールで勝負するっていう気持ちはどのバッターに対しても持ち続けています。
─そしてツーシームは思わぬ「副産物」を生み出した。ストライクゾーンに投げ続けることで四球が激減。与四球率は驚異の0.88。
福谷:
自分はストライク先行で投げたいなと思っていたので、
四球が今までよりも少なく済んでいるのは良いことかなと思っています。
<体…体が一番大事!>
─「体が1番大事!」、そう思ったのにはあるケガとの戦いがあった。プロ7年目、28歳の去年。再起をかけ先発に転向。5月にプロ初先発のチャンスを掴んだが、実は1ヶ月前から福谷の腰には異変が起こっていた。
福谷:
立場、年齢、
もうこのままじゃあクビに近いなっと思っていましたので、
その1試合が持つ意味は分かっているつもりでしたし、
何とか投げたいなとは思っていました。
─6回1失点と試合は作ったがその後に腰のヘルニアを発症。去年はこれが最初で最後の1軍登板となった。待っていたのはケガとの戦い。リハビリを支えたのは瀬戸口医師。
瀬戸口医師:
そういう体全体の中での硬さや柔らかさ、強さ弱さ、
そういうアンバランスなところがあって、
その結果、腰や肩や肘に負担がかかるっていうのがあるんですよ。
─負担を減らすためにどうすればいいのか。自身の体と向き合った。
福谷:
プロに入った頃には僕は技術が1番だと思っていて、
中継ぎで結果出なかった時に周りから凄いメンタルのことを指導してもらったりとかアドバイスもらって、
「やっぱりメンタルなんだな」と思ってその時は心をいばん大事にやっていましたけど。
今は「体・心・技」です、僕は。
体が一番大事。
─ケガで学んだのは「心・技・体」の優先順位。体の重要性に気づき、リハビリを乗り越えた。
瀬戸口医師:
何をしたらここは乗り越えられるんだってことを常に考えて前向きな姿勢は崩さなかった。
焦りだったりとか不安だったりは時々垣間見えていたので、
やっぱり彼が勝った時は僕らも凄く嬉しかったですよね。
─先発転向から1年半、この8月に復活勝利。やっと掴んだ待望の白星だった。
福谷:
去年、ちょっとケガであまり1軍にいられなかったですし、
今1軍で投げられる幸せを結構感じているので次もしっかり準備していきたいと思います。
─充実の「体・心・技」。復活の2020年、福谷には明確な目標がある。
福谷:
自分ができる範囲で長いイニングを投げたいというのが1番。
まだ完投できていないので完投できるように頑張ります。
『心技体…福谷浩司の復活に迫る』
─今シーズン、先発初勝利からここまで6勝(放送時)。ローテーションの柱として活躍を見せる福谷投手。崖っぷちからの先発転向。そしてケガとの戦い。「心・技・体」から復活の道のりに迫る。
<心…点をあげてもいい>
─入団からリリーフ一筋だった福谷。先発に転向したことで大きな心の変化があった。
福谷:
これも先発ならではかもしれないですね。
「点をあげてもいい」と思っているので。
まさにあの時がそうでした。
─それは10月12日のジャイアンツ戦。2回に連打を浴びノーアウト、ランナー2,3塁。
福谷:
2点はいいかなと思っていました。
まずアウト1つ欲しいなと。
─失点と引き換えにアウトを増やし、結局6回2失点と試合をつくる。失点が許されないリリーフ時代にはなかった発想が先発ピッチャーとしての勝ち星・6勝に繋がっていた。
<技…ツーシーム>
─好投の裏にあったのは今シーズン急激に増えたツーシーム(2% → 23%)。バッターの手元で小さく動きバットの芯を外す。
福谷:
ストライクゾーンでバッターが振ってくれるところにしっかり投げて、
そのボールで勝負するっていう気持ちはどのバッターに対しても持ち続けています。
─そしてツーシームは思わぬ「副産物」を生み出した。ストライクゾーンに投げ続けることで四球が激減。与四球率は驚異の0.88。
福谷:
自分はストライク先行で投げたいなと思っていたので、
四球が今までよりも少なく済んでいるのは良いことかなと思っています。
<体…体が一番大事!>
─「体が1番大事!」、そう思ったのにはあるケガとの戦いがあった。プロ7年目、28歳の去年。再起をかけ先発に転向。5月にプロ初先発のチャンスを掴んだが、実は1ヶ月前から福谷の腰には異変が起こっていた。
福谷:
立場、年齢、
もうこのままじゃあクビに近いなっと思っていましたので、
その1試合が持つ意味は分かっているつもりでしたし、
何とか投げたいなとは思っていました。
─6回1失点と試合は作ったがその後に腰のヘルニアを発症。去年はこれが最初で最後の1軍登板となった。待っていたのはケガとの戦い。リハビリを支えたのは瀬戸口医師。
瀬戸口医師:
そういう体全体の中での硬さや柔らかさ、強さ弱さ、
そういうアンバランスなところがあって、
その結果、腰や肩や肘に負担がかかるっていうのがあるんですよ。
─負担を減らすためにどうすればいいのか。自身の体と向き合った。
福谷:
プロに入った頃には僕は技術が1番だと思っていて、
中継ぎで結果出なかった時に周りから凄いメンタルのことを指導してもらったりとかアドバイスもらって、
「やっぱりメンタルなんだな」と思ってその時は心をいばん大事にやっていましたけど。
今は「体・心・技」です、僕は。
体が一番大事。
─ケガで学んだのは「心・技・体」の優先順位。体の重要性に気づき、リハビリを乗り越えた。
瀬戸口医師:
何をしたらここは乗り越えられるんだってことを常に考えて前向きな姿勢は崩さなかった。
焦りだったりとか不安だったりは時々垣間見えていたので、
やっぱり彼が勝った時は僕らも凄く嬉しかったですよね。
─先発転向から1年半、この8月に復活勝利。やっと掴んだ待望の白星だった。
福谷:
去年、ちょっとケガであまり1軍にいられなかったですし、
今1軍で投げられる幸せを結構感じているので次もしっかり準備していきたいと思います。
─充実の「体・心・技」。復活の2020年、福谷には明確な目標がある。
福谷:
自分ができる範囲で長いイニングを投げたいというのが1番。
まだ完投できていないので完投できるように頑張ります。
■2020.10.22 個人投手成績
中日・福谷浩司(29歳)
12試合 7勝2敗 防御率2.64
78回1/3 奪三振60 奪三振率6.89 与四死球9
WHIP0.93 被打率.226 K/BB7.50
中日・福谷浩司(29歳)
12試合 7勝2敗 防御率2.64
78回1/3 奪三振60 奪三振率6.89 与四死球9
WHIP0.93 被打率.226 K/BB7.50
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一時はクビも覚悟していたという福谷投手の完全復活、嬉しいですねぇ…