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中日・鵜飼航丞が「すぐに課題と原因を指摘してくれます。例えがちょっと難しいですけども、お医者さんみたいな感じです。自分の具合の悪いところをすぐに見抜いてくれて、その原因も提示してくれる」と語る中日コーチ

鵜飼航丞

■2024.11.30 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』
中日・鵜飼航丞が「すぐに課題と原因を指摘してくれます。例えがちょっと難しいですけども、お医者さんみたいな感じです。自分の具合の悪いところをすぐに見抜いてくれて、その原因も提示してくれる」と語る中日コーチ




『ナゴヤ球場練習レポート』

球団発表前の収録

若狭アナ:
課題と原因を一発で見抜く平田良介外野守備コーチの目。

現役を引退して初めてコーチとして、

ドラゴンズのユニフォームに袖を通す平田良介さんに、

先日、お話を聞くことができました。

コーチになりました。

肩書が「外野守備コーチ」。

1軍,2軍はまだ分からないみたいですね。

よく外野守備とくると、そこに走塁もついて、

外野守備走塁コーチという肩書をよく見るんですが、

走塁は今回は入っていません。

個人的には走塁のスペシャリストでしたから、

走塁こそ平田さんが教えればいいのになと思ったんですが、

今回の肩書は外野守備コーチ。

したがって外野守備の話をご紹介いたします。

ただ、平田さん、この秋季練習、秋季キャンプ、

10月,11月は、そんなに球場に足を運ぶことができなかった。

直接指導の回数は少なかったそうなんですね。

平田さん、

 平田コーチ:
 おかげさまで引退してから、

 色々な仕事をさせてもらっています。

 実はコーチのお誘いが来る前に、

 10月も11月も仕事がびっしり入っていて、

 コーチとしてグラウンドで選手と一緒に練習をしたのは、

 数日だけなんです。


ということでした。

ただ、さすがですね、

ゴールデン・グラブ賞も受賞経験のある名手の平田良介さんは、

わずか数日で現役のドラゴンズの外野を守る選手の課題をすぐに見抜きました。

ナゴヤ球場の外野でノック、打球捕、

これは打撃練習中の打撃を捕る練習ですが、

それを見ていると、

細川選手、鵜飼選手、この2人に共通する課題を見抜きました。

ズバリ、「落下点までのスピード不足」でした。

平田さん:
 
 平田コーチ:
 2人は僕に似ていて、

 体が大きいタイプの外野手です。

 この体大きい系外野手あるあるなんですが、

 2人はスピードに乗るまでが遅いんです。

と。

確かにね、車体の大きくて重い車って、

アクセルをいきなり踏んでも、なかなかトップスピードに乗らない感覚って車を運転していて、

そんなにデカい車を運転したことがないんですけど、

感じがなんとなく分かりますよね。

 平田コーチ:
 2人ともスピードに乗ってしまえば速い、

 長い距離なら速いんです。


と。

これも他の首脳陣に聞くんですけども、

「細川、鵜飼両選手ともに足速いですか?遅いですか?」と尋ねると、

「むしろ速い」と言うんですよね。

なんとなく印象としても例えば彼らがセカンドランナーで、

三塁を回ってホームに帰って来る、ホームイン!

まぁまぁ速い、

で、バッターとしてカ〜ンと打ちました。

長打、一塁を蹴って二塁、二塁を蹴って三塁へ、

なかなか三塁打はないですけども、

長い距離を走る、ベースランニングに関していうと、

2人とも、もうトップスピードに乗ってしまえば、

重量がありますから、もうガンガン進むことができる。

例えばビシエド選手なんかも決して足は遅くないと。

デッカかったですから。

トップスピードに乗ってしまえば速い。

これもなんとなく分かる。

外野って、そんなに長い距離を走らない。

確かにそうですよね。

レフトを守っていて左中間の大きなフライは、

50メートルも60メートルもないですもんね。

 平田コーチ:
 実はわずかな距離で、

 すぐにトップスピードに乗るための技術があるんだ。


と話していたんですね。

じゃあなぜスピードに乗るまでが、遅いのか。

 平田コーチ:
 原因は1歩目。

 1歩目。

 2人とも右に動く時は右に1歩。

 左に行く時は左に1歩踏み出していたんですよ。


と。

普通、そうするでしょ(笑)

前に行く時は、前に行くし、後ろに行く時は後ろに行くし(笑)

