■2024.04.14 中日スポーツ
現役最多の通算140死球…中日・中島に今も生きる「当たれ」「打て」「よけろ」若き日に受けた名伯楽の教え#中日ドラゴンズ https://t.co/1MLmgYdOnb
— 中日スポーツ (@chuspo) April 14, 2024
■2024.04.14 中日スポーツ
現役最多の通算140死球…中日・中島に今も生きる「当たれ」「打て」「よけろ」若き日に受けた名伯楽の教え
「僕はね、入団した時に土井(正博)さんがコーチだったんです。それでこう言われたんです。『清原(和博、歴代最多の196死球)にはよけ方を教えへんかったから、おまえには教えるわ』って」
当時の若手は夜間練習をやるのが当たり前だった。スポンジボールを至近距離から投げる瞬間、名伯楽は3つの指示を出し分けた。「当たれ」「打て」「よけろ」。コンマ数秒の体の操り方で、致命傷は避けられる。それが無意識にできるように、毎晩のように繰り返した。
試合で食らえば痛いに決まっている。それでも「こんなん痛くないんじゃ!そう思いながらやってきました」と真顔で言った。恐怖心に負け、踏み込む勇気がなくなれば、打者として終わりだと知っているからだ。彼の140死球は、壮絶な戦いの証しでもある。
中田で追い上げ、中島で追いつき、宇佐見で勝ち越し、山本でダメを押す。4打点は立浪監督が声をかけ、チームを変えるために招いた選手たちがたたき出した。岡留をにらみつけることなく一塁に歩いた中島の右手は、試合後はテープが巻かれていた。「大丈夫です」。骨では受けない。若き日の教えが生きた殊勲の打席だった。
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中日・中島宏之、死球を受けた箇所をエコーでチェックする
中日・中島宏之「大丈夫か。まだこれからやで」 中田翔「自分を信じてやればええんよ」 和田一浩コーチ「スイングもおかしいところはない。あとはタイミングだけ。何も変えなくてもいいよ」
当時のことを明かしました。