■2020.08.29 日刊スポーツ
中日は大島、京田走りやすい環境作るべき/和田一浩
中日の最大の弱点は得点力不足。チーム打率は2割4分で得点も204と、ともにリーグ最下位。ここを何とかしないといけない。打率に関しては昨年、チーム打率2割6分3厘でリーグトップだっただけに、上がり目はあるだろう。そこで考えなければいけないのが、盗塁数と長打力になる。
どちらも簡単によくなるものではないが、選手個人個人が役割に徹するだけでも改善の余地はある。4回2死から7番の京田が死球で出塁。次打者の8番郡司は初球を打って一飛だった。この場面、せめてファーストストライクを取られるまでは、京田が盗塁するのを待っていい。盗塁が成功すれば、郡司は歩かされたかもしれないが、そうなれば5回は1番から始まる打順になった。
ここまで大島が7盗塁で京田が4盗塁。チームの総盗塁数は15(リーグ5位)なのだから、走れる選手はほぼ2人だけだと言っていい。それならばこの2人の後を打つ打者は、走りやすい環境を整えるべき。チーム長打率も3割4分2厘でリーグ最下位なのだから、機動力を絡めて得点圏に走者を進めたり、この試合のように少しでも得点しやすい攻撃になるような試合の流れを作らなければならない。
長打力を上げるために奮起してほしい選手には、5番の高橋を挙げたい。ミート力はあるが、野手の間を抜くゴロヒットが多いタイプで、今試合の1安打もゴロのヒットだった。今のスタイルを大きく変える必要はないが、バッティングカウントのときはフルスイングで打球が上げられるような技術を身に付けてほしい。それができる打者だと思っている。(日刊スポーツ評論家)
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フォロワーさんの反応 / ネットの反応
すごく現実的な指摘
現実的で実践できそうな提言
ありがてぇ
まさしくその通りだと思います。
首脳陣も、もっと盗塁に重きを置いてみてほしいですね
少なくとも大島や京田を1塁に置いての即送りバントはやめてほしい
まぁバントじゃなくて走れれば楽になるよね
京田は盗塁の前にまず塁に出るところからやな
大島はどんどん走っていいと思う
でも2人とも走力の割には盗塁がうまくはないのよね…例年成功率あまり良くないし…
ということは中日の1軍に本物の走れる人材は1人もいないと言っても過言ではないのかも
大島はまだ盗塁企画数多い(失敗も多い)けど、京田に盗塁する意識が薄い気がする
和田さんが言うように走りやすい環境作りも必要。それ以上に本人の意識が重要な気がする
対戦チームのエースが相手だと
3安打くらいしか打てない時もあるから
走塁が鍵になるよね
大島選手と京田選手の盗塁増加、そして高橋周平選手の長打力アップ。得点力不足解消へレジェンド打者から提言です。