「平田さん、これの何がダメなんですか?」、

 平田コーチ:
 身軽な選手なら、それで大丈夫です。

 ただ、体の大きい系の選手、

 僕もそうだったんですが、

 スピードに乗りにくいので、

 勢い、反動が必要なんです。

 そのためにあえて逆方向に細かいステップを踏むんです。


と。

「えっ?逆方向に細かいステップ?」、

 平田コーチ:
 はい。

 極端に言うと、

 左に行きたい時、

 打球が自分の左に飛んだ、さぁ左に行こう。

 左に行きたい時は、まず右に移動してから左に行く。

 右に行くときは左に1回移動してから右に行く。

 トトン、トトンって感じです。


と。

「いやいや、遅いでしょ、そっちのほうが!」

「だって、前に行きたい時に、後ろに行って前に行くということですか?」

 平田コーチ:
 そうです。


「後ろに行きたい時に、1回前に行って、後ろに進むということ?」

 平田コーチ:
 そうです。

 これは今、極端に言いましたけども、

 そこまで大きなステップじゃなくていいんです。

 1回、体重、あるいは足踏み程度でいいので、

 細かいわずかなステップを、

 逆に1回ポポンと入れることによって、トップスピードに乗りやすい。

 反動、勢いがつきやすいということなんですね。

 これをするだけで、ずいぶんと違います。

 最後のあとひとノビというところで、

 グラブの中にボールが収まるか、

 ヒット、長打になるかの違いになるんです。

 2人とも共通して、前は結構速く行けていたんですが、

 左右と後ろが苦手でした。

 特に鵜飼は自分の左後ろ、

 レフトを守っている時の左中間が苦手でした。

 ただ、これを繰り返すことによって、

 徐々に徐々に上手くなっていきましたし、

 嬉しかったのは、

 「平田さん、捕れましたよ」と鵜飼が、

 左中間の大きなフライに追いついてくれ時に言ってくれたのが嬉しかったです。


と。

プロのマニアックな技の話ですよ。

鵜飼選手に話を聞くことができました。

「平田さんのコーチングはどうでしたか?」

 鵜飼:
 すぐに課題と原因を指摘してくれます。

 う~ん…例えがちょっと難しいですけども、

 お医者さんみたいな感じです。

 自分の具合の悪いところをすぐに見抜いてくれて、

 その原因も提示してくれる。

 で、それをやってみて徐々に徐々に直ります。

 僕は1歩目も遅かったんですが、

 まだまだ指摘がありました。

 僕はすぐに打球を追いかける時、

 大きなフライを追いかける時に、空に当然ボールがありますから、

 そのボールをずっと見がちな点と、

 落下点まで行く時に、

 体がすぐに起き上がってしまうという2つを指摘されました。


と。

この起き上がってしまうのは、

平田さんに説明されたんですけれども、

 平田コーチ:
 例えば100メートル走の選手は、よーいドンの時って前傾だよね。

 徐々に徐々に起き上がってきて、

 最後は当然、起き上がった状態でボールを迎えるよね。

 鵜飼はよーいドンと言った瞬間から体が起きがちだ。

 ちょっと怖いかもしれないけども、

 打球から一旦、目を切って、

 前傾のまま早くトップスピードに乗って、

 落下点まで早くに到達しよう。

 そこから極端な話、起き上がればいい。

という指導だったそうですね。

 鵜飼:
 これね、なかなか勇気がいりますよ。

 普段、ずっとボールを追いかけている人が、

 一旦目を切るってことを。

 そして前傾のまま落下点に一目散に行くというのが、なかなか難しかったんですが、

 徐々に徐々にできるようになりました。

 そして左中間のフライは僕は苦手だったんですが、

 それもすぐに見抜かれました。

 レフトを守っている時の左中間です。


と。

これ、なぜ鵜飼選手がなぜ左中間が苦手だというのを聞いたんですが、

なるほどなと思いました。

 鵜飼:
 これは僕だけなのかもしれないんですけども、

 僕は右バッターです。

 右バッターなので左中間が苦手なんです。


と。

レフトを守っていたらですよ。

これはどういうことかと言うと、

みなさんも右バッターの構えてください。

私も右なのでそうなんですが、

 鵜飼:
 左肩が前で、右肩が後ろですよね。

 左肩がピッチャー方向、右肩がキャッチャー方向。

 で、当然、右ピッチャーでも左ピッチャーでもいいんですけども、

 ボールって自分の右側に来ますよね。

 そりゃあそうですよね、ホームプレートは右側にあるんですから、

 だから投球をその角度で見ているので、

 打球も自分の右側に来たものは見やすい。

 つまりレフトを守っているとレフト線に来る打球は追いかけやすい。

 ただ、逆です。

 レフトを守っていて左中間というのは、

 どちらかというと右肩は前の、左肩は後ろ、

 左バッターの角度で打球が飛んで来るので、

 これは僕はどうも苦手だったんです。

という話だったんです。

「はぁ~、なるほどな!」とついつい思っちゃいましたよね。

 鵜飼:
 でも、段々段々平田さんの指摘のおかけで、

 左中間の大きなフライに追いつけることも増えました。

 ただ、まだ細かいステップと、

 一旦目を切って反動をつけて落下点まで、前傾で一目散に行って、

 最後にボールを捕るというのは、

 意識して半分くらいです、できているのは。

 これを意識して100、

 100パーセントできるようにしたい。

 で、ゆくゆくは、ここが究極だと思うんですけど、

 無意識で100パーセントできるようにしたい。

と話していましたね。

平田さん、さすがです。

中日・平田良介コーチ「フジテレビ 12月1日(日)19:00〜 『千鳥の鬼レンチャン』に出演します」


山本昌さんと山﨑武司さん、中日・平田良介コーチのコーチ就任について語る


平田コーチのエピソードです。

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