■2023.09.27 中日スポーツ
守備は準備で決まる…中日・堂上が忘れられない2010年日本S第5戦 引退間際に見せた“最大限の準備”#堂上直倫#中日ドラゴンズhttps://t.co/CeYtm1aDJ7
— 中日スポーツ (@chuspo) September 27, 2023
■2023.09.27 中日スポーツ
守備は準備で決まる…中日・堂上が忘れられない2010年日本S第5戦 引退間際に見せた“最大限の準備”
「投げる側は思いやり、捕る時には信じ切るな。僕の守備をつくってくれたのは、奈良原(現楽天育成総合コーチ)さん。そう教わったことを、今も守っているんです」
入団時の中日2軍コーチから、守備の基本を教わった。派手でも華麗でもないが、封殺プレーでは相手との呼吸こそが命運を分ける。投げる側は「早く、見やすく。だけど(体勢が)クロスにはならないように」。球の出どころが見えなければ、捕球ミスを誘発するからだ。しかし、捕る時には味方とはいえ妄信はしない。特にこの日のショートだったカリステの送球にはクセがある。何があっても対応するために「最大限の準備をして」送球を待った。
守備は準備で決まる。そう学んだのは、2010年の日本シリーズだった。2勝2敗で迎えた第5戦。二塁手として先発出場した堂上は1回、先頭打者の打球を失策し、そこから4点を失った。
「スリップする感じになって、ひざに打球が当たったんです。地に足がついていなかったのもありますが、守備は本当に準備だと。結果は誰にもわかりません。でもその前に、どれだけ改善できるかなんです」
今も忘れられない失策とひざの痛み。そこから彼は準備を怠らなかった。中でも柱となったのが「投げる側は思いやり、捕る時には信じ切るな」。まさにそんなプレーを引退間際に見ることができた。
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中日・堂上直倫、背番号『63番』への思いを明かす
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堂上選手が語ります。