■2024.09.18 中日スポーツ
[ドラニュース]中日・石川昂弥、『不動の主砲』へ見えてきた進化と課題…確実性の向上と気になる数字【データで裏付け】#ドラゴンズhttps://t.co/jK3W8GAya1
— 中日スポーツ (@chuspo) September 17, 2024
■2024.09.18 中日スポーツ
中日・石川昂弥、『不動の主砲』へ見えてきた進化と課題…確実性の向上と気になる数字【データで裏付け】
過去と比較して石川昂の特徴として挙げられるのは確実性の向上です。愛知・東邦高時代から高く評価されていた長打力と引き換えに、過去2年間の1軍成績は2割台前半と打率の面で苦戦(表1)。今季はここまで2割8分と一定の数字を残しています。昨季は2ストライクまで追い込まれてしまうと1割9分8厘と苦しい結果に終わっていましたが(表2)、今季は追い込まれても2割5分3厘と粘り強い成績(表3)を残し、簡単には打ち取られないことで打率のキープに成功しています。
追い込まれた状況で球種別の成績を見ると、特に向上が見られるのがストレートへの対応です。昨季の1割8分2厘から今季は2割6分8厘まで上昇(表4、5)。不利なカウントでもストレートに振り負けないことで対応することができています。
ゆっくりと時間をかけて課題を解消してきた石川昂ですが、気になる数字もあります。巨人・菅野から放った本塁打は今季第4号。打席当たりの本塁打の割合は1.7%で、過去2年間と比較すると低い水準にとどまります(表6)。入団以来、長距離砲としての大成を期待されてきただけに、スタンドインの打球が少ない現状にもどかしさもあります。
今季4本塁打の打球方向はセンター方向が2本、右方向が2本(表7)。過去2年間は左方向へ引っ張った本塁打が過半数を占めていたのに対し、今季は左方向への一発が0本。一般的には打席の左右を問わずに引っ張り方向の打球の方が本塁打になりやすいため、今季の石川昂の数字は珍しい傾向にあります。
フライ性の打球の方向割合を見ると、過去2年間と比較しても左方向への割合が減っているわけではありません(表8)。ただ、右方向への割合は年々増えており、強引に引っ張るよりも柔軟に打ち分ける意識が高まっているようにも感じられます。
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