■2023.11.25 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
『中日・鈴木義広スコアラーに教えてもらった“クセ”の話の続き』
若狭アナ:
クセのあれこれ、さらにここからマニアックです。
クセというのは、こっちはもう分かっています。
相手のピッチャーがフォークを投げるかストレートを投げるか分かっています。
クセ好きのバッターに鈴木さんが教えます。
クセ好きなバッターは、それを分かった上でバッターに立っていますから簡単ですよね。
ただ、これ、クセを見抜いているのを見抜かれることもあるそうです。
「おい、おい、ちょっとウチのピッチャー、クセがバレていないか?」と向こうのチームが気づくことがあるんですよね。
キャッチャーが気づいたり、コーチが気づいたり、監督が気づいたりする。
とある球団の、とある監督は、そのクセを見抜いていることを見抜くのが上手くて、
「ちょっとおかしいしいぞ!中日のバッターの今の見送り方!」「おい!クセがバレてないか?」ということで試合中にピッチングコーチを呼ぶそうです。
鈴木さんは、じっと相手ベンチを見て、
鈴木義広スコアラー:
うわっ!
また、この監督は気づきやがったな!
と、そういうチームもあるんです。
全く何も気づかない、クセが丸わかりのまま、シーズンが終わるということもあるそうですが、
とあるチームの監督は敏感なのでバレちゃうそうなんですね、見抜いていることが。
そんな中、鈴木さんは言っていました。
鈴木義広スコアラー:
中日の選手で、
もしアカデミー賞があるならば「主演男優賞」を贈りたい選手がいる。
と。
これはどういうことかと言うと、
フォークボールと分かっているのに、フォークボール投げてきました。
一応、振りにかかるんですよ。
「うわぁぁ!危ない!危ない!フォークだった!ふうう…っ!」という演技をする選手がいるそうです(笑)
なぜならば、クセがバレてますよというのがバレないように、
なんとフォークボールと分かっているのに、絶対に振らないんですよ。
でも振りにいって、
「危ない!危ない!危ない!振りにいきそうだったよ!」という名演技をする選手が、
これまた唯一、木下拓哉選手だそうです。
プロの世界は面白いですね。
データだけではなく、
クセ1つとってもあれこれ奥深いところがあるというのを鈴木義広さんに教えていただきました。
『若狭敬一のスポ音』
「らじりく」にはらじお女子のおおやゆかちゃん、うえだみわちゃんが生出演。「ハッピーエンターテインメント」にはステラシータの川瀬絢暉君、松葉界征君、今津賢人君が生出演。「川上憲伸のベースボールトーク」はメジャー移籍の裏話パート2です。お楽しみに! pic.twitter.com/5DZeH5OeJi
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) November 25, 2023
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『中日・鈴木義広スコアラーに教えてもらった“クセ”の話の続き』
若狭アナ:
クセのあれこれ、さらにここからマニアックです。
クセというのは、こっちはもう分かっています。
相手のピッチャーがフォークを投げるかストレートを投げるか分かっています。
クセ好きのバッターに鈴木さんが教えます。
クセ好きなバッターは、それを分かった上でバッターに立っていますから簡単ですよね。
ただ、これ、クセを見抜いているのを見抜かれることもあるそうです。
「おい、おい、ちょっとウチのピッチャー、クセがバレていないか?」と向こうのチームが気づくことがあるんですよね。
キャッチャーが気づいたり、コーチが気づいたり、監督が気づいたりする。
とある球団の、とある監督は、そのクセを見抜いていることを見抜くのが上手くて、
「ちょっとおかしいしいぞ!中日のバッターの今の見送り方!」「おい!クセがバレてないか?」ということで試合中にピッチングコーチを呼ぶそうです。
鈴木さんは、じっと相手ベンチを見て、
鈴木義広スコアラー:
うわっ!
また、この監督は気づきやがったな!
と、そういうチームもあるんです。
全く何も気づかない、クセが丸わかりのまま、シーズンが終わるということもあるそうですが、
とあるチームの監督は敏感なのでバレちゃうそうなんですね、見抜いていることが。
そんな中、鈴木さんは言っていました。
鈴木義広スコアラー:
中日の選手で、
もしアカデミー賞があるならば「主演男優賞」を贈りたい選手がいる。
と。
これはどういうことかと言うと、
フォークボールと分かっているのに、フォークボール投げてきました。
一応、振りにかかるんですよ。
「うわぁぁ!危ない!危ない!フォークだった!ふうう…っ!」という演技をする選手がいるそうです(笑)
なぜならば、クセがバレてますよというのがバレないように、
なんとフォークボールと分かっているのに、絶対に振らないんですよ。
でも振りにいって、
「危ない!危ない!危ない!振りにいきそうだったよ!」という名演技をする選手が、
これまた唯一、木下拓哉選手だそうです。
プロの世界は面白いですね。
データだけではなく、
クセ1つとってもあれこれ奥深いところがあるというのを鈴木義広さんに教えていただきました。
「あいつは分るんですよ」 投手の投球動作中、動いている中で出る“クセ”を見るのは技術が高くないと難しいが、福留孝介さんはそれを見られた → 現役の中日選手にも唯一、ただ1人だけ動きながらのクセを見られる選手が…
ピッチャーの“クセ”を調子が良い時と悪い時で使い分けている中日選手が1人だけいる → その選手は…
クセ1つでも表に出ない攻防もあるようです。